汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第766回 映画の楽しみ方が変わってきた気がする

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第766回です。

 

時勢柄長いこと映画館には行ってないこともあり、映画を見るのは専ら家でパソコンの前に陣取って見ています。

いつでも見れると逆に見ない!というタイプなのでサブスクサービスには特に加入しておらず、毎度何か見たいなと思ったらレンタルショップまでふらふらと行っては借りるという手段を取っているのですが、それでも月に2〜3本くらいしか見ないのもあって本数×100円くらいしかかからないことを考えると、いざ俺が大手を振って映画館に行けるような気持ちになったとしても見るのに1500円くらいとなんだかんだでドリンクとポップコーンとかも買ってしまうから合わせて3000円近くなってしまうものを選択するのかわからなくなっています。

 

もちろんデッカいスクリーンと腹に響くようなサウンドは映画館の特権で、音楽を題材にした作品やミュージカル映画、怪獣やロボットが暴れ回る特撮的な作品は家でいくら頑張っても映画館の迫力には勝てません。

レイトショーなんかで他に人が全然いない映画館で見た時のあの空間をほとんど独り占めしてるような全能感は、家では味わえませんよね。

家では本当に1人なのにね、寂しいね。

 

しかしながらそうした映画館でしか味わえないものってなんというか……言葉が難しいですけど、「体験」であって「経験」ではないような気がするんですよね。

なんというか、映画館で体験できるクソデカスクリーンや爆音サウンドも、それぞれがそれだけで映画の面白さを引き上げるものではないというか……いやぁ言葉にするの難しいなコレ。

 

面白い映画、それこそ100点の映画を映画館で見ても家で見ても100点なのには変わらないんですよ、俺の場合。

そこにクソデカスクリーンポイントや爆音サウンドポイントが加算されて120点とか150点になることがあっても、映画そのもののポイントは100点据え置き。

かつて映画館で見た作品を改めて家で見たときにそうした追加点がないために差分で-20点とかになることはあれど、映画そのものは100点であることには変わりないわけですよ。

 

それにここ数年、自分の映画の楽しみ方が変わってきたなと如実に感じる部分があって、それは同じ映画を何回か繰り返して見るということ。

丸々頭からもう一度!ということこそないものの、まずは通して見て、気になるシーンをもう一回見てからラストに飛んで、ネットとかでよくわからなかったシーンを調べてもう一回みたいなことをよくやります。

 

誰しも経験ありませんか?

序盤の伏線を見てなかったりして「面白かったけど結局なんでアイツがキレてるのかわからなかった」とか「ラストでハチャメチャな超展開が起きてよくわからなかった」みたいな経験が。

特に俺は登場人物の細かい機微より爆発ドカーン!とかアクションバババッ!ってところに目が行ってしまいがちなので、こういうことがよくあります。

 

そんな時に「なんでキレてんの?あのシーンか?」と一通り見た後に気になるシーンまで戻って確認したり、ネットで調べたりして「そうか!こういうことか!」としっかり納得してからラストシーンをもう一度。

これでようやくスッキリして終われるってわけです。

 

「面白かったけどよくわからなかった」作品ってのは生きてきてたくさんあるんですが、そうした作品ってどうしても「面白かった」部分より「よくわからなかった」部分の方が強く印象に残ってしまって、最終的に自分の中で「よくわからなかった映画」にカテゴライズされてしまうんですよね。

それって勿体なくないですか?

 

そして映画館で見よう!って思うような映画ってなるべく公開してすぐに見に行くタイプなので、世にBlu-ray等レンタルサービスが対応するにはしばらくかかり、その頃には「あぁ、あの面白かったけどよくわからなかったやつね。改めて見るのはいいや。」としてそっぽを向いてしまう……。

 

その点家で見るとわからないところはしっかり確認できるし、仮に自分に合わなくてもなんで合わなかったかを納得できるわけです。

映画に限った話ではないですけど、どうにもこうしたエンターテイメントって「合わないやつは感性がバグっている」ってくらいやれ誰が見ても泣けるだの全員大興奮だのといったプロモーションをするせいで、いざ自分に全く合わなかった時にコレって俺がおかしいのか?って気分になりがちなんですよ。

そこで気になるシーンやわからなかったシーンを振り返ることでどこが自分に合わなかったのかをしっかり確認するってのも俺としては大事な要素。

 

明確に好きなシーン、嫌いなシーンがわかると好きな映画はより好きになれますし、万が一自分に合わないいわゆる「ハズレ映画」だったとしても、なぜそうなのかがわかることで「満足」はできなくても「納得」はできるので後悔が少ないのですよ。

 

これがスタンダードになってしまっているので、今となってはあえて映画館で見る必要、俺はないかな……という気分になってしまっていますね。

楽しみ方に正解はありませんが、映画館での体験も好きなので、やはり映画館で見てこそ!っていう楽しみ方もまた研究したいですね。

 

家で見る方が良くない?的なことを書いてきましたが、映画館も好きなんですよ!

どっちも楽しく摂取したいので、やはり色々知らなければ!!!

 

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