汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第479回 惜しかったゲームの話をしよう

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまの第479回です。

 

時を経て尚語られるゲームがあります。

1つは神ゲー

 

かつて世界を、プレイヤーたちを熱狂させたあのゲーム、革新的なジャンルを切り拓き原点でありながら頂点に輝き続けるあのゲーム……。

そんな神ゲーたちは今尚話題を集め、発売日には発売から〇〇周年!と喜びを持って迎え入れられ、アーカイブやリマスターの発表は歓喜の渦を巻き起こし、リメイクだと期待より不安の方が多いというみなさんの喜怒哀楽を刺激します。

 

そしてもう1つはクソゲー

さまざまな理由によりクソの烙印を押されたゲームはそのクソさゆえに今でも語種になっています。

 

あまりにもクソの度合いが酷いと憎しみがオーバーフローするのか逆に愛を持って迎え入れられ、なんとかしてRTAをやろうとして数多のプレイヤーが鎬を削ったり、メーカーがエイプリルフールのネタにしたりして俄に盛り上がったりします。

 

しかし世の中には語られないゲームがあります。

それが「惜しかった」ゲーム。

 

平均点は取っているものの特に秀でたものがないとか、ボリュームが少なくてキャラやストーリーに感情移入する前に物語が終わってしまったなどさまざまな理由で特に語ることがないとなってしまう惜しかったゲーム。

みなさんも記憶の中に思い当たるゲームがあるのではないでしょうか?

 

俺の中での惜しかったゲーム筆頭は「METAL GEAR RISING: REVENGEANCE

このメタルギアライジングはメタルギアソリッド4の続編にあたり、それまでのスネークを主人公としたスニーキングゲームから一転してサイボーグ化した雷電を主人公にしたハイスピードアクションとなっています。

 

その後発売されたメタルギアソリッド5メタルギアシリーズの作品時系列としてはかなり早いものであるため、現在メタルギアシリーズの1番新しい時系列の物語であり、今後メタルギアシリーズの続編が出ることが危ぶまれていることを考えると時系列的には最後のメタルギアとなります。

 

当初主人公の交代やジャンルの大幅な変更など色々と話題になりましたがプレイしてみるとその爽快感は格別!

敵のみならずフィールド上のオブジェクトもバッサバッサと斬ることができ、ゲームスタートしてすぐの場所にある巨大な石橋を切り落としたときの感動はなかなか他では味わえないのではないでしょうか?

 

巨大な石橋が跡形もなくなるまで粉微塵に斬りまくったのは決して俺だけではないでしょう。

 

敵を斬り伏せるのも「サイボーグだからセーフセーフ」と言わんばかりに手も足も首すらもバッサバッサ。

スティックで角度や斬る場所を調整していくのも斬新でした。

 

腕を斬り落として無力化して安全に倒したり、足を斬り落として動けなくし、助けに来た奴ごと一網打尽なんてことも。

特にこのゲームは回復手段に乏しく、主な回復手段が瀕死にした敵から動力炉をぶっこ抜いてエネルギーを吸収するという方法なので、敵にトドメを刺す際は胴体部分をなるべく残してしまわないと後々に響いてしまいます。

 

その他音楽面やその演出は素晴らしく、ボス戦でBGMがAメロのループに始まり、体力が減ってくるとBメロのループに変わり攻撃パターンが変化。

そして終盤にはサビのループになり敵の攻撃も激化!

倒すとアウトロに移ってフィニッシュ……この一連の流れと演出は本当にカッコよくて、例え難易度が低くてもめちゃくちゃ達成感と10日間がありますね。

 

さて、ここまでメタルギアライジングをベタ褒めしてきましたが、それではこのゲームが惜しかったゲームとは言えません。

なぜこのゲームが惜しかったゲームなのか。

 

それはストーリー。

ストーリーの内容自体俺としては賛否両論、良いところもあれば悪いところもあるのです。

特にラスボス周りは擁護できない。

ほとんどぽっと出の知らないオッサンがラスボスってどうなのよ……。

 

しかしそれ以上にボリュームの少なさが凄い。

昼過ぎにやり始めて夕方に終わりましたからね。

しっかりとは覚えていませんが、アクション苦手な俺ですらだいたい4〜5時間程度でした。

 

ラスボス周りが消化不良だったせいもあって「え?これで終わり?」な感じが強く、なんとも歯切れの悪い感覚が残ってしまいました。

エンディング後のショートムービーもこれからどうなるんだよ!?的な後を引く終わり方な感じがあったために「壮大に何か始まりそう」なところで終わってしまい、ぽかーんとしましたね。

 

後々DLCで他のキャラが使えるようになったり別キャラの掘り下げ等もあったのですが、ストーリー上で必要な部分がDLCってどっちかっていうと減点ポイントですよね……。

 

とはいえアクション等ゲーム部分は上記の通り爽快感が凄まじく、敵のパターンがわかってくると右から左から襲いくる敵を鮮やかに斬り伏せることができてとても楽しい。

とにかくストーリーがなぁ……薄くてなぁ……。

 

しかしながらあの爽快感がまた楽しみたいのも事実であり、アーカイブが来たら是非やりたいところ……なのですが……メタルギアだからなぁ……。

アーカイブ、出ないんだろうなぁ。

 

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