汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第349回 実写化の際の改変の話

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第349回です。

 

極主夫道のドラマ版を見ました。

Twitter等で検索してみるとやはりみなさん気にかかるのは原作にはない娘の存在。

始まってみると主人公であるタツディスるシーンが目についてしまいました。

 

原作漫画版ではあくまで見た目のせいで怖がられたりすることは多々ある…というか常なんですが、タツはヤクザ時代の知り合いとのやり取り以外では余程のことではヤクザムーブしないんですよね。

だからタツのことを面と向かってディスるキャラってたぶんいないんじゃないでしょうか?

少なくとも俺の記憶にはありません。

 

そこに現れた娘の言動、引っかかってしまいます。

 

そもそもメディアミックスする時に新キャラを投入すること自体がとんでもない博打だと思うんですよ。

原作にないキャラを投入するなら原作キャラと被らないキャラを投入しないといけないわけで、そうなると「本来必要ない立ち位置」のキャラが生まれてしまうことがあるんですよ。

 

例えばボケとツッコミで完成してる構成にもう1人追加するとなったらどうします?

うまいことボケやツッコミを引き立たせるキャラを生み出せれば大盛り上がりですが、長々と尺を消費してボケの説明をするキャラとかだったら最悪じゃないですか。

 

布団が吹っ飛んだ!→なんでやねん!→\ワハハハハ!/の流れに布団が吹っ飛んだ!→なんでやねん!→今のは「ふとん」と「ふっとんだ」をかけたギャグですよ!→あ…うん。

こんな感じでね。

 

新キャラの全てがダメってわけじゃないんですよ。

基本はAとBのやり取りがメインの漫画があったとして、でも人気のエピソードはAとCの絡みの漫画があったとした時にBとCを繋ぐDという新キャラを投入する。

こんな感じだったら原作ファンも「あのエピソードやるんだ!」と期待できますからね。

 

話を極主夫道に戻すんですが、新キャラが娘ってのはやるべきではなかったと思うんですよ。

 

原作だと新婚っぽい感じですからまだヤクザやめてすぐなのかな〜?なんて思えるんですが、小学生の娘がいるってことは結婚を機にヤクザを抜けて、そこから子供が産まれて成長してって考えるとヤクザを抜けて10年とか経っててもおかしくないわけじゃないですか。

それってもうわざとじゃん…。

 

原作読んでたらわかるんですけどタツってめちゃくちゃ真面目なんですよ。

年上はもちろんのこと、自分より年下っぽい人でも知らない人ならきちんと敬語使うし店員さんとかにもめちゃくちゃ丁寧な話し言葉で接する。

ファッションはヤクザ丸出しですけど、料理する時はエプロン、三角巾をしっかり着用。

 

たぶんミクや御近所さんが見た目を指摘しようものならその日のうちにヤクザアイテム全部捨てて「やりすぎ!」って突っ込まれるくらいはやりそうなくらいに真面目なんですよ。

 

作中彼のファッションを初見で指摘する人は(見た目が怖くて)いないし、話してみればめちゃくちゃ良い人なのでファッションで判断する人もいなくて結果的に誰も指摘しないってことなんです。

 

そんな彼が10年生活しててまだヤクザ感ある生活してるとはとても思えないんですよね。

主夫ですから小学校とのやり取りやPTAとかとの会合にも彼がずっと出てたでしょうし、仮にあの服装が彼のポリシーだったとしても娘が後ろ指さされかねないとなったらそんなポリシーへし曲げて捨てるようなキャラだと俺は思ってたんです。

 

なのにあれ。

 

そんなのもう威圧目的でやってるとしか思えないんですよ…。

 

まぁまだ始まったばかりですし、今後どうなるかわかりませんので!

最後まで見ていきたいと思います!

 

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