汚泥の底日誌

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第822回 メッセージ性の強い映画を映画館で見る意味がわからんくなってきたかもしれない

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第822回です。

 

とある色々と話題になった映画のスタッフインタビューを読みました。

俺はその映画を見ていないのでその映画の出来について言うことはないのですが、少々気になる点がチラホラと。

 

それはスタッフの「こういう意図が理解されなかった、伝わらなかった」というところ。

 

伝わらんかったらそれはお前らの敗北じゃろがい!というのは置いておいて、メッセージ性のある作品を作るなら映画という媒体はツールとして不適格なのでは?と最近思うんですよね。

俺は映画館で観るのは基本的に娯楽作品。

ドッカンドッカン爆発して、派手なアクションで人が飛び回る作品はやっぱり映画館で観たいよね!というタイプなので映画館に行き、メッセージ性の強いであろう作品やミステリー系の作品はレンタル等で家で観ています。

 

いや、ドッカンドッカン爆発したり派手なアクションがある作品にメッセージ性が無いと言いたいわけではありませんよ?

でもそういう作品って込められたメッセージを理解できなかったりしてもとりあえず面白いじゃないですか。

何が言いたいかわからなかったけどアクションが凄かったのでとにかくヨシ!な作品って誰しも1つくらいはあるのではないでしょうか?

 

反面メッセージ性の強い作品ってその作品を理解できないとマジでなんもわからん……で終わることも少なくないわけですよ。

序盤のとある一言がめちゃくちゃ重大な伏線になってた〜とか、実は全編通してこういう意図が〜とかあったりしても、その序盤の一言を聞き逃したり忘れたり、全編通した意図にこちらが気づかなかったりするともうなんもわからん……ってなるわけです。

 

俺は浅学……というより無学な部類の人間なので、理解力にも乏しい人間だと自覚があります。

なのでこうした序盤の一言聞き流しや話が理解できなかったりをよくやるんです。

だからこそレンタル等で同じ映画を見返したり、特定のシーンで巻き戻したりしながら観るのですが……映画館では当然これは不可能です。

コレ映画館で観たらマジでなんもわからんかったろうし、なんなら作品嫌いになってただろうなぁ〜という作品がたくさんあります。

でも映画ってそれなりに値が張りますし、何より時間がかかります。

映画館が近場にない人なんかだと映画見るのが半日仕事という割とマジで贅沢な趣味になってしまう人も少なくありません。

そんな中、同じ映画を映画館で複数回観るということがまずそこまで多数派では無いところに「面白かったからまた観よう!」ならともかく、「なんもわからんかったからまた観よう」ってなりますかね?

 

映画館で映画を観るということ自体に先程のお金、時間の問題に加えて周囲のお客さんのマナー問題や冷暖房といった諸々のハードルがある中で、得られた感情が「なんもわからん」な作品をもう一度観ようと思う人がどれほどいるのでしょうか?

今のご時世でメッセージ性の強い作品を作るならネット配信とかの方が的確なんじゃないかなあと個人的には思います。

 

もちろんそれでは予算とか演者とか色々な問題があるのはわかってますが、およそ2時間一時停止も巻き戻しも無い一発勝負で理解するのって考えてみればめちゃくちゃハードルが高いと思うんですよ。

昔は2時間の映像作品を作ろうと思ったらほぼ映画一択だったかもしれませんが、今この現代で映画にこだわる必要とは……?

 

身も蓋もない話をしてしまえばとりあえずボーッと見てて面白い作品でなければ隠されたメッセージとかそもそも知ろうとすら思わないわけですし。

 

うーん、よくわからんまま変に駄作扱いされるくらいなら映画にこだわる必要を感じないですし、観る側としても理解できずに駄作の烙印を押すくらいならレンタル待ちしちゃうよなぁ〜という気持ちです。

近年は上映終了後即サブスクやレンタルスタートもザラなので、早ければ公開が2ヶ月くらいで観れますしね。

 

考えれば考えるほどメッセージ性の強い作品を映画館に行って観る意味がわからなくなってきました。

みなさんはどう思います?

 

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