汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第813回 路線変更した作品の話

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第813回です。

 

主に長期連載の漫画でありがちな路線変更。

連載中にたまたま出した題材がメガヒットからのそちらに注力やテコ入れが見事に大当たりなどなど理由はさまざまですが、大きく路線変更してかつそれが成功した作品というのは長く語られるものです。

それと同時に初期にあったアレどうなったの?というものも少なくありません。

 

例えばジョジョの奇妙な冒険

現代に残った人を吸血鬼化させる石仮面とそれを悪用して吸血鬼となった男ディオ。

主人公ジョナサン・ジョースターは吸血鬼に対抗する術である波紋の技術を身につけてディオと相対するわけですが、続きとなる2部で石仮面を作った全ての元凶である柱の男たちを倒してからは石仮面及び吸血鬼、そしてそれに対抗する波紋の技術は急速に物語からフェードアウト。

3部で登場した目に見える超能力のビジョンであるスタンドが登場してからはジョジョ=スタンドバトルで、物語も萌芽したディオの邪悪な種とジョースター一族の戦いという点がクローズアップされ、吸血鬼絡みのワードはほとんど見えなくなります。

 

それ自体に文句はありません。

ジョジョ大好きですし。

 

でもね、気になることもありましてね。

人を吸血鬼化させる石仮面のギミックなのですが、石仮面を装着→石仮面に血液が付着→石仮面からデカい棘が飛び出て頭にブスリ!→脳のツボを刺激して吸血鬼にチェンジ!というプロセスなんですが……回りくどい!!

実際このめちゃくちゃに回りくどいギミックのせいで石仮面はその凶悪さが失伝した結果、遺跡からの出土品として土産物売り場に並び、ジョナサンの母親がそれを購入することでその後の展開に繋がりますし、このギミックを偶然発見したディオ(ジョナサンに超悪質な嫌がらせをしていたらキレたジョナサンに泣いて血塗れになるまでボコられた際に血液が付着)も石仮面のことを古代の処刑器具と勘違い。

自分に絡んできた酔っ払いに石仮面つけてブッ殺すぜ!ってやったら相手が吸血鬼に覚醒して逆に殺されかけるという凄絶なドジをかましてしまいます。

 

さて、ここからわかることはなんでしょうか?

 

そう、ジョジョ世界の人は適切な強さで適切なツボを刺激すれば吸血鬼になるということなのです!

無論石仮面そのものが破壊されたことで吸血鬼化ツールはなくなってしまったのですが、人間が変わったわけではありませんから、何かの弾みに人が吸血鬼化してもおかしくないのがあの世界。

 

特にスタンドですが、スタープラチナのように速さとパワーと精密性を兼ね備えたスタンドであれば石仮面の代わりができそうな気がしますし、未知の病原菌やカビを生み出すスタンド(5部)やスタンドを介して未知の生物を生み出すスタンド(5部)、肉体の一部を生み出すことで人体欠損すら克服するスタンド(5部)なんかもありますし、技術を極めることでスタンドが発現する例もあるのでツボ押しを極めたスタンド使いが生まれる可能性だってあるんですよ!

 

怖くないですか?

 

まぁこんな感じで初期のエピソードが路線変更で触れられなくなった結果、逆に凄みを増すこともあるので、気になったらずっと気になりっぱなしです。

 

初期のエピソードといえば遊戯王

悪人や理不尽を強いる人に闇のゲームで制裁する話だったのですが、いくら暴力を振るう相手とはいえ同じ学生を火薬で爆破はやり過ぎだと思うんですよ。

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!