汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第926回 プレイヤーに干渉してくるキャラや展開、いいよね

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第926回です。

 

自分がゲームやアニメ世界のキャラクターであることを認識しているキャラ、昔ほどではないですがまだまだ珍しく、そして俺はそういうキャラが大好きです。

 

やはり代表格と言えばデッドプールでしょうか?

自分が物語上のキャラクターであることを認識した上で観客に向かって騒ぐ騒ぐ。

他の作品のこととかガンガン言って騒ぎまくる。

他のキャラはそうじゃなく、彼しかこの世界が作劇の世界であることを認識してないのでおかしな人物に見られていますが、それも気にせず騒ぎまくる。

 

他にもギャルゲーだかエロゲーだかで特定のルートに入ると女の子が「お前だよ!お前!」と主人公を越えてプレイヤーに詰問してくるゲームとか、本来モブキャラだったキャラクターが恋に目覚めることでモブキャラの座から脱しようと奮闘、恋した相手はよりにもよって主人公ではなくそれを操るプレイヤー!なんてゲームもありました。

 

あとCv千葉繁さんのキャラクター、ギャグパートでその手のメタセリフ言わされがち。

 

こうしたストレートに現実を認識してたり、こちらに干渉してくるキャラや展開も好きなのですが、さりげなくそれを匂わせてくるキャラや展開も大好きです。

何気ないセリフやシーンでそれを匂わせ、後から気付くとゾクゾクする……なんて感じだとめちゃくちゃ好きです。

 

例えば「どんなに倒れ伏しても立ち上がり、頑張ってきたじゃないか!!」というセリフ。

誰しも一度は聞いたことがある……気がするレベルでよくあるセリフです。

ですが、ゲームにおいて主人公が負けたり倒れたりすることってあんまりないんですよね。

と言うと「あの敵に何度も負けたぞ!」と思う人もいるかもしれませんね。

正確には「ゲーム的に」負けることはあっても、「ストーリー的に」負けることはほぼありません。

 

負けた時に使えるコンティニュー。

コンティニュー(続行する)とは名ばかりで、実際には負けた戦闘の直前に戻されたり、選択肢を選ぶシーンまで戻ることが多いです。

そして100回ボコボコにされても101回目で勝てば、1回目で勝った時と同じようにストーリーが進みます。

なのでストーリー上は負け無し扱いで進行するゲームはとても多いです。

 

それゆえに絶対勝てない負けイベントが挟まれて、挫折からの復活イベントとかが映えるのですが、敵からしたら恐怖そのもの。

罠も策略も爆速突破して、四天王や大幹部もノーミス撃破しているように見えるんですから、そりゃ躍起になって主人公を倒そうとするわけです。

 

そんなラスボス戦で放たれる「どんなに倒れ伏しても立ち上がり、頑張ってきたじゃないか!!」というセリフ。

よくよく考えれば何度もやられたことをコイツが認識しているはずもない。

そういえばコイツやけに察しが良かったり、こちらが欲しいアイテムをピンポイントで持っていたりしたな……まさか!?というわけです。

 

またギャグシーンでよくあるカメラ目線でポーズを決めて、次のカットで見当違いの方向を向いているのを「どこ見てんのよ……」と突っ込まれるシーンも、ギャグかと思いきや実はプレイヤーを認識していたなんてこともありますね。

ギャグセリフをよくよく聞き返すとこの後のネタバレも良いとこだったりすると更に良しです。

 

使いすぎると陳腐になってしまいがちですが、それでもやっぱりこういうキャラや展開はゾワッとしますね。

 

オススメの作品を聞きたいですが、聞いてしまうとこの手のギミックが途端に面白く無くなってしまうので、巡り合わせに期待するしかないのですが、彼等はそんな俺すら認識して笑っているかもしれませんね。

 

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