汚泥の底日誌

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第365回 グルメ漫画の料理の万能性は異常

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第365回です。

 

グルメ漫画好きなんですけど、グルメ漫画の料理の万能性って凄くないですか?

 

いや、グルメ漫画で料理がクソの役にもたたなかったら漫画が成り立たないから仕方がないんですけど、人生の岐路や悩みを料理で解決って下手な異能力者より凄いと思うんですよ。

 

百歩譲って思い出の一品や故郷の料理なんかでトラブルを解決するのはわかるんですが、進路の悩みとかを料理でズバッと解決!さらにそこに「ブリは出世魚と言われて成長するごとに名前が変わり〜」なんて豆知識を披露とか凄すぎませんかね。

 

時にはドチャクソ重い悩みを抱えた人に「今の君にぴったりの料理があるんだ」と冷蔵庫からササッと出してきた食材で作った一品で見事解決してみせたり、たまたま親戚から送られてきた食材が会社の危機を救ったりと身内に正体が知られてはならない予知能力者でもいるのかというレベルのドンピシャぶり。

 

このハチャメチャなんでも料理で解決脳筋ストロングスタイルがグルメ漫画なら割とよくあるレベルなのが凄いところ。

 

これが料理バトル漫画ともなればインフレはさらに高まります。

 

会社の危機は?料理でバトル!

恋の行方は?料理でバトル!

子供の未来は?料理でバトル!

 

これが普通に行われる狂気の世界!

それが料理バトル漫画界!

 

ホビー漫画で大事なことをオモチャのバトルで決めたり、カードゲーム漫画で大事なことをカードゲームで決めたりするのは「なんでそうなるんだよ…」という声が挙がるのに対して、料理バトル漫画となると「料理バトル漫画やし…ま、ええやろ!」くらいになるの凄い超えてもうズルくないですか!?

 

だって考えてみてくださいよ!

ゲームの勝敗で晩御飯奢りとか少なくないお金を賭けたりしたことって割と珍しくないことだと思うんですけど、料理の結果で何かを決めたことが人生においてありますかって話ですよ!

大多数の人がないんじゃないですかね?

 

つまり現実的な話だとゲームで物事決めることの方が圧倒的に多く現実的なのに対して、フィクションのフィルターを通すと料理で物事決めることのほうが常識的な感じになるんですよ!

 

まぁホビー漫画とかはジュース奢るくらいのお手軽さで世界の命運とか賭けていくんで非現実感に拍車がかかっているところはあると思うんですけど、それを差し引いても現実とフィクションで価値観が真逆って凄くないですか?

 

料理っていう身近なものがあるからだとは思うんですけど、それによって価値観をひっくり返すほどのことが、まぁ…あるよね!くらいにまで感じ方が変わってしまう。

果たして本当に料理されていたのは食材か、はたまた読者の方か…。

 

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