常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第712回です。
ガン×ソードという作品をご存知でしょうか？
近年スパロボに連続出演していることからスパロボユーザーにはそれなりに名を知られているようになったものの、2005年のアニメということもあり今ではそこまで一線級の抜群知名度アニメではない感じです。
少なくとも俺の周りでは視聴経験者があまりいません……。
でもね！コレめちゃくちゃに面白いんですよ！
ストーリーは一本芯が通ってわかりやすいのに、細かな伏線が散りばめられており、それが全て集約されるラストの展開は必見！
マジで10周すれば10周全てに発見がある、全てのシーンが伏線と言っても過言ではない作品であり、ロボットものはちょっと……と敬遠しがちな人も是非見てほしい大作です！
全てのシーンが伏線と言われるのは伊達ではなく、できることなら今回のブログはここで閉じてガン×ソードを見てほしいというのが正直な気持ちなのですが、ザックリと作品を紹介させていただきますね！
主人公のヴァンはお嫁さんであるエレナを結婚式まさにその日に右手に巨大なカギ爪を付けた男に殺害され、その復讐のためにカギ爪の男を探す旅に出る。
その道中で出会ったカギ爪の男に兄を拐われたヒロイン、ウェンディや兄がヴァン同様にカギ爪に妻を殺されたことで復讐鬼となったジョッシュ、カギ爪のとある目的のために故郷がめちゃくちゃになったカルメンたちとともにカギ爪を巡る「痛快娯楽復讐劇」！！
まぁこんな感じでしょうか？
色々伏せてるのでわかりづらくなってしまいましたがまずは見てください！
主人公のヴァンはとにかく粗野で粗暴で荒っぽい。
ですがそれは彼がそうしなければ生きていけなかったためであり、心根はお人好しだし人を放っておけないタイプ。
なんならメンタルは割と繊細で作中何度も折れそうになります。
ですが彼の中にある「愛」とそれを奪われたことへの「復讐」がいつでもそれらを凌駕し、そしていつの間にか増えていく仲間たちのサポートで前に進んでいくという、振り返ってみれば超主人公なナイスガイ。
作中さまざまな「〇〇のヴァン」と呼ばれ、本人もそれを自称するので何と呼ばれているか注意すると面白いですよ。
ステキな笑顔の持ち主。
ヒロインのウェンディは兄のミハエルがカギ爪の男に拐われたために偶然出会って同じくカギ爪を追うヴァンに同行することに。
基本的にはヴァンと一緒にいる女の子なのですが、作中メンタル最強レベル。
彼女がいなければヴァンはエレナへの「愛」もカギ爪への「復讐」も諦めていたかも知れないので、まさに物語のキーパーソン。
ライバル、レイはヴァンに同行するジョッシュの兄でヴァン同様に妻のシノをカギ爪に殺されたために復讐に駆られた男。
ヴァンとのライバル関係も「どちらが先にカギ爪を殺すか」「俺がカギ爪を殺すのを邪魔するならお前から殺す」という最悪すぎるライバル関係。
とはいえ彼もカギ爪に人生を歪まされただけであり、本来は妻思い、弟思いの優しい男。
ステキな笑顔の持ち主。
カギ爪の男。
全ての元凶。
ヴァンのお嫁さんであるエレナやレイの妻のシノをとある目的のために勧誘するも断られたために殺害した張本人。
しかし恐ろしいのは本人には殺意がないこと。というか喜怒哀楽の怒が無い。
老人ながら身体能力が並外れており、何かの弾みで人を殺害するレベル。
作中でも自分から離反した部下を前にしてそれを許すも、ギュッと抱きしめてそのまま圧殺。
その際に「またやっちゃいました」で終わらせる狂気。
ついでに死んだ人は私の心の中で生きている→だから死んでないし殺してないになるぶっ壊れたメンタル……。
その壊れたメンタルは人によっては超然的、超越的に見えるようで、彼のとある目的のための信奉者がたくさんいる。
ステキな笑顔の持ち主。
いやぁこのカギ爪の男が色々な作品の中でも最狂、最恐レベルにぶっ壊れてるのもあって、ヴァンやウェンディが際立つんですよね。
悪役としてはとんでもなく魅力的。
作品全体を見ても全体でしっかり流れがまとまっているのに単話単話でそれだけで面白く、それでいて各所に散りばめられた伏線の小出しの仕方が見事と言う他ない極めて完成度が高い作品なんです！
あぁ！人を集めて同時視聴とかしたい！！
本当にみなさん！ガン×ソードを見てください！！
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