常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第925回です。
星のカービィシリーズやスマブラシリーズでお馴染みの有限会社ハルの社長、桜井政博さんがYouTubeチャンネルを開設されましたね。
その名も「桜井政博のゲーム作るには」
スマブラも最後のDLCが終わったんだし、桜井もういい！休め！！と思わないでもないですが、言わずと知れたゲーム制作界のウルトラレジェンドが手ずから解説とあっては無視するわけにもいくめぇ！ということで拝見したのですが、これ……凄いのではないでしょうか！！
「世界中のゲームの面白さを少しだけ底上げする」をコンセプトに動画作りをされているのですが、ヒットストップやフレーム、ゲームの面白さの側面の1つであるリスクとリターンをわかりやすくかつ丁寧に、それでいて短時間でサクっとまとめています。
コレよコレ！こういうのが欲しかったんですよ！！
ゲームの面白さを理解するには要素の分解が必要というのが俺の持論でして、なんでこのゲームは面白いんだろう？とか、なんでこのキャラクターは俺に刺さるんだろう？なんてことを考えるのは大好きなのですが、コレをクリエイターサイドからやってくれるなんて嬉しくて仕方がない！！
好きを言語化するのは当ブログ、汚泥の底日誌の目指すところではありますが、この手の自分の好きを理解するためにより細かな要素が知れる取っ掛かりになるものというのは非常に好きです。
ゲームがポン！と置いてあって、それが好きなのは何故なのか？
ストーリー？キャラクター？音楽？演出？
ストーリーならどんな部分が好きなのか？
キャラクターならどこが心に響いたか？
音楽が好きだ！と思ってサントラ買ったら意外と盛り上がらなくて、演出とのかみ合わせでで初めて好きになれたということがわかった！なんてのはあるあるですよね。
こうした自分が何故このゲームが好きなのか？というポイントを分解していくのはとても楽しいです。
ちょっとビターな終わり方をするストーリーがたまらなかったり、キャラクターのこのシーンのこういう考え方が好きなんだ！という感じに、好きなものが何故好きなのかを分解するのは自分自身との対話です。
好きなことを通じて自分の好きをより掘り下げたり、見つめなおしたりすることで他の好きを見つける切っ掛けになることもよくあります。
好きなものはそれそのものが新たな好きや楽しみを知るための尽きることなき鉱脈で、幸いなことにいろんな人が手軽にいろんなものを発信できる現代社会は、その好きに応えてくれるものが必ずあります。
ですが鉱脈から自然と鉱石が噴き出てくる！なんて都合の良いこともないのが悲しい現実。
なので自分の好き鉱脈を掘るのです。
このストーリー好きだけど、特にこのシーンが素晴らしいよなぁ！という要素。
まさか悲しいシーンと嬉しいシーンで同じBGMを使うことで悲劇を乗り越える成長を現すなんて！という要素。
そうした要素の鉱石を削って磨いてカットして、自分はこういうもののこういう部分が好きなんだ！というところに気づけると、新しい好きなものはグッと探しやすくなりますよね。
まぁあまり深堀りしすぎると似たような作品ばっかりになってしまって食傷気味.……なんてことにもなりますから、流行ってるから！友達がやってたから！なんてライトな理由であまり情報のない世界に飛び込むことも大事なんですけどね。
そうした好きを分解した要素を知れるかもしれない桜井政博さんのYouTubeチャンネルが更新する度にワクワクしますね。
俺はクリエイターでもなんでもないのでこのチャンネルか得た学びを何かに活かしてものづくりなんてことはないと思いますが、それでも自分が好きな作品がどういうコンセプトや演出なんかを使って作られているのかは好きを知る大きな手掛かりになります。
俺は自分の中から、あちらは作品の内側から要素の鉱石を掘り出していく、双方向の対話のようなものですね。
.……いや、どう考えても俺の一方的なやつなんですけど.……。
しかしこのYouTubeチャンネルのこの動画.……。
この世の誰もできないようなハードル爆上げ作ってみたサムネは卑怯でしょうよ！！！
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