常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第387回です。
今や当たり前になりましたね。
泣ける!が売りの映画やドラマは。
俺以外にもいっぱいいそうではありますが、俺はあの泣けるっていう宣伝文句が苦手です。
そもそも泣くって行動としてイレギュラー過ぎませんか?
みなさん最後に泣いたのっていつですか?
俺はちょっと思い出せないくらいには前なんですけど、世間のみなさんはそんなにカジュアルに泣いているのでしょうか?
いや感動しない冷酷なマシーンってわけじゃないですよ?
むしろ俺の精神面は影響されやすいフレキシブルな方だと思っています。
でもそれと泣くって別物じゃないですか?
喜怒哀楽いろんな方向に感情が揺れ動いたとして、笑ったり怒ったり嫌な気分になったりすることはあれど、泣くってそれらより一線を画してると思うんです。
うまく言い表せないんですけど、マジギレのそれに近い感じです。
怒ることって生きてりゃそこそこあるとは思うんですけど、マジギレのレベルになると極稀ぐらいにはなるじゃないですか。
そんな感じで感動はするんですけど泣くとなるとそれはもう別問題で、それを口コミとかで聞くならまだしも作った側から「泣ける!」と言われてしまうとその時点で少し身構えてしまうんですよ。
絶対泣けると豪語するほど作品に自信があるのはもちろん素晴らしいことだとは思うんですけど、それにしたって泣くという領域って笑うとか怒るより先にある領域なわけで、それを確実に泣けるぜ?と踏み込んでこられると「ハンパな気持ちで入ってくるなよぉ?ナミダの世界によぉ!」となってしまいかえって泣けなくなるような気がします。
別視点で言うと泣ける!って作品で泣かなかったら?と思ってしまうんですよ。
あまり感動系の映画を映画館まで見に行った経験が少ないのですが、もし周りが100%泣いていて俺だけが「はぁ〜良かった良かった\イヨォ-ポン/」みたいな感じだったら不安になりません?
もしかして俺だけがおかしいのか?普通の人間なら泣くのか?オレ ニンゲン チガウ?
そんな一抹の不安が過ってしまい、感動を全面に押し出して、泣ける!を宣伝文句として売り出している作品を見ると、「Blu-ray出てから家で見るか…」となってしまうんですよ。
世間の評判が泣ける!なら「泣きはしなかったけど良い映画だったよね」ってハードルをくぐることもできるのですが、制作サイドに泣ける!と言われてしまうと「泣かないのはお前の理解度がゴミ」って言われてるような気がしちゃってハードルをくぐることすらままならない(被害妄想)
そんなわけで映画の泣ける!っていうのはもう少し控えめにしていただきたいんですけど、なんとかなりませんかね?
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