汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第821回 ポケモンの能力を解析したアイテムってないのかな?

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第821回です。

 

我々の世界では日々様々な技術が開発されており、その中には動物や昆虫の身体構造から作られたものも存在します。

かつて鮫肌をもとに開発されたコーティングをしたヨットはレースであまりにもぶっちぎりで勝利した結果、めちゃくちゃに抗議をされたんだとか。

そこで気になるのがフィクションの世界でそういったものってあるんでしょうか?

特に気になるのが飛び抜けた能力を持つ生物が人間と共存、共生する世界であるポケモン世界。

当然のように火を吐き水を吐き、風雨を操るポケモンの能力を解析したり、その身一つで岩を砕いたり海底まで潜水するポケモンの身体能力を元にアイテムを作れば人の行動範囲や生活レベルは格段に上がるはず!.……と思ったのですが、ポケモン世界にポケモンの能力を解析したり疑似的に再現するアイテムはビックリするほど出てきません。

そりゃポケモンができることを人間ができるようになってしまったらゲーム的におかしなことになりますし、ともすればポケモン必要ねーじゃん!!的なことになりかねませんから当然と言えば当然なのですが、それにしたってやっぱり不自然です。

 

という話題をTwitterで投げかけたところ、幾人かのフォロワーとこの話題についてお話しすることができました。

まず出てくるのが「そもそもポケモンがいるのならば、ポケモンを使えばいいのでは?」という話。

至極当然納得の理由です。

ポケモンを使えばなんとかなるものであればポケモンを使えばいいだけの話なので、それをわざわざ再現したりするアイテムは開発どころか研究すらされないというのは真っ当な話です。

魔法が存在するファンタジー作品でも、魔法で火がつけられるからライターなんかは開発されませんし、魔法で念話ができるから電話も開発されないなんてことはよく聞く話です。

そしてその弊害ももちろんあります。

例えば先ほどの魔法で火がつけられるからライターなどの着火器具が開発されないというのが良い例で、技術を発展させればいずれ魔法が遅れて見えるようなものが開発されるのに、そこに至らないということ。

念話もわざわざ魔方陣を描いてから特殊なアイテムを用意して長々と呪文を詠唱して……なんてことがあるわけです。

無論これはライターやスマホの恩恵をバチバチに受けている我々が読者という神の視点で見ているからそう思うだけで、作中ではこれが最速最短の最新技術!なわけです。

 

そしてもうひとつの問題は技術の一般化に偏りが出ること。

魔法の例だとそもそも魔術が使えないと火をつけるのも一苦労ですし、念話はできずに手紙しか使えないなんてこともあります。

酷いときには魔法が使えないのを理由に差別が生まれることも……。

 

さて、ポケモン世界の偏りはと言いますと、ポケモンの分布図です。

火がつけたいのに炎タイプのポケモンがいなかったり、電気が必要なのに電気タイプポケモンがいないとどうにもなりません。

最近リメイクが発売されたダイパのシンオウ地方は特に顕著で、炎タイプがあまりにも少なくクリア前だとヒコザル系列以外はポニータのみ、電気タイプも少ないため電気タイプ専門のジムリーダーデンジは電気タイプと相反する水タイプであるオクタンを使う始末。(一応電気技は習得していますが)

 

そんな地方で火が必要ならば?電気が必要ならどうします?

そうでなくとも急遽火や水が必要な時にそのタイプや技を有するポケモンが近場にいるとは限りません。

なればこそ、ポケモンの能力を再現できるアイテム開発は急務だと思うのですが、ポケモン世界ではビックリするほどその手のアイテムが出てきません。

せいぜいがピッピ人形系のアイテムか初代に出てきた幽霊ポケモンの正体を見破るシルフスコープくらいしかありません。

 

となると何かしらの理由があるのでしょう。

まずは技術不足や研究の遅れ。

ポケモンの能力を解析したり再現したりする技術があの世界に足りていないというものですが、これは疑問符。

というのも初代から人工のポケモンであるポリゴンシリーズが登場していますし、その後もゲノセクトやタイプ:ヌルといった機械とポケモンのハイブリット、複数のポケモンを掛け合わせたと思しきポケモンが登場しています。

新たな生物を生み出したり、それを機械と融合させたりはできるのに、一部だけを再現するのが不可能というのはちょっと難しいですよね。

無理矢理理由付けをするなら技術の独占。

ポリゴンシリーズはシルフカンパニーの技術ですし、タイプ:ヌルはエーテル財団の技術。

後者においてはエーテル財団の暗部的な扱いをされているので公的に人工ポケモン技術を有しているのはシルフカンパニーだけなんですよね。

プラズマ団はゴリゴリの反社会組織ですし。

 

しかし世界的大企業があからさまに技術の独占を行うと批判がヤバそう。

 

となると問題は倫理。

無から作られたポリゴンならいざ知らず、既存の生物をいじっているゲノセクト、タイプ:ヌルはさすがに……ということなのでしょうか。

 

まぁマギアナゴルーグみたいに太古からポケモンを作り出した話はあるので、いずれ現代の人々も禁を破るのでしょうけど。

 

じゃあ人々は苦しみながら暮らしているのか?

そんなことはありません。

皆笑顔で暮らしています。

 

つまり、このポケモンによる生活補助を代替するサービスがあるのでしょう。

フォロワーは言いました「ポケジョブのようなサービスがあるのでは?」と。

 

それだーーーー!!!

 

剣盾で実装されたポケジョブというシステムは手持ちのポケモンを企業に貸し出して仕事をさせることで報酬を得るシステムなのですが、トレーナーが企業の仲介を得て各所にポケモンを貸し出すことで問題解決をしているのではないか!?

幸いにしてポケモン世界は通信交換システムを用いることで遠くの人ともほぼタイムラグ無しでポケモンのやり取りが可能!

事前にサービスに加入しておいてからポケモンが必要になったときに申請をするとポケジョブに派遣されているポケモンの中から用途に応じて貸出がなされる……これなら筋が通る!

 

近年のポケモンは自身の手持ちではなくライドポケモン等が力を貸してくれるパターンが多いため、それらも契約ポケモンだと考えれば……!!

 

恐らくストーリー中で主人公が自由自在にポケモンを呼び出せないのは旅程を踏破するのもポケモントレーナーとしての腕前とかそういうことなのではないでしょうか?

 

ポケモンの能力を解析するのではなく、ポケモンそのものをやり取りすることで問題解決をするのであれば、アイテムの研究や開発がされないのも道理です。

いやぁスッキリした!!

やはり頼るべきは集合知

今後も疑問を自分の中で解決するため、集合知には頼りにさせていただきたいですね。

 

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