常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第639回です。
ゲームのシステムはゲームごとに多様化しており、中にはこのゲームといえばこのシステム!みたいにシステムそのものがゲームの代名詞や名物のようになっているものも少なくありません。
そんなゲームのシステムですが、みなさんは何か衝撃を受けたもの、記憶に強く残ったものはあるでしょうか?
俺がこの手の話でまず思い浮かぶのはコナミのエモーショナルボイスシステムですね。
エモーショナルボイスシステム(以下EVS)とはなんぞや?という方のためにザックリ説明すると、キャラが自分の名前を呼んでくれるシステムです。
例えば「ケンロクエン」と入力すれば、登場キャラが自分のことを「ケンロクエン」と呼んでくれるってわけです。
当たり前に思えるこのシステムですが、当時は本当に衝撃的だったらしく、主人公=プレイヤーで、名前が任意設定できるゲームではキャラクターは主人公のことを「キミ」「アナタ」などの二人称でしか呼ぶことのなかった時代に自分の名前をキャラクターが呼んでくれるのはそれだけで奇跡と言えるレベルだったようです。
しかもそれを初実装したのが恋愛シミュレーションゲームの金字塔、ときめきメモリアル2だったこともあって、当時のプレイヤーは悶絶必至だったとか……。
たしかにキャラクターが自分の入力した名前を呼んでくれれば没入感は全然違うでしょうし、それが珍しい名前とかだったりすると感激でしょうね。
ただ俺がこのEVSと出会ったのはときめきメモリアルではないんですよね。
それはなんと実況パワフルプロ野球。
コナミはこのEVSをよりにもよってスポーツゲームであるパワプロにも実装。
それによりどんな名前であっても実況やウグイス嬢が名前を呼んでくれるという素晴らしい状況が実現!
そりゃ満員のスタンドと割れんばかりの歓声をバックに「4番、バッター…ケンロクエン!」って言われりゃ嫌でも盛り上がるのは想像に難くないですが、それを成し遂げたのが恋愛シミュレーションのシステムだとは……。
いや、フルボイスは必須で、頻繁に名前を呼び合う都合上恋愛シミュレーションやアドベンチャーゲームにそういうシステムが求められ結実するのはある種必然。
ただそのシステムをスポーツゲームの実況にも使っちゃおう!という柔軟な発想は衝撃そのもの。
俺も普段何気なく使っているものがもしかしたらとんでもなく大活躍するヒントを秘めているかもしれないなぁ。
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