汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第888回 再アニメ化してほしい作品がある

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第888回です。

 

漫画にゲームにライトノベル

自分が追っている作品のアニメ化が決まった時には我が事のように喜んだ人も多いのではないでしょうか?

 

俺も例外ではなく、自分が追っている作品がアニメ化したとなればそれはもうガッツポーズ決めるくらいには喜ばしいものです。

 

ですが、アニメ化されることの弊害も当然あります。

例えばゲームのアニメ化だとゲーム特有の自由度の高さはほぼ死にます。

ひたすらフィールドを歩くシーンや本筋に絡まないサブイベントは軒並み削除された結果、ひたすらに激動のメインストーリーが続く結果となり息つく暇も無い展開になりがち。

 

元の作品が長い旅路の中で己の宿命や敵との邂逅を経て世界の平和を勝ち取る!みたいな作品だった場合は一転して人類救済RTAくらいにギュギュッとお纏め。

 

逆に漫画は戦闘シーンなんかが数ページに渡って行われたものがアニメにすると数秒で終わるために追加シーンで引き伸ばし。

かの有名なドラゴンボールが代表的ですね。

 

そのため超強いはずのキャラが原作で瞬殺した相手と長々と戦ってたりすることもままあります。

 

で、問題はライトノベルのアニメ化ですよ。

ライトノベルの方は地の文で移動シーンとかがサラッと流されることが多く、その分シーンの追加がアニメで必要です。

またライトノベルという媒体の関係上説明や解説もそのほとんどがキャラのセリフにやるところが多く、漫画とは違って1ページが数十秒から数分かかることもよくあります。

 

その結果何が起こるのか……。

そう、尺が足りないのです!!

 

1〜10までを全部やろうと思ったらとてもじゃないが時間が足りない!

だから1-5-8-9-10くらいの歯抜け展開になってしまうのですが、当然それだと10に至るまでのエピソードが足りないわけで、その結果いくつかのルートを辿ることになります。

 

1つは良い感じのところで区切りをつける未完パターン。

物語の最後まではやらないけれど、とりあえず収まりの良いところまではやっておく。

というか一時期のライトノベルアニメはちょっと人気が出ればそれこそ青田買いレベルでアニメ化されていて、そもそも話が途中だからこうするしかないものが非常に多かったですよね。

 

しかしその分最初から序盤の山場までという極短い間だけをアニメ化するので、エピソード自体は抜けがなく、丁寧な作りになるものが多いのも特徴的でした。

細かいところまでしっかり再現され、中には駆け足だった序盤をたっぷり時間を取ってアニメ化した実質完全版とも言えるレベルで仕上がっているものもあり、コレについては一長一短。

 

次いで無理矢理最後の10まで持っていくパターン。

最終決戦の盛り上がりや終わり方が綺麗だけど尺が足りない作品がこのパターンになりがちで、中盤の展開をバッサリカットしたり、めちゃくちゃ駆け足にしたりして無理矢理最終決戦に持っていくことがあります。

終わり良ければ全て良しを地で行くスタイルで、とにかく原作の1番美味しいところだけ味わってほしいという気概は伝わるある種ストロングスタイル。

 

バトルものだと中盤の修行やパワーアップイベントがカットされた結果、飛車角落ちに近い状態で最終決戦に臨んだのにラスボスをボコボコにしちゃうので、相対的に原作より格段に潜在能力爆上げになったりするのは御愛嬌。

 

ただものによっては最初と最後だけ見れば良いとか、中盤のカットと駆け足展開は中弛み扱いされがちなのでこれまた一長一短です。

 

そして最後は原作と違う10に辿り着く作品。

尺が足りないから途中のエピソードをカットしようにも、アレをカットしたらこの展開がおかしくなるし、コレをカットしたら終盤に繋がらない!

転じて原作の緻密な伏線やキャラの絡みがしっかりしている証左にもなるのですが、結果として出来上がるのは原作とは全く別物の何か。

 

そう、これこそが俺が本当に語りたかったこと……。

 

アスラクラインという作品がありまして、この作品は俺が初めて実費で買い揃えたライトノベルです。

それまでライトノベルと言えば学校の図書委員会と癒着……もとい図書委員会にリクエストして学校図書館に揃えてもらっていたのですが、高校を卒業して昼は学業、夜はアルバイトの日々を過ごしながらお給料を握りしめて買い揃えたのがこのアスラクライン

 

ライトノベルの表紙といえば邦画のポスターもかくやというくらいギッチギチにキャラが詰め込まれたものも多いのですが、黒と白でシンプルに仕上げられたその表紙が厨二ソウルにジャストミート!

読めば内容も面白く、テンポ良く進んでいく展開と和狸ナオ先生の可愛らしいイラストによる挿絵がベストマッチしていて素晴らしい作品でした。

 

そんな大好きな作品のアニメ化でしたから、それはもう期待も大きくなるものです。

 

うん、分割2クールのうちの1クール目は良かったんですよ。

序盤の山場であるハイジャック事件までをしっかり描写し、ラストでみんなが使っているロボが実はドン引きレベルの非人道ロボだったことが判明して後半2クール目に繋ぐ引きは素晴らしかったです。

 

アニメ化しても和狸ナオ先生のキャラデザそのままに動き回るキャラに、海老川兼武先生によってリデザインされたロボがCGでグリグリガシガシ動き回るのもめちゃくちゃカッコよかった!

 

しかし2クール目。

違和感を感じる……。

アレ?コレをこうしちゃったらおかしくないか?ここでこのキャラが出ないの?などの疑問点を重ねた結果辿り着いたのは原作と全く異なる結末……!

 

ラスボスも何故かゼットンになってましたしね。本当になんでだよ。

 

いやね、面白いか面白くないかでいうと俺は面白かったと思いますよ。

でもね、俺が見たかったのは原作通りにアニメ化されたアスラクラインだったんですよ。

 

どんなに面白くても、アレは俺が見たいアスラクラインではなかったんですよ……!

 

光るものはありましたとも。

特にロボットバトル部分はライトノベルという媒体上想像力が試されるものをわかりやすくガシンガシンとロボ同士がぶつかり合い、そしてリデザインされたロボはどれもがめちゃくちゃカッコよかったです。

 

原作にもしっかり影響を与えており、アニメ版の最終機体が初期機体の色違いコンパチ的なロボだったのに対し(設定的には正しかったりする)、原作では和狸ナオ先生が海老川兼武先生のテイストを盛り込んだディテールマシマシのめちゃくちゃイケメンロボになっていたので、原作がアニメを、アニメが原作を盛り立てる良い作品ではあったのですが……。

 

どうにか再アニメ化できないものか。

と言ってもまだ同作者かつ近年までOVA展開をしていたストライク・ザ・ブラッド方が可能性があるんだろうなぁ。

 

となると最早ロボ部分を活かしてスパロボに頼み込むしかない!

近年のスパロボフルメタよろしくアニメ化していないところまでガッツリ再現したり、ラインバレルみたくアニメ版声優で原作を再現したりをやっているので、スパロボ参戦でアスラクライン(原作版)をやってもらう他無し!!

 

いや本当に頼みますよ!

再アニメ化かスパロボ参戦、どうにかこうにかなってくれ!!

 

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