常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第1001回です。
TRPGをやりました。
TRPGというのは決められた設定やルールの沿って作られたシナリオを基にプレイヤーが各々キャラクターを作成し、ゲームをしながらその場その場でキャラクターになりきって話をしながらゲームクリアのための目標を目指すゲームです。
節々に登場するイベントなどに対する行動は成功をサイコロで決めるため、こうしたい!と思ってもその通りに動けるかは一天地六の賽の目次第。
ネットでよく言われるSAN値チェックもこのTRPG用語で、自身が正気を保っていられるか、あるいは狂気に飲まれたかをサイコロの目で判断するというものです。
さて、これらがTRPGの根幹部分ではあるのですが、俺はTRPGの経験がありません。
もっと言えば知識的なものも上記の根幹部分はゼロに近い。
というのもTRPGにはリプレイ性があるものとないものがあります。
一度見た映画やゲームの結末がわかって当然のように、TRPGも一度プレイしたりその様子を動画や配信なんかで見てしまうと結末がわかってしまいます。
いくらGMがプレイ毎に設定に合わせたシナリオを作成し、各々が各々のキャラクターで好きに動こうと、辿り着くべき終着点が変わらないタイプのTRPGでは当然取るべき行動がわかってしまいます。
無論何度プレイしてもそれぞれの結末が存在するリプレイ性のあるTRPGも存在するのですが、どのTRPGがリプレイ性があるのかないのかはパッと見でわかりません。
なんなら調べることでリプレイ性のないシナリオの結末を知ってしまうことすらあり得ます。
昔から存在する動画のジャンルではあったもののネットの発達もあってTRPGは配信などでもあちこちで行われる一大ジャンル。
ですが興味がある、いつかやってみたいというポジションにいる自分からしたらネットに触れたら毎日四方八方から開けてみるまで教科書になるか未来を奪う呪いの書になるかわからない書物が飛んでくるアクロバティック地雷原。
そうこうしているうちに出来上がったのが地雷原を走り抜け、根幹部分だけを異様に反復して飲み込みながらもプレイ経験はないモンスター童貞ネオ・ケンロクエン。
そんなケンロクエンのところに唐突に訪れたTRPGのお誘い。
これに乗らずしてどうする!?ということで是非に!と申し出てプレイすることになったのが『永い後日談のネクロニカ』です。
先に言っておくとリプレイ性ありの作品なので、このクソブログのせいで未来の楽しみが奪われる!なんてことはないのでご安心を。
滅びた世界でゾンビとして目覚めたプレイヤーは共に目覚めた他のプレイヤーと一緒に自我を失ったモンスターと化した他のゾンビを殲滅したり、探索をしたりしながらゲームクリアを目指します。
今回はドのつく初心者の俺のためにショートセッションとして、細かい導入や複雑な部分を意図的に省いたシナリオをGM(ネクロニカではGMのことをNCと呼称するそうです)が手ずから用意してくれました。
頭が下がりますね。
その前にキャラクターの作成。
自身の分身となるキャラクターを作り上げるわけですが、NCや既プレイの他のプレイヤーから手ほどきを受けつつプレイがスムーズかつ複雑になり過ぎないようなキャラクタービルド。
戦闘要素があるので武装は……目からビーム!
……。
脳内によぎった不穏なビジョンを振り払いつつビルドを続行!
レーザービームはネクロニカに用意された公式要素なので問題無し!
まぁ腕や胴体からビームをぶっ放してもいいのにわざわざ目から発射するために頭にレーザービームを搭載したのは俺なのですが……。
キャラクタービルドの時点でもランダム要素は既にあり、今回はキャラクターの内面に触れる部分がそれ。
俺のキャラクターは感謝の念を持ち、飢餓感を感じながらも希望を忘れず、他のプレイヤーにもプラスの感情を持つキャラクターに仕上がりました。
ち……違う!
俺のキャラクターは断じて目からビームを放つトリコなんかじゃない!
とはいえ他2人が割と複雑な感情を抱く中、プラスの感情しかなくてマイナスっぽい要素も飢餓感くらいしかないマイキャラクター。
その飢餓感もゾンビ故に「無いはずの飢餓感」とわざわざ補足説明されるほどの代物。
あぁわかった……キミは、キミは……バカなんだぁ!(カギ爪ワキワキ)
あぁバカよ、バカよ、愛しいバカよとキャラクターの根っこの部分がバカで占められていくマイキャラクター。
とまぁこんな感じで初日はキャラクターだけ作って終了。
そして後日、再度集結したそこには……!
立ち絵!バーン!
3D!ババーン!
こいつら……仕上げて来やがった!!
そりゃ絵が描ける人と3Dいじれる人がTRPGやるならそうするよなぁ!と思いつつ、俺だって何も考えてないわけじゃないんですよ?それなりにキャラ設定は考えましたし、キャラの造形だって頭の中にはあるんです。黒髪の長髪ギザ歯で背は高くて割とガッシリした細マッチョアスリート体型で、衣装は病院の入院着で薔薇のワンポイントがあるんです!(超絶早口)
……割と真面目にAIイラスト触ってみようかなぁと思いますね。
世に出さずにこうして身内で遊ぶ分には問題ないですし、1人だけ泣く泣く過去に人から描いてもらったイラストを無理矢理立ち絵にするよかマシですし。
そんなこんなでセッションスタート。
今回のセッションは先に書いた通りのショートセッション。
ゲームの流れを掴むチュートリアルにして、後日本格的にやる時のためのエピソードゼロになるという非常に頼もしい作りです。
目覚めた瞬間から即座に戦闘パートに流れ込むも溶解液を撒き散らして敵の大半を溶かしながら戦場を闊歩するプレイヤーA!
怒涛のパイルバンカー3連射で立ち塞がる敵を粉砕するプレイヤーB!
群がるゾンビをまとめて散らす!今必殺のレーザービームで消し飛ばすマイキャラクター!
気付いてみたらチュートリアルとは何だったのかの勢いで反撃すら許さずに敵を消し去る我らがキャラクター。
たぶん本来はこんなにバトルジャンキーバーサーカーが大暴れするジャンプ系シナリオじゃないはずなんですが……。
何せ経験がないわけですから、自分のキャラクターがどんな動きをするのか自分でも掴めてないわけです。
その上「バカ」という部分だけはしっかり決まってるが故にめちゃくちゃ気の利いた立ち回りもできません。
良い塩梅というのがわからずに会話と言いながら2、3呟いて終わるというバカのコミュ障なマイキャラクター。
これは次回までの課題ですね。
自分の中で大体こんなキャラ設定という下地はあるのですが、それを演じるとなると話は別。
脳内で思い描いたのはあくまでキャラクターそのものであり、俺が演じることは想定にないわけですから……。
無論演じるのではなく〇〇は「セリフ」と言ったみたいな感じで説明するのもOKなのですが、キャラクターがやりそうな行動こそパッと思いつきこそすれ、それに付随した言葉まではスッと出てこないものですね。
たぶんこの辺の殻を破れるかどうかがシナリオやキャラクターに没入できるか、そしてTRPGをもっと楽しめるかに繋がってくるのでしょう。
初体験なだけあってどちらかと言うと課題面が目立った今回のTRPG。
次回に向けてちょっと他のTRPG動画でも見ようかな〜と思う反面、やっぱりそれがリプレイ性の無いやつだったら嫌だ〜!となって動画が見れないケンロクエンです。
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