常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第738回です。
ホビーアニメやそれに類するもので頻発する「玩具で世界征服」しようとする集団や悪の組織たち。
世界征服どころか個人間での揉め事もそれらで解決するのが作中世界では当然のようで、しばしば理由をつけてはバトル!バトル!またバトル!!そんなことが当たり前になっていますね。
いやいや笑うことなかれ!
どんなことでも話し合いで決まらないならコレ!という最終手段が洋の東西を問わず不文律として決まっているというのはある意味とても凄いこと。
話が拗れての殴り合いだったり、国同士での戦争がこの世のどこかで常に繰り広げられている我々現実世界の人類も少しは見習うべきではないでしょうか?
しかしながら当然危ういところも多数有り、ホビーバトルに勝ちさえすれば無理を通して道理を潰すことさえ可能なようで、実際悪の組織はだいたいコレ。
困ったことに善良な市民から政治家などの国家元首に至るまでこの考えが染み付いているらしく、悪の組織が最強ホビーを持ち出したらその時点で絶望することもザラ。
もちろんそこで武力による悪の組織の首魁の暗殺とかやり出したら当然相手も手段を選ばなくなるでしょうから、こうした思想が骨の髄まで浸透しているのはある意味作中世界の平和が保たれている要因ですので否定もできないんですけどね。
その割にホビーバトルがクソ強い国家元首が思いつかないのはなんでなんでしょうか?
学校の先生や校長、主人公の両親あたりが「お前がやれよ!」ばりにクッソ強いのは割とある一方で、悪の組織や超常存在にホビーバトルを挑む国家元首がいないのはちょっと疑問符。
実は我々の知らないところで日夜国家の代表による政治的なホビーバトルが行われているのでしょうか?
まぁ現実世界で国家元首=元軍人のクソ強い人ではないので単に選考基準が違うだけなんでしょうけどね。
国家元首が一線に立つなら他の国もそれに倣うほかありませんし、そう考えると国家元首に必要なのは最強のホビーバトラーを育て上げる環境や法整備の力の方が必要ですね。
我々が主人公の活躍しか見てないから知らないだけで小国なんかだと国家元首自らホビーバトラーとして戦場に赴き、国家相伝の超ホビーとかで戦っているのかもしれません。
ちょっと見たいな……ソレ。
こうしたホビーアニメで忘れちゃいけないのがそうしたホビーが生活の根幹だったら基幹産業になってたりすることですよね。
学校にはホビー部があり、テレビはホビーの世界大会で盛り上がり、ホビーのプロはみんなの憧れ……。
コレに関しては現実のeスポーツの流れやゲームなんかの配信者を考えると割と現実が追いついたのではないでしょうか?
それこそ俺が子供の頃はホビーで生活もホビーのプロも末尾に(笑)が付く代物でしたが、今ではしっかり生活してる人いますもんねぇ。
さすがに全体から見たらごく少数ですけども。
大会の優勝賞金が莫大だったり、大会の景品が超高額で取引されたりしているのを見ると、マジで一度でも世界を獲ればその後食っていけるレベルまであってびっくりします。
ああいうのをめちゃくちゃ煮込んで一極集中させて、ガチガチに先鋭化させたのがホビーアニメ世界と考えれば割と我々の世界と近い並行世界なのかもしれませんね。
極めて極端ながらも現実が追いついてきてしまった感もあるホビーアニメ世界。
みなさんならどの世界に行きたいですか?
俺は……経験もあるし遊戯王世界かなぁ……?
治安ヤバそうだけど、特に初代。
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