汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第884回 グルメ漫画世界の住人は生きづらそう

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第884回です。

 

人が食への欲望が尽きない限り、そのネタも際限なく広がるグルメ漫画

国家や組織の対立が食事で解決!失われた記憶が思い出の料理で復活!などのなんでもかんでもホビーバトルで解決させる児童誌のホビー漫画ばりのグルメ万能論が飛び交う世界ではありますが、その中でもより良い食事を目指す、言葉通りの「グルメ」漫画世界の住人って時折読んでて生きづらそうな気がしてならないんですよね。

 

グルメ漫画がより良い、より美味しいものを求める傾向にある以上、ある程度の対立構造というのは必須です。

 

「もぐもぐ……美味しい!」からの「でも〇〇はもっと美味しいぜ!」ときて「だったらそれを用意してみな!」的な流れはグルメ漫画の様式美と言っても過言ではなく、実際に用意した〇〇を食べて「美味しいから森羅万象万事良し!」までが一連の流れです。

ただし毎回この流れを続けるわけにもいかないのである程度流れがアレンジされるわけですが、そういう時の展開を見ると生きづらそうだなぁと感じるんです。

 

例えば、みんなが文句無く美味しい!と言ってるところに不味い!と突きつけたり、ひどい時には残したり吐き出したりとまともに食事ができないレベル。

そしてこれらをやるのがだいたい主人公サイド。

 

グルメ漫画ということで主人公はだいたい鋭敏な味覚を持っており、それに付き合えるということで主人公ほどでないにせよ、ヒロインや周囲の人間も相応の味覚やセンスを持っていることがほとんどです。

そんなメンツが一堂に介している時に不味い!系の対立展開をするときの殺伐感たるや……。

 

主人公「不味い!」

ヒロイン「美味しくないわね……」

友人「食えたもんじゃねぇや!」

上司「〇〇が××で味を損なっているね……」

部下「これは調理を間違ったんですか?」

 

これを他に美味しい!と言っている人たちの前でも割とやるので、それを見るたびにマジかよ……と戦慄します。

 

なんでもかんでもグルメで解決するあたり下手なバトルものよりよっぽど平和かな?と思っていましたが、適当に市販品を買ったら集団で総スカンをくらうと考えたら異世界転生するとしてもグルメ漫画世界はちょっと嫌ですね。

 

だからといって登場人物全員なんでも美味い!!だと漫画が成立しないのですが……。

 

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