常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第427回です。
追いかけている作品がアニメ化するというのはとても喜ばしいことです。
特に長年追いかけていた作品だった場合なんかは鼻高々で古参アピールをして回りたいくらいの喜びです。
漫画にせよゲームにせよアニメ化は嬉しいことですが、ことライトノベルにおいてはその喜びもひとしおです。
なんせノベルですからキャラクターのビジュアル的な情報は表紙と各巻数枚の挿絵でしかわからないわけです。
結構な巻数出てるしセリフも多いけど未だに顔がわからんキャラなんてのも珍しくない世界です。
なのでアニメ化における情報量は随一。
あのキャラはこんな髪型・髪色をしていて、こんな顔だったんだ!あのシーンはこんな風に動いていたんだ!そんな発見が毎シーン繰り広げられるラノベのアニメ化はすべてのシーンがファン垂涎と言っても過言ではないでしょう。
しかし…しかしながら、ラノベファンが恐れていること、それは…!
アニメ終了と同時に原作まで衰退現象!!
アニメブーストが切れるのでアニメ終了後に波がおさまったように見えるのは当たり前ですが、どんなにライトでもノベルはノベル!
小説なんです…ライトノベルは!!
アニメから入った人たちが原作に興味を持った時の手の取りやすさは漫画やゲームに比べて格段に低い!
原作ファンでも原作に忠実なコミカライズがあればそちらをオススメしてしまうかもしれない!
それがライトノベル!
なのでアニメ化前の盛り上がりが10として、アニメ放送時の盛り上がりを20としましょう。
これが漫画・ゲーム原作なら放送後の盛り上がりが15くらいになってくれるとファン的に嬉しいところですが、ライトノベル原作の場合12くらいで上出来だと俺は思っています。
それほどまでに小説というハードルは高い!
なんせ入り口がアニメですからね。
原作ファンは文字媒体が映像媒体になって情報量マシマシヤッターですが、アニメから入った人たちは逆方向ですから無理もありません。
なので起こりうる…!
アニメ終了後に原作まで衰退現象が!!
アニメ放送時20だった盛り上がりもアニメ終了と同時におさまり始め、まぁこのまま12、欲を言えば13くらいになってほしいなぁと思っていたら止まらない…!引潮が…!
あれよあれよと言ううちに盛り上がりは12を切り、こりゃあプラマイゼロかぁ…なんて思っていたらなにかおかしい…。
そういえば原作ファンのあの人、新刊出たのに話しないな?
おかしい…なにかがおかしい…!
気づいた時には盛り上がりは10を切り9や8に。
心なしか作者のあとがきも元気がない…。
これは…まずい!!
いや本当にあるんですよ。
マジで。
特に一時期アニメはそのほとんどがライトノベル原作だった時期がありまして、その時は本当に多かった。
ライトノベルに限りませんが、アニメ化する作品って「これはアニメ化したら売れる!」って作品と「アニメ化ブーストでこの作品を売りたい!」って作品があるじゃないですか。
自分が追ってる作品がそのどちらなのかは窺い知ることはできませんが、アニメ化決定!の報せを受けて「どっちだ!?」ってなったことがあるのは俺だけではないはず。
前者であれ後者であれ、アニメ終了後の流れがドキドキなんですが、例の現象にハマってしまった時はとても悲しい。
ライトノベルの打ち切りってどんなものかご存知ですか?
出なくなるんです。突然、ぷっつりと。
漫画みたいにめちゃくちゃ早足な風呂敷畳みとかない、突然続刊が出なくなる。
そしてさらに恐ろしいことにそれが打ち切りなのかどうかは読者が知る方法がないんです。
ライトノベルなんて割と年に1回しか続刊が出なかったなんてことがよくある世界ですから、今まで数ヶ月に1回出てた続刊が次は2年後とか割とあるんですよ。
だからこの空白期間が続刊が出るまでの期間なのか、打ち切り後の虚無なのかわからないんですよ。
打ち切りだと知る方法は2つ。
作者が別の作品をリリースしたとき。
これはまだ希望があるタイプです。
稀に打ち切りとか関係なく普通に複数タイトル同時にリリースしてる人とかいますが、あれはそういう人がバケモノなだけです。
そしてまた一つは作者がSNS等で打ち切りの事実を発信した時。
これはとても悲しい。
聞かなきゃよかった、続刊待ちとして永遠に待っていたかったなど悲しみや嘆きが溢れます。
でもこれらはまだ良い方なんです。
作者がその作品を最後に筆を折ったら?
作者がSNSをやってなかったら?
そう、作品は闇に消えるのです…。
故に…ライトノベルのアニメ化はとてもギャンブル。
なのでみなさん!
アニメで興味を持った作品はぜひ一度読んでほしい!
小説なんて日頃読まないというあなた!
新たな扉を開くと思って、一度!手にとっていただきたい!!
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