常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第769回です。
去年のいつ頃だったかは忘れてしまいましたが、自転車で数分というところにあるCDやDVDのレンタルショップが閉店しました。
それにより、俺の住む街からレンタルショップは絶滅しました。
各種サブスクサービスの充実などで俺自身そうしたレンタルショップにお世話になる回数は近年自然と減っていたのですが、店の意向かはたまた偶然か、とあるジャンルのCDがとても豊富に揃っていたので一時期はよく足を運んでいました。
そのジャンルとはサントラ、ゲームやアニメのBGMや劇中歌を収めたあのサウンドトラックです。
これは体感ですが、サントラはサブスクサービスやiTunesといったデータ販売サービス対応のものが極めて少なく感じます。
まぁある程度昔の作品だと開発チームの解散やスタッフの退職等で権利関係をまとめるだけでも大変そうですし、それどころか会社そのものが消滅してたりでかなり前から絶版なんてものも少なくありません。
そのためデータ販売に対応しているサントラというのは息の長い会社の作品や、データ販売が一般化し始めた平成中期以降の作品が多いのですが、ある程度時期が現在に近づいて来るとまた一つの転換期を迎えます。
それはCDそのものの衰退。
もとよりレンタルショップの発展とiPod等の普及でCDは買わずにレンタルしてデータ取り込んで終わり!という層が増え、CDは音楽グッズからファングッズに姿を変えました。
となると元々ファングッズの中でもよりコア層に向けたアイテムだったサントラはファングッズの中でも更に少ない需要に向けた作品にチェンジ。
その結果がサントラの特典化。
予約特典や早期購入特典、各種グッズと同梱の豪華版特典のほか、期間限定販売に直営店や一部店舗およびイベントでのみの販売なんてパターンもあります。
そもそもサントラが販売されないことも珍しくなくなってきましたしね。
そんなこんなで古い作品や時期を外した作品のサントラが欲しくなっても、とんでもなくバカ高いプレミア価格だったりで断念することもしばしば。
いやホントとんでも価格のサントラとかありますからね?
古い作品ならともかく、最近の作品でもサントラ単体の販売が減ったのもあって豪華版フルセット+プレミア価格で泣きたくなるような値段になっているものも……。
そうした時にレンタルショップに行ってはかつて普通に販売されていた時の古いサントラや、中古かなんかで流れ着いたと思しきサントラが棚の隅っこにあるのを見つけてはおもちゃ箱を開けた子供のように喜んだものでしたが……。
実際に俺も使わなくなっている以上レンタルショップが姿を消していくのは時代の流れなんでしょうけど、そうした時代と時代の狭間に取り残されて消えていくものも多数あるんでしょうねぇ。
サウンドトラック、せめてデータ販売の形だけでももう少し気軽に買えるようにならないものでしょうか?
さすがに需要がゼロってことはないと思うんですけどね。
少ないのは少ないでしょうけど。
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