常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第654回です。
友人たちと好きなゲームキャラの話をしていたのですが、主人公がいの一番に上がる作品って少ないなぁって思ったんですよ。
まぁ主人公なんてセリフの大半が「はい」と「いいえ」で没入感を出す為に没個性的にされているのでどこのゲームでも似たり寄ったり……なのは今は昔!
というかかなり前からそんな「はい」「いいえ」しか話さない主人公なんてキャラクリエイトでゼロから作れるタイプの主人公くらいしかおらず、物語にガッツリ関わってくる主人公ばかり。
にも関わらず友人間で「1番好きなキャラクターは主人公!」というタイプのゲームがあまりにも少なかった!何故だ!
かくいう俺も主人公が1番好きなゲームってパッと浮かんだのがテイルズオブエターニアのリッドくらいですね。
典型的巻き込まれ主人公ながら物語中盤まで等身大の幸せが確保できればそれでいいという親しみのある性格に加え、「面倒なことは国に任せよう」という主人公にあるまじき発言。
そんな彼がアイメンの街が虐殺にあったことを契機に「許さねぇ!」と1人静かに闘志を燃やし、やがて世界の危機へと向き合っていくあたりはとても熱い!
最終局面で散々ヘタレと茶化してたキールがドストレートに愛の告白をする一方でリッドは「実質」プロポーズ的な発言しかできないあたりがね…良いんですよ…本当にコイツは!って感じで。
そしてそれをしっかりとわかっているヒロインとのやりとりが最高なのでテイルズオブエターニアをアーカイブで配信してくださいバンダイナムコさん!PS Storeで買えるのPSP版だけで初代PS版の配信がないとか正気ですか!?
閑話休題。
さて、どうしても1番にならない感のある「主人公」という立ち位置ですが、それについても友人たちに聞いてみました。
まず最初に出てきたのはやはり主人公=自分だからというもの。
自分の分身だからこそ好きなキャラ=主人公から見た目線での話になってしまい、自然と選択肢から外れるというもの。
なるほどたしかにわかる気がします。
また、主人公はこれ以上知りたいことがないからという意見もありました。
主人公はストーリーで最初から最後までいるので過去から現在までしっかりと掘り下げがされていたり、ストーリーの邪魔にならないようにとそこまで掘り下げがいらない出自だったりで、最後までやれば主人公に対してはこれ以上知りたいことがないため、気にならなくなってしまうとのこと。
1番謎の多い存在が主人公という作品がないわけではありませんが、そういう作品は確かに稀ですもんね。
ましてやクリアしてなお主人公のこと全然わからん……という作品は珍しいでしょうね。
そして1番なるほど〜と唸ったのは「主人公=自分のはずなのに自我があるから」という友人の意見。
例えば敵を倒しますか?という問いに「はい」「いいえ」で答えるとして、プレイヤーである友人もストーリー的な意味合いでの主人公も両者共に「はい」を選んだとします。
プレイヤーである友人はその理由が「ヤロウ!ぶっ殺してやる!!」という非常にバイオレンスな理由なのですが、主人公がセリフ付きで「世界の平和を守る為に!!」とか言うとあっ……ってなるらしいです。
俺の分身が俺の選んだ選択肢を俺とは違う理由で選ぶ可能性があるのは主人公だけだからという友人の話は目から鱗でしたね。
俺も恋愛要素のあるゲームで主人公が自分の意に反して照れ隠しとかしてヒロインと険悪になったりして自分の意思と乖離が始まると似たような気分になったりします。
コレはイケるやろ!と思ったところで主人公がいきなり自我を全開にして俺がしっかりと敷いたレールから離れ出した時はオベリスクを生贄に捧げた海馬を見たイシズみたいな気分になります。
そういえば前述したテイルズオブエターニアのリッドも、自我こそあれど俺の予想から離れたことはしないし言わないキャラだったから1番好き!と言えるキャラなのかもしれません。
後の面倒なことは国に任せよう発言も初めてプレイした時は「それ言っちゃうんだ!」と度肝を抜かれましたが、言っている内容自体は「わかる〜!」と共感を得られるものでしたし、所々ある熱いシーンや世界の危機に立ち向かう決意も「俺も世界を救いたい!」と共感して寄り添えるタイミングだったなぁと思います。
かぁ〜っ!コレがシナリオライターの腕前ってやつなのか!?
すごい気になってきた!
みなさん!主人公こそが1番好きなキャラクターなゲームを教えてください!
これは…面白いぞ!!
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