常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第982回です。
シリーズもののゲームで続編が出ると舞台である地域が変わることがよくあります。
最初はAという国が舞台だったのが次作ではBという違う国が舞台で、モブの台詞や作中の文献などで「昔Aでは『前作の話』ということがあってな……」というセリフなんかを聞いて、今作は前作の未来の話とかの時系列を推測したりして楽しむわけです。
上記の通り次作が前作の未来の話ならいいんですが、時として前作と同じ時系列の違う国や地域の話だったり、国や地域はともかく前作より過去の話だったりすることもあるわけです。
そして、ゲームというのは基本的に世代が進むごとにユーザーフレンドリーになるもので、いろんな操作や要素がよりやりやすくなっていきます。
これは一概に簡単になるというわけではなく、例えば前作では基本アクションのタイミングがシビアで使いづらい技があったところをタイミングの判定を緩くすることで使いやすくするという部分では簡略化ですが、ゲームが進んでいくと簡単な操作×簡単な操作を要求されることも増えていきます。
その時簡単な操作1つ1つはできるものとして扱われるため、結果として終盤では複数の操作組み合わせが当たり前になって以前より難易度が上がっていたり、自分で複数の操作の組み合わせを変えることによってよりプレイ深みが出たりするわけです。
そしてこれはゲーム中の移動なんかの根本的な部分においても同様で、昔はゆっくり歩くことしかできなかったのが次作では高速移動できるようになり、最新作ではポイント間のワープやファストトラベルまで実装とどんどん進化していきます。
こうしたゲームサイドの技術の進化をゲーム内でどのように描写するかは結構見どころで、ゆっくり徒歩から素早く走れるようになった作品でグラフィックの進化とあわせて「昔は路面がデコボコして（ポリゴンがジャギジャギして）歩きづらかったもんだが、新しい王様になってこの辺も一気に改善して（新作のグラフィックめちゃ綺麗に頑張りました！）スイスイ走れるようになったよ！」と技術の進化、グラフィックの向上、世界観の説明を一気に行ったりするわけですね。
が、これが前作と同一時間軸、あるいは過去編だった場合は話が別。
鎖国してる？というくらいに技術格差が存在したり、過去から未来に向けて技術の衰退が起こったりしてるのかと疑うレベルに段違いが発生してしまうのが困りもの。
というのも少し前に久しぶりにモンスターハンターワールド:アイスボーンをやったんですよ。
アップデートは終了して作品としては完結したものの、その圧倒的なボリュームから今なお凄まじい歯応えがあり、モンハンシリーズ最高傑作と言う人も少なくないワールドですが、久しぶりにプレイした俺を待ち受けていたのは無慈悲なハメ殺し。
ライズシリーズでガルクと翔蟲に慣れ過ぎたために移動が大変ですし、ダメージからの復帰も容易ではありません。
間違いなくめちゃくちゃ楽しい！
でも犬と蟲が欲しい！
広大なフィールドがすごい！
そのせいかより犬と蟲が欲しい！
世界を滅ぼしかねないモンスターも、それを阻む人間の立ち回りも全て大自然というの巨大な流れの一部という壮大な視点が大好き！
その流れに犬と蟲も組み込むことは無理だったのだろうか！？
いやね、どう考えても大陸間を移動する巨大船団や飛行船を開発しているワールド組の方が山奥の戦闘民族ライズ組よりも技術レベルが高く見えるんですよ。
そのワールド組がどうしてより狩猟を効率化させる狩猟中の移動力と人員不足を補うための死亡リスクの低減に目を向けられなかったのかは非常に気になるじゃないですか。
そりゃまぁメタ的な理由で言えばワールド当時は犬も蟲もシステム的に存在しなかったわけですし、設定的にも土着の技術なんでどこにでも犬と蟲を派遣できるわけじゃないですしね。
とか思ってたらサンブレイクでフィオレーネたちがいる王国に犬と蟲の技術を輸出しているじゃないですか！！
頼むよ〜！
新大陸にも犬と蟲を輸出しておくれよ〜！
犬と蟲が加わったモンスターハンターライズボーンがあったらめちゃくちゃ面白いと思うんですよ！
はぁ……散々犬と蟲をモノにしたと思っていましたが、どうやら飼い慣らされていたのは俺だったようです。
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