汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第820回 Vtuberって言葉が大きくなりすぎた感あるよね

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第820回です。

 

先日「Vtuberは絵のついた配信者になった」というツイートが大きくバズったことは記憶に新しいですよね。

Vtuber好きな俺としてもその後に続くツイートも含めて概ね同意で、特に否定する要素は無いように感じました。

 

そろそろ片手じゃ足りなくなってきた数年前のVtuber黎明期といえば、とにかくやりたいことをバーチャルボディでやるんじゃい!!と言わんばかりにさまざまな人たちがいました。

また、今みたいに3DモデルやLive2Dモデルをパパッと作るツールもないため参入ハードルもそうしたものを自前あるいは然るべき人に依頼して用意できる必要があってそれなりに高かった結果、それはそれは尖った世界ではあったと思います。

 

なんせその高いハードルを飛び越えてでも「俺は俺のやりたいことをやるぜ!いくぜいくぜいくぜいくぜ!おらおらおらおらぁぁ!!」な人たちの集まりだったわけですから、さながら技術屋たちの文化祭みたいな感じで毎日毎日違う方向に尖ったVtuberがあっちからもこっちからも参上するとんでもワールドでした。

 

程なくしてVtuberによるゲーム実況や配信に火がつき、それに伴ってVtuberの活動といえばゲーム実況や雑談配信という流れが定番化。

現在に至るわけですが、まぁそうなった理由はシンプルに需要と供給がマッチしたんでしょうね。

 

Vtuberになってやりたいこと=ゲーム実況や雑談配信であることがいけないわけではもちろんありません。

むしろVtuberという手段を手にすることで躊躇していたやりたいことをやれるようになるのならば大いに応援するべきです。

 

おしむらくはVtuberという言葉そのものがVtuberという枠組みを受け止めきれなかったのが昔のVtuberは〜とかそう感じてしまう人を生んでしまったのではないかと俺は個人的に思っています。

Vtuberとはご存知の通りVirtualYouTuberの略称ですが、YouTubeで活動してない人もVtuberと名乗ったり、その枠に含まれたりしています。

 

一応黎明期には配信プラットフォームが多数あったことと、YouTubeじゃないのにYouTuberを名乗るのは……?ということでVライバーという区別をしたり、それに倣ってVゲーマー、Vクリエイターなどと区分した名乗りを上げる人もいましたが、世間的どころか熱心なファンやリスナーからもVtuberとして一括りにされているのが現状です。

 

これがなかなか問題点だと個人的に思っていて、YouTuberには動画投稿者、ゲーム実況者、はたまた〇〇系YouTuberなどの区分けがある一方で、Vtuberにはほとんどそれがありません。

ゲームをしようが雑談しようが、音楽作りにそもそもYouTubeでの活動がなくでもバーチャルの肉体を得たらぜーんぶVtuber

そこにVtuberになってやってみたいことと視聴者がVtuberに求めるものであるゲーム実況と雑談配信という需要と供給がベストマッチしたことで、Vtuber=バーチャルボディでゲーム実況や雑談配信をする人という強く固い概念が出来上がってしまったように思います。

 

例えば俺が3Dボディを得てフルトラッキングでわちゃわちゃやることでバズったとしましょう。

たぶんですけど珍獣扱いはされるでしょうね。

Vtuberなのにゲーム実況や雑談配信をやらずにバズったら。

 

実際にいます。

Vtuberなのにゲーム実況をほとんどやらない人や、3Dボディでしかできないことをやっている人は。

しかしながらVtuberという言葉の定義や固定観念が固まりすぎた結果、VtuberなのにVtuberという言葉が足枷になる、Vtuberという言葉の意味に界隈そのものが飲み込まれてしまっているように感じます。

 

さりとてVtuberというワードが持つパワーは凄まじく、バーチャルボディを持っている人が今更VtuberではなくV〇〇と名乗るのは売り出していくにはリスキーなんですよね……。

 

俺は今のVtuber界隈もとても好きです。

どうしてVtuberになりたいのかの理由は人それぞれですが、病気や怪我で顔出ししたくない人がVtuberになることで夢を叶えたなんてことや、絵や3Dモデルが作れるからと始めたらそれが次なる活躍に繋がった人を知っています。

さまざまな人が持つ「やりたい!」という感情や「Vtuberになってこんなことしたい!」という願望を叶えるためにもVtuber界隈はもっともっとデカくなってほしいのですが、少ない年数で大きくなりすぎた弊害かVtuberという言葉の持つ意味がVtuber界隈の妨げになる側面があるのは非常に悲しい。

 

もっとVtuberという言葉が自由になってほしい。

Vtuber、もっとやりたいことをガンガンにやれ……。

 

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