汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第737回 ライトノベルを読もうじゃないか!

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第737回です。

 

ライトノベル界が今大変……らしい!

人気ランキングだか売上ランキングだかはいわゆる我々の想像するライトノベルではなく、有名漫画のスピンオフ作品が席巻している……らしい!

 

ぜんぶに「らしい」がつくのは俺がちゃんと調べたわけではないからなんですが、それでも実感としてかつての世に出るライトノベルみんなアニメ化してるんじゃないか?と思ったくらいに深夜アニメ軒並みライトノベル原作みたいな時のようなあの破竹の勢いに比べると流れは弱まっているように思います。

 

いわゆる若者のライトノベル離れというやつですか?嫌だね年寄り臭い物言いは。

 

とはいえライトノベルから離れる人がいるのもわからなくないのが悲しい実情なんですよね。

そもそもの活字離れとかそういうのは置いといて、ウェブ上で小説を公開するサイトとかも増えましたし、そして何よりライトノベルは刊行ペースが作品によってあまりにもまちまち!!

 

年に1冊出ればまだ良い方で、数年待ちはザラ。

コレが原因でいつのまにか買わなくなったって人は少なくないでしょうし、なんなら数年ぶりに思い出して調べてみたらまだ新刊出てなかったとか普通にありますからね!

 

おかげで作中の時間軸がよくわからないことになる作品も多々ありまして、俺が初めて触れたライトノベルフルメタルパニック!は初めて読んだ時に小学生だったのに完結した時には社会人で作中キャラの年齢を追い越してしまいましたし、なんなら作中で使ってるのスマホでもガラケーでもなければPHSですからね!

逆にわかんねぇよ!!

 

漫画のノベライズとかスピンオフ小説は単巻や上下巻なんかでサクッと終わりますし、複数巻刊行される時も大概「次巻〇月発売!!」とか巻末に煽り文が入っていることが普通。

ウェブ連載の小説なんかもよくなろう系(笑)みたいな感じで一括りにされる上俺も詳しくはないのですが、個人でやってて何のバックアップもないというのもあって週一や毎日更新とかで読者が離れるのを防止しようと頑張ってますからね。

 

しかしかつてほどではなくても、ライトノベル界に盛り上がって欲しいのは事実。

なんせ文章を読む楽しさはライトノベルから教わったと言っても過言ではないですし、こんなクソブログでも毎日文章を書いていることを考えればその源流の1つにライトノベルがあることは間違いありませんからね。

 

じゃあライトノベルの利点と言ったらなんだろう?

やはりライトが示すお手軽さではないでしょうか。

 

いかにライトノベルが小説といえどガチガチのガチの想像通りの小説と比べると文体は柔らかく読みやすいですし、1冊あたりの文量も少なめです。

 

一時期多数の作品がアニメ化したということからわかるようにアニメにしやすい世界観の作品が多いですし、なんならアニメだけではわからなかったところもライトノベルで地の文や解説有りなら理解できるなんてこともあるので、好きなアニメがライトノベル原作ならそれをより深く知るために読んでみるのもいかがでしょうか?

因果関係的には逆転ですけどね。

 

そしてライトノベルの一般的な小説の最たると言ってもいい大きな違いは挿絵があること!

だいたいのライトノベルは表紙にアニメチックなイラストがドーン!続いて作中の盛り上がりどころを切り抜いたイラストが数ページドーン!そしてその後も大事なシーンごとにイラストがドーン!ドーン!ドーン!!!

人によってはそのイラストこそがライトノベルを忌避する最大の要因になってしまっていることもありますが、それでも挿絵とかイラストって絶対大事だと思うんですよ!

 

だって……小説って誰が何喋ってるかわかんねぇやってことないですか?

 

普通の話口調や敬語で話すキャラクターってあらゆる作品で多数登場すると思うんですが、文字媒体だとそれが誰のセリフなのか頭の中で整理できずにしっちゃかめっちゃかになってしまうことってありますよね。

もちろんそれを利用したトリックなんかもあるんですが、単純に自分が整理できないだけで「知らないうちにコイツ死んでた」「コイツがキーマンだと思ってたらただの脇役だった」みたいなことが起こるわけですよ!

 

ちょっと前に話題になりましたが「〇〇ですわ」という口調だけではお嬢様なのか関西のおっちゃんなのかわからないなんてこともありましたし、「大阪は最高ですわ!」というセリフを見て「これは関西のおっちゃんキャラだな!」と思ってたら大阪に並々ならぬ愛情を注ぐお嬢様だったなんてこともあるんですよ!

 

……まぁさすがにそれは言い過ぎなんですが、自分の想像したキャラクター造形と実際の設定や造形が乖離することってわりかしあって、そういうのを補完するためにも挿絵とかイラストって大事だと思うんですよね。

若い男性だと思ってたら後々の説明で結構歳がいってたことがわかったとか、「ヒロミ」とか男女どちらでも珍しくない名前だけだと文字情報じゃ性別その他まるで想像つかないなんてこともかりますからね。

 

どのセリフをどのキャラクターが喋ってるかわからないから小説嫌いってのは割とマジであると思ってて、そこがわかりやすい有名漫画のノベライズやスピンオフ作品は強いよなぁと思っています。

視覚情報、聴覚情報でこの話し方はこのキャラクター!とかここで行動してるのはこのキャラクター!って紐付けするのは状況整理がとてもしやすいので挿絵はマジで助かります。

 

と、ここまで散々語ってきましたがライトノベルから離れて久しいんですよね。

最後に読んだのはメタルギアソリッド4のノベライズなんですが、アレはゲームありきだからメタルギアソリッド4をプレイ済みなら両手を上げてオススメしますが、アレ単品でメタルギアソリッド4を理解するのはマジでオススメできない。BB部隊とかバッサリカットされてるし。

 

だからね、読もうと思うんですよ。

今再びライトノベルを!

 

かつて途中まで読み進めたものの、仕事の忙しさや人間関係でメンタルが忙殺され、ついでにその後引っ越しとかで実家に本を送ってしまったが故に挫折したあの作品を、今こそ読み切る時ではないだろうかとね……!

人は言うそれはライト(笑)ノベルだと。

人は言うそれはヘビーノベルだと。

1冊売れるだけで本棚にデカい穴が空くからめちゃくちゃ売れているように見える、大量に平積みされてるかと思ったら3冊しかなかった、最終巻はきっと立方体になる、それが置いてある部屋で殺人事件が起きたら鈍器として凶器一覧にリストアップされる……などなど、さまざまな逸話を産んだあの作品を!

調べたらちょいと前に電子対応したらしい!

 

出ろぉぉぉぉぉ!Kindleゥゥゥゥ!!(指パッチン!!)

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というわけで買いました!境界線上のホライゾン

さすがにごそっと全巻は買ってませんが、とりあえずアニメ化もされた2巻の下巻まで購入。

挫折した4巻を目指して久しぶりにライトノベルをガッツリ読むぜ!

 

読書の秋にはちと遅く、季節はとっくに冬ですが、みなさんもケンロクエンと読書しませんか?

ケンロクエンに素敵な読書体験があることを信じて。

ケンロクエンの次回の更新をご期待ください。

 

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