常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第924回です。
オンラインゲームの時代です。
あれもこれもオンラインで協力or対戦モードがあるのが当たり前になりつつある昨今のゲーム界、新しいゲームだけでなく往年のゲームがオンライン仕様になって再登場！なんてのも珍しくなくなりました。
いつでもどこでも誰とでも遊べる中で、見知らぬ人と遊ぶ機会もグッと増えましたね。
突然協力してくれた強すぎる人が、自分が必死になって戦っていた敵を鮮やかに倒す姿や敵対して現れた1人に自陣がなすすべもなく殲滅されることもあれば、逆に協力者として現れたにも関わらずやられまくって足を引っ張られたり、敵の間者か？と言いたくなるようなプレイングでこちらを終焉に導くような人もいます。
そして時にはその地雷プレイングを自分がやってしまったりして申し訳なくなることも……。
そんな地雷プレイングをしたくなかったり、友人とやいやい言いながらやるゲームの方が好きだということもあって、オンライン要素のあるゲームを避けてたり、オンラインプレイをやらずにオフラインばっかやってたりしがちなのですが、ここ最近はそうも言ってられないゲームが山盛りで、渋々オンラインで遊んでいます。
して、オンライン対戦ゲームの話なのですが、特に従来対面で行う対戦ゲームがオンラインゲーム化した時なんか顕著なのですが、相手の情報から強さがわからないんですよね。
カードゲームなんかだとよくあるんですが、割と相手の立ち居振る舞いからなんとなくの強さが感じられるシーンってのが多々あるんですよ。
そんな漫画の武道の達人みたいな……と思うかもしれませんが、これがマジ。
優れた武道の達人やスポーツ選手ほど器具や道具を丁寧に扱うように、ゲームでもカードやアイテムを綺麗に使います。
まぁアレでかなりお金のかかる趣味ですから、ゲーム以外のアイテムについては長持ちさせてコストダウンさせたいっていう切実で即物的な意味合いもあるんですけどね。
次いでルールに精通しているということ。
これもスポーツなんかと一緒ですね。
細かいルールや季節、年式ごとのルール変更なんかにしっかり目を通して把握している人は強いです。
そしてそういう人は
玄人「（多分相手はAかBのどちらかを持ってるけど、どっち持ってるかで対処法が変わるなぁ……そうだ！）これ使います！」
並「おっ！じゃあ俺はAで対抗します！」
玄人「あっすいません……今のルールだとこういう理由でAは使えないんですよ。（かかったな！アホが！！）」
並「あっ本当ですね！すいません！（ヤバイヤバイヤバイヤバイ！！！）」
といったある種ダーティなプレイングも可能。
こんな感じで立ち居振る舞いから強さを推し量ることができるのですが、オンラインになるとそうもいかない。
器具の扱いもルールの把握もゲーム側がやってくれます。
こっちが攻めてるつもりでも表情から向こうも焦ってるのか、それとも全ては掌の上の余裕の笑みなのか察することもできないために、ある意味超能力めいた読みすら必要になってきます。
そしてそれは相手も同じ。
こっちのクソザコプレイングを罠かと思って後手に回ったり、実は場に残されたカードで殴ればそれがどんなに貧弱なクソザコカードでも勝てるのに、勝手にこちらに対応策があると深読みしすぎて降参されることと多々あります。
故に相手を油断させるために生まれた戦法が初心者偽装戦法。
プレイヤーネームやアイコンを初心者っぽくし、プレイングも攻撃しても倒れないカードをひたすら殴ったりとルールを把握していないフリをすることで相手の油断を誘うクソ戦法。
しかしこれがなかなかハマる。
相手を初心者だと思うと慢心してしまうのは人の性のようなもので、初心者ならまぁ……と思って安定した勝ち筋を捨ててロマンコンボに走ったり、相手のライフを大きく超えて攻撃力を成長させたりしたくなるのはあるあるなんです。
そこを一転攻勢で仕掛けられた時の精神的な動揺は凄まじく、ついでにロマンのために不必要なまでにリソースを消費してしまうがために戦術的にも立て直しが難しかったりでドカン！なんてのもままあります。
故に初心者偽装戦法は結構見るのですが、たまにいるんですよね、隠しきれない玄人が。
初心者大好き！なカードを使って、プレイヤーネームも初心者や低年齢的な名前をしているにも関わらず、異常にプレイ速度が早かったり、こちらのコンボの中間点の1番止められたくないところで妨害カードを使う＝こちらの戦法を知識として熟知している玄人が！
さながらスモックを着たブロリーが如く、隠しきれない戦闘力を高めに高めて襲いかかってくる様はまさに狂気。
やめろブロリー！気を高めるんじゃあない！！
そして気付けばコテンパンにやられるこちら側。
ちくしょうやるなら初心者のフリなんかせずに一思いに殺してくれ！
まぁ人のことは言えないんですけどね。
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