常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第447回です。
映画がヒットすると時折話題になる「〇〇回見に行った」と言う人の話。
俺が今まで同じ映画を公開期間中に複数回見た経験がほとんど無いので、この手の話を聞くたびに共感しかねるのですが、そんなにメジャーなことなのでしょうか?
その数少ない複数回見に行った経験も、既に見た映画を友人から1人で見に行くの嫌だ!奢るからついて来て!と言われて見に行ったというあんまりな理由なので、もはやゼロと言ってもいいんでしょうけどね…。
来場者特典とかがあって複数回…というのはまだわかるのですが、ストーリー目当てに複数回というのはちょっとよくわからない。
確かに2時間半ぶっ続けなわけですから序盤のやり取りや細かいディテールなんかはすっぽ抜けてしまってはいるのですが、とはいえそういうのは数ヶ月にソフト化してから見ればいいかなというのが個人的な感覚です。
否定しているわけではないですよ。
しっかりディテールを追って、細部まで1つの作品を楽しみ尽くすというスタイルは素晴らしいことですし、その方が作品を作った側も(マネー的にも)冥利に尽きるってなもんです。
でもね、でもですよ。
どうしても気になってしまう、目についてしまうことがあるのも事実でして…。
「〇〇回見た!感動した」「もう〇〇回目だけど泣いた!」「今から〇〇回目!」
こんなの多くありません?
なんというか…薄いやつ。
良い作品は何度も見たくなる。うん、これはよくわかります。
俺も上映中に何度も〜は上述の通りほとんどないのですが、なんだかんだ年に1度くらいレンタルして見てる作品とかありますから、そういう気持ちはよくわかります。
ですが、なんというか…〇〇回見たがメインになってる感想ばかり目についてしまうのは、俺が斜に構えた姿勢で物事を見てしまっているだけでしょうか。
確かに俺がメインで使っているSNSがTwitterなので、140文字制限の中で映画の感想や複数回見たからこその発見を全部ブチ込むというのは無理筋な話です。
せいぜいが「〇〇回見た!主人公の動機が最初わかんなかったけど、やっと理解できた!序盤のアレがあったからか!」くらいのモンだと思います。
ですが目についてしまうのは〇〇回見たの数を競うようなものばかり…。
感想は変わらずともスクリーンの迫力や音響など、家では不可能な設備面の感動を得ることはあるでしょう。
ですがそうしたことも書かずに目についてしまうのは見てきた回数そればかり…。
やっぱりこういう時代ですから、SNS等での口コミって凄いパワーを持ってるわけじゃないですか。
それこそステマとかに使われるレベルで人の感情を煽り左右する力を持っているわけですよ。
そんな時に「たくさん見たけど感想が薄っぺらい」ツイートとかがたくさん流れると「たくさん見ても何も心に響かないんだな」とか「そんなに見ないとストーリーが理解できないならソフト化してからでいいや」ってなっちゃうんですよ。
もちろん感想は人それぞれなので「そんなに何度も見たくなるなら見に行こう!」ってなる人もいるとは思うんですけどね。
少なくとも俺はネガティブな印象を受けてしまうんですよ。
うーん…よくわからないなぁ…。
同じ映画をたくさん見ることによる良さを勉強しないとなぁ…。
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