常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第708回です。
Twitterを主に使用しているのですが、自分と異なる考え方の人を知ることができるのってとてもいいですよね。
相入れるか否かはさておき、リアルだと色々なしがらみから自分と意見が違う人のところをわざわざ覗きに行くのは難しいですし、逆にこっちも変にこじれるのが嫌で当たり障りのない対応をしてしまいがち。
そんな時に自分と異なる意見の人をそーっと覗き見だけしたりできるSNSというツールは非常に役立っています。
わざわざ自分と違う意見の人を見て何すんの？ってな話ですが、いろんな意見を聞いて初めて自分が「あぁ、やっぱり俺コレのこと好きだな」って実感できることってあるんですよ。
例えばAという作品があって、それに対して〇〇さんが「この作品はヒロインがウザいから好きじゃない」と言っていたとしましょう。
たぶんそれを見て俺はこう思うでしょう、ちょっとわかる……と。
あるいはこう思うかもしれません、途中までしか見てないな！と。
実際食わず嫌いとかでない限り嫌いだ！とか好きになれない！って言ってる人の意見も多少なりともわかるもんなんですよね。
ただ俺の場合はそこも含めて好きだったり、その人が嫌いな部分を我慢できるってだけで。
そうなると今度は自分がなんでこの作品好きなんだろう？とか考えるわけですよ。
先程書いたみたいに嫌いな部分、苦手な部分を我慢できるからなのか？はたまたそんな多少の嫌いが気にならなくなるくらいデカい好きポイントがあるからなのか？なんて感じに。
そうやって作品や物事の好きに向き合うためにも異なる意見ってのは必要なんですよ、時々ね。
たまにマジで正鵠を射る発言あったりしますしね。
2巻で意味ありげに出てきた伏線放置しててガッカリした。的なやつ。
ああいうのにハッとさせられるたびに自分が好きにかまけて盲目になっていたなと思わされるわけです。
ダメな部分も含めて愛することは大事ですけど、ダメな部分から目を背けることや、そもダメな部分が見えてないのはエレガントではないですよね。
大好きだけど何か引っかかる部分がある……そんな時にこうした意見で引っかかっていた部分に気付かされるととてもスッキリしますしね！
それから異なるとはちょっと違いますけど、深度が違う人の意見もいろいろ知りたいものですよね。
先程までの意見の違いが横軸の意見の違いなら、こちらは縦軸の違いですね。
自分の深度が作品に対してどれほどのものかはわかりませんが、明らかに自分より浅い位置で作品を好きな人や逆に深い人ってたくさんいます。
浅い位置の人が足湯感覚で足をつけてるのをゆっくり引き摺り込み、逆に深い位置の人には潜って追いつく、そんな楽しみ方も面白いものですよ。
浅い位置の人でも「1巻読んだ〇〇（バチクソ大事な終盤への伏線）が気になる」みたいなニュータイプ的感度の持ち主とかを発見した時の感動って凄いんですよ。
俺が初見の時には「キャラ可愛い」くらいの感想しかなかったのに、この人は当時の俺より何千倍も作品を楽しんでいる！作品への感動3000倍！
そういう人がゆっくり沼の底に沈んでいくのは下から見てると「降臨」ですからね。
是非そのまま底に沈んでいただきたい！
それから好きを言語化するのがマジで上手い人！
ああいう人は憧れますよね！
キャラ可愛い！ストーリー好き！とかになりがちなところにキャラのどんなところが好きなのか、ストーリーのこういうところに惹かれるっていうのをしっかり言語化できている人はマジで素敵です。
それを見て俺はいつも「それそれー！それなー！！」と心の中でヘッドバンキング大肯定しているわけですよ。
なんならなんとなく好きに答えを出してくれている時まであって、そこでようやく胸を張って「この作品が好き！」と言えるようになった作品も少なくありません。
縦にも横にも斜めにも。
いろんな意見を聞きたいので交友関係増やしたい！
みんなの好きも嫌いも、俺にどんどん教えてくれ！！！
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