常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第811回です。
続編が作られなかったゲーム、新作が発表されないアニメ、打ち切られた漫画。
世の中には残念ながら志半ばで終わってしまった作品がそれこそ星の数ほどあります。
そんな終わりを迎えられなかった作品の終わりに辿り着けなかったキャラのことをぼんやりと考えてしまうことがあります。
円満に終わった作品であっても途中退場したりフェードアウトして以後出てこなかったキャラや、ふらっと消えてそのままになってしまったVtuberのボディなど、終わりに辿り着けなかったキャラという概念は沢山あります。
きっとそれらを好きだった人の心の中では永遠に生き続けるのでしょう。
でもやはりしっかり公式に終わらせて欲しいキャラっていっぱいいるんですよ。
わかりますよ?
物語として重要でなかったり、その行く先が結末に関係無いキャラまで掘り下げるのは時間の無駄です。
終わりに辿り着けなかったキャラにはそうなる理由や必然性があるのです。
でも終わって欲しい、終わらせて欲しいキャラがたくさんいるんです。
そんな打ち切りや途中退場で無限の停滞に囚われてしまったものを概念の墓場と呼称しています。
既に先のない作品のキャラに終わりもクソもないのですが、それでもふと思わずにはいられない、こんなときあのキャラならどうしただろうか?あのキャラがいたらここでこんなことができそうだ!みたいなことを。
もしかするとこの気持ちが自分で二次創作物を作る原動力かもしれませんが、だとすると俺の中にある創作意欲ってあのキャラのifが見たい!というより、生きることも死ぬこともできないならいっそのことこの手で殺してあげたいという仄暗い感情ということになってしまうのですが……。
誰しも思い当たる節があるのではないでしょうか?
一瞬の輝きでもその残光が目の奥から消えない作品が。
そしてその輝きが生み出した、染み付いた影のようなキャラが!
いつかこの影を拭うことができるのでしょうか?
俺がこの手で殺してあげたいキャラの首に、両手を添える時が来るのでしょうか?
進むことも戻ることも、生き死にさえない無限の停滞、概念の墓場の先に引き摺って行く時がいつかあるのでしょうか?
わかりません。
ですが、概念の墓場に囚われるのは、悲しいことなんですよ。
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