汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第450回 SCPという世界観

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第450回です。

 

みなさんはSCPというもの、世界をご存知でしょうか?

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元は海外の掲示板に貼られた1枚の彫刻の画像で、それに対して「これにみんなで面白い設定を付けようぜ!」という遊びに端を発するものなのですが、その世界はあれよあれよという間に広まり続けいつの間にやら「この世界には人々の生活を脅かしたりする以上存在(オブジェクト)が多数存在し、それらから人々の当たり前の生活を守るためオブジェクトを確保(Secure)収容(Contain)保護(Protect)している財団組織が存在している」という巨大な世界観を持つようになりました。

 

そしてSCPとはこの世界観やザックリとオブジェクトのことを示す言葉です。

 

この流れは海外にとどまらず、日本にも到来し、日本は日本でSCP日本支部というものが発足してたりしています。

 

このSCPという世界観はいわゆるシェアードワールドで、基本的に誰もが新たなSCPを創造したりできるわけですが、その各種SCPの設定は財団に上がってくる報告書という形で設定されます。

そしてSCPというのはそれぞれ危険度とか秘匿性があるんですね。

 

例えば人を殺めてまわるオブジェクトなんかはある意味わかりやすいわけじゃないですか。

こいつは人形の形をしてますけど意思を持っていて勝手に動き回って出会った人を殺してしまうので、好きに動かないように閉じ込めておいてください。みたいなやつはパッと見でこれが異常なオブジェクトで、危険な存在だっていうのがすぐにわかるわけなんですが、中にはもうしっちゃかめっちゃかなものがそれはもう沢山あるんです。

 

例えばその情報を知るだけで精神に異常をきたす概念存在とか、知るとそれが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまうので報告書に詳しく書けないものとか。

そういったものがあるために完全に綺麗な報告書というのはなかったりで、ちょくちょく一部が黒塗りになってるんです。

 

これがまた考察というか想像の余地があり、また解釈の分かれるところで、例えば「これを利用した者は◾️◾️◾️されます。」という文章があったとして、◾️◾️◾️に入るのはなんだろう?ということです。

 

それは記憶を消される記憶処理なのか、はたまたただの罰則なのか。

あるいは命を取られるのか…。

 

中には黒塗りだらけでわけがわからなくなってるものや、それを逆利用してわからないことこそが正体みたいなものまで存在するというトンチ状態になってるものまで。

そしてそのあらゆるSCPを日夜考察したり解説したりするサイトなんかがあちこちにあり、そういったものを見て回るのが好きなんです。

 

なんせケンロクエンはおつむが少々アレなので、カッチリした報告書形式の本文だとイマイチ理解しきれないんですよね。

 

こうして書くと世界や人々の命が危険にさらされるオブジェクトばかりに思われますが(実際そんなのばっかりですが)中にはコミカルなものやほっこりするものも多数存在し、3!2!1!へいらっしゃい!!の掛け声で投擲した寿司が高速回転して戦う爆転ニギリ 寿司ブレードなるものや、周囲の人の役に立ちたくて仕方がないスライム、異世界からやってきた困っている人の前に現れてその人の悩みを解決するものを渡してくれるワンちゃんなんかも存在します。

 

中にはジョークオブジェクトという最初からめちゃくちゃやるためだけのお遊びものもあり、そうなるとやりたい放題で、知るだけで死に至らしめるオブジェクトを生身で返り討ちにしたりするのでもうめちゃくちゃ。

 

とまぁ長々と書いてきたのですが、実はそこまでSCPに詳しいかと言われるとそうではなかったり。

というのもこのSCPという世界観、大元のサイトが立ち上がったのがなんと2008年。

誰でも使えるシェアードワールドという特性も相まってオブジェクトの数は増え続け、後から出てきたオブジェクトが以前に出たオブジェクトと関連があったら、これとこれは同時に存在すると矛盾するのでパラレルワールド扱いだったり、財団以外にもオブジェクトは徹底的に破壊するべきだ!という組織や逆にオブジェクトを世間に公表していこうという組織が出てきたりで、マジでしっかり把握してる人は一体どれほどいることやら…。

 

総じて面白いし見ていて飽きないので興味がある方は是非是非調べてみてください。

しかしご注意を。

調べてたら時間が秒で溶けて、概念系のSCPの影響を受けたかのようになります故…。

 

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