汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第902回 カードゲーム漫画ってよくできてる

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第902回です。

 

ジャンプの超有名海賊漫画ワンピースがカードゲーム化したと聞いて「え?昔もなかったっけ?」とデジャビュに囚われたのですが、やっぱありましたね。

流行る流行らないはともかく、トップが寡占状態、しかもトップオブトップは身内というカードゲーム業界に殴り込み、しかも昨今の事情を考えると対面必須のカードゲームというのは非常に苦しいとは思いますが、だからこそ頑張って欲しいという気持ちがあります。

 

ところでカードゲームの醍醐味といえばコンボですよね。

弱いカード同士の組み合わせで超強力なモンスターを倒したり盤面をひっくり返したりするのは達成感がありますし、見てる側としてもカタルシスがあります。

 

で、ワンピースみたいな原作付きのカードゲームでも当然それは起きるんでしょう。

ルフィ一強でルフィ以外は雑魚、麦わらミラーマッチ以外存在しないカードゲームとかあり得ませんしね。

 

となると当然ルフィやシャンクスといった超強いキャラがゲーム上の弱いカードの組み合わせや、ワンピースという原作中で弱いキャラの組み合わせに負けたりする可能性も当然あるわけなんですよ。

なんだかんだで出世してるバギーなんかはともかく、その後の再登場もない斧手のモーガン、百計のクロ、首領クリークを組み合わせた東の海ロックコンボとかガイモンパーミッションとかに麦わら海賊団が負ける可能性があるわけですよ!

 

「お前何デッキ使ってる?」

「俺はやっぱりシャンクス、カイドウ、ビッグマム、白ひげの旧四皇デッキかな!お前は?」

「うーん……四皇はカードパワーは高いけど小細工に弱いから、ほら、大半はノジコに止められるし……だから俺はワポルからのチェスマーリモで決めるドラマ王国ビートかな」

「うわぁ本当だ!え!?ちょっと待って!?コレにアピスと竜爺のアニオリコンボ仕込んだら……」

「うわ!ミホークも王下七武海も完封だよ!!」

 

こんなことがあり得るわけです。

 

なんかちょっと……ねぇ。

 

いや、カードゲームの宿命ではありますし、醍醐味でもあります。

というかそもそもカードゲームのみならず原作付きのゲームではよくある原作ではそこまで活躍してないキャラがゲーム性とキャラ相性をガッチリ掴んでめちゃくちゃ強いというのはよくあります。

 

原作で弱いキャラがゲームでは強い!のはともかくとして、原作で強いキャラがゲームでクソ雑魚ナメクジに落ちぶれたりした時の悲しさはなんとも言えませんからね。

ワンピースカードゲームには強いキャラはしっかり強く、原作で弱いキャラもコンボでワンチャンのような調整がされていてほしいものです。

 

その点カードゲーム漫画ってよくできてるもので、主人公たるプレイヤーさえ勝てば、エースカードはどれだけボコられてもいいというのは絵的に映えます。

なんならエースカードでトドメ!というのが少ない漫画もよくあり、エースカードがやられたらいつもは序盤に出すザコカードを使ったコンボで逆転する合図のような、エースカードがやられてから本番のような展開も珍しくありません。

 

なので読者に印象に残った『カード』を聞くとこぞってエースカードを挙げるのに、印象に残った『バトル』を聞くとエースカードやられたバトルを挙げるなんてこともよくありますよね。

みんなであのバトルは良かった!このバトルは最高!なんて談義をするとエースカードだいたい死んでるバトルばかりになるのもご愛嬌。

 

その分しっかり決めた時のエースカードの輝きは凄まじいもので、なんだかんだ言いながらも大事なバトル、負けられない戦いのシメをエースカードでキメた時の興奮はむこう10バトル活躍しなくてもお釣りが来るレベル。

なんかもうエースカードとして設定された時点で勝っても負けても美味しいというズルいポジション。

ついでに現実のカードでも人気度抜群でサポートカードや強化派生もガンガン作られるゲームの顔的扱いをされるので、本当にエースカードというポジションは強い。

 

あくまでカードというのも良い点で、苦肉の策の捨て駒戦法や復活カードが用意してあるからこそのあえての自爆を命ずることもできるのが本当によくできていますよね。

 

無論これらの利点は相手も同様なので、しっかり見せ場を作りつつちゃんと相手プレイヤーを倒すという話の作りはめちゃくちゃ難しそうですが……。

そういうところも含めてカードゲーム漫画の魅力とも言えるのですけどね!

 

ワンピースのみならず今後生まれる原作付きカードゲームもカードゲーム漫画に負けない、それでいて原作付きである魅力を活かしたゲームになって欲しいものですね!

 

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