常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第1005回です。
美少女コンテンツ、それは日本のお家芸にして今や伝統芸能となりつつあるもの。
男率100%の熱き血潮と飛び散る汗の世界もそれをまるっと美少女に差し替えることで美しく可憐な世界に早変わり。
それでいて時折覗くコンテンツが持っている熱き血潮と飛び散る汗の成分は普段の可憐な世界とのギャップもあってより強く描写され、必然的にそのコンテンツそのものの格を落とさずに人々を強く惹きつける。
実在の人物を女体化した作品は枚挙にいとまがありませんし、戦艦を女体化した艦これなどに連なる擬人化コンテンツも数多あり隆盛を極めています。
その中でも近年脚光を浴びたものといえばやはりウマ娘プリティダービーの面々ではないでしょうか？
ゲームの発表から実際に世に出るまでが非常に難産で、「ゲームが出るまでにアニメが二期始まって終わった」「ゲームが出ないから他のゲームにコラボとしてチラ見せした出演時間の方が長い」「公式がゲート難」とさまざまな物言いを受けながらもサービス開始した本作はそのクオリティもあって大ヒットを飛ばしました。
でもメインテーマGIRLS' LEGEND Uの冒頭で「やっとみんな会えたね」って歌詞はお前は言うな、お前だけは言うなって思いますよ、俺は。
さて、このウマ娘プリティダービーは実際の競馬にも大きな影響を与え、開催されるG1レースの入場者数は例年を大きく超えていきました。
今や「ウマ娘プリティダービー」から「娘」と「プリティ」が抜けて「ウマ ダービー」になってしまっている人も少なくないでしょう。
そう、競馬というギャンブルコンテンツですらこうなのです。
それほどまでコンテンツ×美少女コンテンツという合体パワーは強いのです。
であれば次の美少女コンテンツもギャンブルコンテンツから出てもおかしくはない！
じゃあ逆に美少女コンテンツと関わりの薄いギャンブルコンテンツはなにか？
競艇・競輪といったあたりは美少女コンテンツとの関わりこそ薄いものの本質的にスポーツであるという点もあってか、結構有名なアニメや漫画が存在するんですよね。
そんな時に目をつけたのが……麻雀です。
麻雀そのものではなくて昨今の麻雀業界の取り組みです。
麻雀自体はギャンブルコンテンツではありません……が、しかしどうしても賭博のイメージがつきまといます。
無論かつてはそういったことが当たり前に行われていたという背景もあってのことではあるのですが、近年でも有名な人が賭け麻雀による違法賭博をしていたニュースがあったりとどうしても賭博のイメージが拭えません。
むしろギャンブルコンテンツでは無いが故にそこで行われていることは違法行為の温床というイメージがついてしまっていると言えます。
そこで最近の麻雀業界はVtuberを取り込んだり、プロが積極的にYouTube配信などで麻雀がどれほど奥深いゲームなのかを解説して盤上スポーツとしての麻雀を強くアピール。
漫画やアニメの後ろ暗いイメージはフィクションのもので、現実の麻雀は知的でエキサイティングなクリーンスポーツという清浄化を推し進めています。
これだ！！
この本来後ろ暗いイメージを払拭するためのものが新しい美少女コンテンツの覇権を握る鍵なのです！！
となればイメージ先行しがちなコンテンツ……そう、パチスロです。
美少女たちが最強のパチスロクイーン「パチスラー」の称号を得るために鎬を削りながら銀玉を弾く！
世は大パチスロ時代！！
……ダメな匂いしかしないな、コレ。
そもそもケンロクエンはパチスロ経験が龍が如くのゲーム内しかない上に、一度友人に1000円奢るから打ってみ？と渡されたものの、店内のあまりの爆音と銀玉のガチャガチャ音に耐え切れずにものの数分で頭痛になり、渡された1000円を握りしめてパチンコ店の敷地内にある喫茶店でケーキとコーヒー飲んで帰ったというダメ過ぎる経歴の持ち主なので……。
というかパチスラーって称号自体なんかすげぇダメっぽいよなぁ。
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