常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第830回です。
アニメやゲームで欠かせないオープニング曲とエンディング曲。
作品によってどんな曲が使われるかは千差万別で、作品のタイトルを曲名に使ったり、作中の重要なワードが歌詞に練り込まれたそのものズバリな曲だったり、声優さんが登場キャラとして歌うキャラソンだったりするのですが、時には作品と関係無い人や歌詞の曲が使われます。
そう、タイアップ曲です。
タイアップ曲自体は別に悪くは無いんですよ。
だいたい作品の方向性と曲の方向性とか合わせてきます。
例えばみんなで元気に楽しく遊ぶ的なアニメだったら、タイアップ曲もそんな感じのテンション高めの曲をセレクトする傾向がありますからね。
中にはアニメ映像との組み合わせがバッチリハマりって「歌詞は作品とカスりもしてないけど、あの作品といえばあの曲」レベルにマッチした曲もありますし、「アニメではやらなかったけど、原作のその後の展開がタイアップ曲の歌詞とめちゃくちゃにシンクロしている」なんていう奇跡が起きていたりもします。
ですがやっぱり時々、ごく稀に、とーっても数少ないことではありますが……なんで？と思うタイアップ曲も存在します。
理由は色々あるんだと思います。
単純にレコード会社とのあれこれとか、変わったところでは伝統的にAさんの曲をタイアップ曲として使用していたが、アニメのオープニングやエンディングの変更時期とAさんの新曲リリースが重なった結果、アニメと全く関係無い内容の曲がタイアップ曲として選ばれた……なんて真偽不明の話もあるそうです。
そんな謎タイアップ曲ですが、みなさんの心の中にも「曲として好きだけどなんであの作品とタイアップしたのかマジでわからん……」な曲があるのではないでしょうか。
俺のそんな謎タイアップ曲は大黒摩季さんの「あなただけ見つめてる」という曲。
CD買うくらい好きなのですが、歌詞の内容がなかなか陰鬱でちょっと怖いんですよ。
好きな人の側にいられれば他に何もいらない！と豪語していた女の子が、念願叶って好きな人と付き合えました！という幸せな滑り出しから始まるこの曲は、その後の内容がとにかくヘヴィ。
彼が喜ぶから化粧をやめ、どこでも連絡がつくようにポケベル（時代〜！）を所持。
彼の趣味にも詳しくなって、交友関係も整理、昔みたいに笑わなくなった代わりに彼の母親とも仲良くなれたよ……。
重い！とても重い！！
そして極め付けは終盤の一節。
あなただけ見つめてる 『そして他に誰もいなくなった』
うぉおぉぉぉぉ……。
子供心に聞いてて疑問が湧いてましたが、フルで聞くとさらにヘヴィ。
とあるアニメのエンディングに使われていたのですが、真っ黒背景にほぼ静止画&スタッフロールでちょっと怖めなビジュアルだったと思います。
このやたらヘヴィな曲、なんのアニメに使われていたと思いますか？
ヒント1 ジャンプアニメです。
ヒント2 ゴールデンタイムにやってました。
ヒント3 スポーツアニメです。
正解は……。
国民的バスケアニメの金字塔「スラムダンク」！
なんでだよ！！！！
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