汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第475回 大人がTCGを遊ぶためには

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第475回です。

 

俺自身はTCGの世界から離れてしまって久しく、昔買ったタッグフォースを起動してみたりMtGアリーナをやってみたりとせいぜいがDCGに触れる程度なのですが、友人間や職場に割とTCGプレイヤーが多いのです。

 

そしてTCGプレイヤーの嘆きの多くは「対戦相手が足りない!」

 

メジャーどころが軒並み10年オーバーの歴史を持つ日本のTCG業界はその多くがルールの複雑化やカードプールの多さによってぱっと見の印象は中々にハードルが高い。

加えてほとんどのTCGがアニメや児童誌とのタイアップを前提としたプロモーション戦略を取っており表面上は「子供向け」の体裁を取っています。

 

しかしながら実態は十全に遊ぼうと思ったら結構なリアルマナーがかかってしまい、大人「こそ」フルに楽しめると言っても過言ではないのですが……やはりメインターゲット層が子供というプロモーション戦略のせいか大人がやるには少々間口が狭い感じは否めません。

 

また遊ぶ場所も問題です。

TCGをプレイするならどこでやりますか?

公共の場所ってほとんど無理ですよね。

 

これはTCGが子供向けだから大人が公共の場所でやるのは〜的な話ではなく、そもそもがTCGって公共の場所でやるのに向いてないんですよ。

経験者ならわかってくれると思うのですが、TCGってプレイするのにとにかく場所を取るんですよね。

 

普通にやるだけでも縦にも横にも場所を取り、プレイマットを敷くならさらに一回り、二回りも場所を取る。

しかも対戦ですから対面にはもう1人のプレイヤー。

必要場所が2倍ニバーイ。

 

公共の場所とかどうとか以前に机の大きさがまるで足りないなんてこともままありまして、実際に俺が現役だった頃家で友人とやる際は部屋にあるちゃぶ台ではとてもスペースが足らないので隅っこにどかして、カードを床に並べてプレイするのが普通の光景でした。

しかし昨今の住宅事情も相まって複数人が集まると家の中でやるには手狭なのでしょう、青空の下子供たちが公園のデカいテーブルでTCGなんてのはそこまで珍しくないものとしてたまに見かけるのですが、流石に大人がそれをやるのは……ねぇ。

 

というか普通に外はオススメしませんね。

突然の強風でリアルにリバースカードがオープンどころかフィールドからバウンスされてしまいますから。

 

となるとやれる場所はどうしてもカードショップ等のデュエルスペースになってしまうのですが、プレイ人口の年齢区分的に子供が多いのは事実でして、子供の遊び場を大人が大挙して奪ってしまうのはエレガントではない、美しくない。

 

どうしたものか、如何ともしがたい、こいつは一体どうするものぞ……。

 

とかなんとか思いながら調べてたらTCGカフェ、TCGバーなんてものがあるんですね!

 

考えてみれば当たり前。

ボードゲームカフェやプレステとか置いてあるゲームバーなんてものがあるのだから、TCGのソレがないなんて逆におかしいまでありますからね。

うんうん、これはいい!素晴らしい!

 

子供たちは無料のデュエルスペースで、大人たちは有料のカフェやバーでなどと年齢層を区切ってしまえば大人でもTCGの間口が広がるかも!

カフェの方なら値段にもよりますがちょっと背伸びしたい思春期の子も取り入れられるかもせれませんね(打算)

 

いくらかメニューを調べたりしたのですが、TCGをしながらでも食べられるように食べ物は爪楊枝を刺した一口サイズのものを取り揃えていたり、万が一に備えてドリンクは全て蓋付きタンブラーで提供したり机にドリンクホルダーが付いているお店なんかもあって、TCG「も」できる店というよりはTCG「が」できる店というキラリと光るサービスをしているところもあって感動しましたね。

 

TCGに限った話ではないのですが、こうした新たな趣味を見つける拠点や大人だからこその秘密基地みたいなお店が増えるととても良い。

実際俺は友人が「1人で行くのはイヤ!」というので全く触ったことのないTCGの大人向けイベントに出向いたことがあるのですが、友人にデッキを借りてルールをレクチャーしてもらいながらやっていたら右隣に座っていた男性プレイヤーが「今これ使うといいですよ!」とアドバイス

またターンが進むと左隣の女性プレイヤーが「このカードはシナジーがありますよ!」とアドバイス

 

元々友人が作ったガチデッキだったのもあり勝利を掴むと「このデッキは動きがわかりやすいですよ!」「いやいや!このデッキこそオススメですよ!」と初心者を逃すな!とばかりに手厚くサポートしていただいてとても助かったことがあります。

やはりその世界に足を踏み入れるならば「実際にプレイできる」「他にもプレイヤーがいる」場所は必須なんでしょうね。

 

しかしながら俺が行ったのは一度限りのイベントでしたが、恒常的にカフェ、バーとして続けていくのは難しそうです。

割とTCGって一回のプレイが長いですし、そのプレイ自体も一回二回で終わるとは思えないので客単価低そう……。

 

となればカラオケみたくスペースそのものに時間割でお金を取るか?

公式がやってくれたりすればとも思いますが、そうなると遊べるTCGの枠が狭まりそう……。

 

うーん、かつてTCGに喜怒哀楽した身としては大人が気軽にプレイできる場を整えて、界隈全土が盛り上がれば!とは思うのですが、素人考えではなかなか難しいのですね……。

 

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