汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第942回 実は通ってない作品

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第942回です。

 

どんな界隈にも「知ってることが常識レベルの作品」ってありますよね。

その界隈が大きくなるのに多大なる貢献をした作品や、その界隈そのものの草分け的存在の作品などがそれに当たり、その有名さ故に会話に詰まったらとりあえずこの作品の話をすればなんとかなる……と今なおコミュ障からしたら頼りになる凄い作品たちです。

 

ただあくまで「常識レベル」であって「常識そのもの」ではないのがポイント。

当然その作品を通ってない人もいますし、自分がそうであることも珍しくもないよくある話。

 

常識レベルだと思って話を振ったらソフト化に恵まれてなかったり絶版だったりで現状見る手段がほとんどなくて、その作品を通ってることが古さの象徴なんて悲しいこともままありますし、そんな作品を常識レベルだ!と言ってしまえば老害まっしぐらなので、相手が常識レベルだと思ってる作品を通ってなくてもそれはそれとして受け入れるのが寛容ですね。

 

で、当の俺が今まで通ってこなかった常識レベルの作品って何かな〜と思って考えてみて、パッと思いついたのがハルヒ・東方・ボカロの三本柱。

 

ハルヒは言わずと知れた涼宮ハルヒの憂鬱のことですが、通ってこなかったとはいえあのレベルになるとさすがにザックリとは知っています。

主人公のキョンは一般人で、ヒロインのハルヒは無自覚に願望を叶えてしまう神めいた権能の持ち主。

当人がそれを自覚しないように超能力者の古泉が立ち回り、未来人の朝比奈さんもチェック中。

そしてミステリアスガール長門情報統合思念体……。

 

ただの一般人に興味はありません!のくだりは一時期のサブカル媒体では挨拶レベルに流れてましたし、パロディで擦られた回数まで加えたら親の顔をより〜とは言いませんが、そこそこの親戚よりかは見ていると思います。

 

そしてそれだけ有名なら原作がいわゆる「エタっている」状態なのもよく知っていて、それもあって手を出しづらいと思いながら幾星霜。

 

いや、一度手を出したことはあったんですよ?

ハルヒの話を友人にした時に「それなら今アニメをやってる」と言われたので中途半端なのは承知の上で見てみたわけです。

しかしながらそれがかの有名なエンドレスエイト

 

毎週毎週少し変わっただけの同じ展開に耐えられず3〜4回で視聴を断念。

これの何が面白いんだ?と思いつつも友人にそれを話すことはできず、当時はインターネットにあまり触れていなかったのもあってエンドレスエイトが賛否両論あるのにも辿り着かずにフェードアウト……。

 

実に出会い方が悪かったとしか言いようがないですね。

今改めてアニメを最初からちゃんと見ると楽しめるのでしょうかね?

 

それから東方は単純に俺がインターネットに触れてなかった頃に流行った作品だからというのがデカい。

既に出来上がっている界隈に踏み込むのって勇気入りますもんね。

 

それから俺がシューティングゲームが超苦手で滅多なことじゃやらないのも要因。

ケンロクエンなんて往年のシューティングゲームであるR-TYPEからハンドルネームを名付けておいて、シューティングはてんでダメ。

まぁ好きと得意は違いますからね。

 

東方自体二次創作が豊富で半ばクトゥルフ神話のようなシェアードワールド的な感じみたいですし、かろうじて触れたことのある作品AとBでなんか採用してる設定が違ったり、そもそもストーリーがあってないようなものだったりでもはやどこから触れればいいかわからないレベル。

 

どこからでもスタートできるオープンワールドゲームだと逆にどこからやっていいかわかんなくなっちゃうアレみたいなもので、東方という巨大なナニカに触れる方法がわからないんですよね〜。

 

最後はボカロですが、これも出会い方が悪かったタイプ。

その一部では有名な、お昼のバラエティ番組でボカロがオタクの悪いところを煮詰めたようなものであるかのように紹介されたアレを幼少の身柄にリアルタイムで見てたんですよね。

 

そんなわけでボカロ=キモオタの嫌悪感を抱えてしまったんですよね。

今になって思えばその嫌悪感の正体は完全に同族嫌悪なんですから、人生とはわからないものです。

 

そんな最悪の出会いをしたものの、それでもボカロが一角の地位を地道にコツコツ築き上げていたのも知っていたので、あのバラエティの一端だけで知った気になるのは良くない!と思ってある時触れてみたんですが、そこでまた事故が起きました。

 

俺が見たボカロのMVというのが極彩色の背景に歌詞がギュンギュン浮かんで消える、ボカロでよくあると言えばよくある「っぽい」MVではあったのですが、今にして思えば極彩色の背景はとびきり極彩色だった気がしますし、ギュンギュン浮かんでは消える歌詞もアップテンポな曲調に加えて四方八方から飛んでくる文字のせいで歌も歌詞もMVも頭に入らない、完全に情報量過多状態。

さらに先ほどの偏見もあったために「やっぱボカロは俺に合わねぇな」と距離を置くことに……。

 

今はいろんな人の配信やVtuberを見ていて、その人たちが歌った曲を後からボカロ曲だったと知ることもあって前ほど距離を置くこともなくなりましたが、出会い方というのは本当に大変で難儀なものです。

 

総じて出会い方が悪いと自分の世界を縮めるだけなので、世のあらゆるものと良い出会い方をしたいですね。

世界、広げていかねば!!

 

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