汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第104回 依存症対策にゲームの利用時間制限は有効?

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第104回です。

 

香川県のゲーム、ネットの依存症対策案がTwitterで話題になっていました。

まさか令和2年を迎えてゲームは1日1時間(休日は90分)という文言をよりにもよって行政サイドから見せられるとは思わず、ノスタルジックな気分になっています。

 

さて、みなさんはゲームやりますか?

俺はやります。今更でしたね。

 

今やスマホの普及によりゲームをしてない方が珍しいのではないでしょうか?

お爺さま、お婆さま方もポケモンGOで外に出歩く時代にゲームを制限すれば依存症対策になる!というのはクォーツァーじゃなくても「お前たちの平成って醜くないか?」と苦言を呈したくなるでしょう。いや、もう令和なんですけどね。

 

俺はかなりゲームに理解のある両親の元育てられましたので、ゲームに制限はかけられたことはあまりありません。

しかし、宿題より先にゲームをやったら怒られましたし、夏休みにゲームのやり過ぎでラジオ体操までに起きられなかったら怒られてその日はゲーム禁止なんてことはありました。

 

ゲームと生活の両立ってのはそんな感じでご家庭でうまいこと折り合いをつけていくことではないでしょうか?

 

なんなら小学校入学とほぼ同時に派手に体調を崩して1週間入院し、友達グループがほぼ固まりかけて孤立しかけた時に俺を救ってくれたのはポケモンと通信ケーブルでした。

当時通信ケーブルを持っている人は珍しく、それを持っていたのも両親が兄の妊娠中の暇つぶしとしてゲームボーイ2機と通信ケーブルを持っていたからです。

その後通信ケーブルをめぐる珍事とゴローニャのせいでイジメられそうになったのはまた別の話…。

 

 

少し真面目な話をしましょう。

 

仮にこのゲームの利用時間制限が施行され、子供たちが1時間程度しかゲームができなくなったとしましょう。

子供たちはなにをするんでしょうね?

 

平日に両親が共働きでいない家庭の子が1時間ゲームをした後に親をただじっと待つのか?

なかなか簡単なことじゃないです。

 

休日にゲーム以外で遊ぼうにも、遊具は撤去、球技は禁止、大きな声を出すなと警告文がでかでかと貼られた空き地以下の公園でなにをしろと?

 

ゲームを制限して終わりならばそれほどラクなことはありません。

ゲームを制限するならばそれに代わる何かを提供しなければ子供はただただ不満を募らせていくだけでしょう。

 

球技等が禁止されていない公園や、図書館でこんな面白い本がある!といったアピール、インドア、アウトドアを問わない各種体験型アクティビティを充実させないとゲームが制限されて空いた時間がそのまま虚無になるだけです。

 

また、子供に制限をかけるのならば大人の酒、タバコ、ギャンブルなんかも同様に制限をかけなきゃフェアじゃない。

なんせ飲酒による事件や事故は数え切れないほどだし、タバコによる健康被害や喫煙場所を巡るトラブルも多数です。

ギャンブルはそのまま生活の破綻に繋がりますし、そこに制限をかけずに子供だけ制限しておいて、制限した後は知らぬ存ぜぬではあまりのも不義理。

 

大人と子供の判断力?でも酒、タバコ、ギャンブルによるトラブルや依存症は全て大人の問題です。

にもかかわらずそこに大人、子供で線引きするのは子供騙しというものです。

 

子供に対して色んな体験をできるような場をたくさん整えること。

時間は有限なのですから、魅力的なアクティビティを多数提供すれば、自然とゲームに触れる時間は減ると思うのですが、いかがでしょうかね?