汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第161回 前作主人公の立ち位置はどうするべきか?

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第161回です。

 

先日龍が如く7をクリアしたわけですが、この7ではそれまでの主人公である桐生一馬から春日一番に主人公がバトンタッチしました。

少し前に外伝作品ではありますが、ジャッジアイズで木村拓哉さん演ずる八神が主人公を務めてましたし、ナンバリング作品でも複数主人公や桐生さんと真島の兄貴のダブル主人公等もやってきたのですが、ナンバリング作品で完全新規主人公はこれが初。

 

主人公の交代は難しいものがあります。

 

作品の顔と言えるまで成長したキャラクターを降し、なんの思い入れもないキャラクターに新たに感情移入してもらうというのは大きな博打。

これがドラクエ、FFのようにナンバリングタイトルごとに世界が、主人公が違う作品ならまだしも、同じ世界観だと「まだどこかに前主人公がいるのに…」というわだかまりを抱えてプレイしなければなりません。

 

しかしだからといってずっと同じ主人公でも限界があるのも事実。

戦い続けて勢力的、政治的に複雑な立場になってしまった主人公が出張るためにそれなりの理由を用意する必要があったり、平穏を望んだはずの主人公がシリーズが続けば続くほど戦いの渦中ど真ん中にいるのも痛々しいものがあります。

 

そこで新主人公の出番!!…なのですが、ホンッッット難しいですよね。

 

今回俺がプレイした龍が如く7は大成功の部類で、天然的なコメディが限界だった桐生さんから積極的にバカができる一番に変わったことで、足りない物を仲間に補ってもらうことも違和感がなく、一番の過去もバチクソ重いのですが、それすらも前向きに捉えて進む気持ちの良い作品でした。

 

だが!しかし!

主人公交代がうまくいかずに消えていったシリーズも珍しくないのは残念ながら事実。

酷い時には主人公を変えたからシリーズが終わった!と新主人公がその十字架を一身に背負う羽目になることも…。

 

実際主人公続投してたら〜なストーリーであることも少なくないんですよね。

話が壮大になりすぎたから主人公変更しただけで、やってることが今までと同じ〜な作品も多々あり、これなら主人公変更なんて博打うたなくても、初代のリメイクの方が売れたんじゃ?と思うこともあります。

 

また、ストーリーも新主人公も面白かったけど、これ前主人公が出てきたら5分で終わったよね?なんて作品もチラホラ。

 

そこで重要なのが前作主人公の立ち位置はどうするべきか問題!

 

1番多いのはそもそも出ない!

 

時が経って死んでいたり、昔からこういう人がいて〜などと生死が曖昧にされてたりなどで出てこないパターンが多いですよね。

死んでいるならしょうがないですもん。

また、すべてのキャラクターが不自然にまで言及を避け、まるでいないものかのように扱うパターンも結構あります。

 

あまりに言及しなさすぎて不自然になっちゃう時もあるので、そこら辺の匙加減が難しそう…。

 

逆に出すパターンの時はその能力をどうするかがとにかく重要。

強さ据え置きだと最初からアンタがやれよ…になってしまうし、弱体化するにも理由や弱体化イベントが必要。

 

前作主人公の弱体化イベント組み込むくらいなら新キャラの深掘りをして欲しかったり、せっかく出てきたのに弱体化するくらいなら出すなよ!って声も聞きますからね。

 

新主人公が戦う理由が前主人公の弱体化が原因だと個人的には萎えてしまいます。

 

弱体化の理由が前作のラストで示唆されていたり、前作から長い時間経ってて老化により弱体化とかならともかく、ポッと出の敵に弱体化させられたり、新主人公を庇った結果弱体化だとゲンナリ…。

 

ただでさえ前主人公の代わりという視点で見てしまいがちな新主人公なのに、そういう理由で主人公交代となると脚本的にも代わり感がありありでガッカリしてしまいます。

 

なので俺は前主人公は出ない!または出るならば一線を退いた理由を用意してほしい!

 

弱体化イベントはやめてほしい…。

 

弱体化するなら老化や戦いがなかったからってのがリアルだし、平和を勝ち取った感があっていいですよね。

 

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