常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第919回です。
漫画やゲームがアニメ化することは原作ファンにとっては嬉しいことで、これを足がかりに大きく弾みをつけて欲しいと日々願いながらアニメを見ることになります。
そんなアニメや劇場映画化ですが、さまざまな理由でアニメオリジナルの展開を挟んだりすることがあります。
今ではほとんどその数を減らしましたが、かつてゴールデンタイムにアニメが年間通して多数放送されていた頃は、アニメが原作に追いつくという事態がちょくちょく発生しました。
なんせ原作漫画でド派手なバトルシーンが十数ページにわたって行われたとしても、それをアニメにするとほんの数秒から数十秒で終わってしまうなんてのはよくあることでしたから……。
そのためアニオリ展開を挟んで原作の方のストックを貯めて間合いを測るわけですね。
しかしアニメといえば深夜が主流になってきた近年は事情が変わり、1クールや2クールといった短い期限でアニメをちゃんと終わらせないとならないわけです。
そのため本来はあった話を削らざるを得ないことが多々あるのですが、問題は終わらせ方。
原作通り話の区切りになるボスを倒したり問題を解決したりして「続きが気になる人は原作を買ってね!そしてアニメの続きができるように応援してね!」なんてことはよくあるのですが、そうなると根本的な問題は何も解決しないままなので人によってはモヤモヤします。
特にラスボスが序盤から顔見せしているタイプの作品だと物語全体から見ると中ボスクラスの敵を倒しただけで大団円のような雰囲気を出すことになり、非常にもやっとしますよね。
主人公「俺たちはやったんだ!」(元凶は普通にまだいる)
ヒロイン「これでもう安心ね!」(親の仇が悠々闊歩)
ライバル「ふん……俺はどうでもいいがな」(実はラスボスが原因だがそこまで話が進まないのでなんでこいつがライバルなのかイマイチわからない)
こんな感じのこともあるわけでして……。
なので実はコイツすげぇヤバいやつなんすよ〜というとりあえずのラスボスを用意してとりあえず展開としては綺麗に終わらせたりすること多数……。
これが劇場映画になるとちょっとだけ毛色が変わりまして、「映画はパラレルワールド」ということで好き放題やっていい感じになっていることが多いです。
やられたはずの1章のボスが2章のボスやオリジナルの敵と手を組んだり、こちらも離脱したりした仲間と夢のタッグを組んだりしてパラレルならではの展開を見せてくれたりします。
とまぁさまざま形のアニオリ展開を話してきましたが、なんというかその……だいたいのアニオリが賛否両論!!
そもそも原作ファンとしては原作そのままアニメ化してほしい勢が結構な数おりまして、最初の原作に追いつくから仕方なくアニオリや劇場映画だからパラレル前提のアニオリならともかく、終わらせるためのアニオリはとにかく賛否両論!というか否が多い!
〇〇までやれば区切れるじゃん!とかそもそも話をまとめられないならアニメ化すんな!とかの意見が噴出し、それでも面白かったり人気が出ればそれはそれでな感じになるものの、もしコケたりした時の怒りの様相烈火の如し……。
また、本来は逃げ出すボスを倒してアニメを終わらせた結果原作と大きく話が変わってしまって続編制作が困難になったり、とりあえず話を終わらせるために用意したオリジナルラスボスがどう考えても原作のラスボスより強い……なんていう弊害も。
ただやはりアニオリ展開の中にも当然視聴者のハートをガッチリ掴むものも多く、コレを踏まえた上で原作を見たい!とフィードバックを望むものもあったりするんですよね。
そしてガッツリフィードバックとまでいかなくても、そしてそれがどれだけ批判の多いアニオリ要素であっても、原作の漫画の背景や小物にアニオリや映画を匂わせる人物や小物が写りって「原作は違う世界を選んだけど、アニオリの彼らも表舞台に立たないだけでちゃんといるよ」的な演出をされると「まぁアレはアレで良かったよな!」となってしまうんですよね!
オタクチョロい!!
とはいえアニオリがドカンと成功したアニメはどうしても俺の中では少数派のイメージですし、どちらかと言うと原作そのまま見たい派なので、どうかアニオリ展開はお手柔らかにお願いします。
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