汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第69回 カードゲームの地位とは

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第69回です。

 

少し前になるのですが、カードゲーマーの地位向上のためのイベントをやるぞ!という話がありました。

なるほど、漫画やアニメ、テレビゲームが趣味として一般化の傾向を見せる中、カードゲームはまだまだ子供向けなイメージが拭いきれないのは確か。

 

カードゲームというのはかなり金がかかる。

言ってしまえばガチャのあたりを組み合わせて戦うわけだから、そりゃもうかかる。

カードショップで狙った1枚を個別に買うこともできるが、当然値段は張る。

 

つまりガチでカードゲームをやろうと思ったらそれなりに潤沢な資金源=経済活動はほぼ必須なのだが、そこに目を向けずにカードゲーマー陰キャ!などと言われてしまってはたまらないだろう。

そもそもカードゲームだって趣味という括りの1つであり、そこだけ切り取って陰だの陽だの決めつけるのはひどい話だ。

前述の通りそれなりの資金が必要なので、熱を入れれば入れるほどカードゲーム以外に目を向けることは難しくなるのだが、それはカードゲームに限らず全ての趣味でそうだろう。

 

俺はカードゲームを小学生の頃にやめたしまって、今では情報だけ追っているのだが、カードゲーマーは意外と話の引き出しが多い人がいる。

当然資金が必要なのだから仕事なら、若い人でもバイトなりするし、対人対戦がメインなのだからある程度のコミュ力も必要になってくる。

そりゃぁ陰か陽かで無理やり分ければ陰寄りな人が多いのだろうが、それは極端な二元論を持ち出した時の話。

そして陰だの陽だのといったこととリア充であるかはまた別の話だ。

 

陽とされる人でも満ち足りていないなら非リアだし、陰とされる人でも満ち足りているならリア充だ。

 

極論ではあるが趣味の地位なんてのは第三者から見た時にどう判断されるかで、実際のプレイヤーの気質なんてのはそこから一歩踏み込んだ上での話だ。

だから話を知った時にイベントとはカードゲーム体験会とか、実際のプレイを配信してルール説明とかして新規層の獲得や知名度の向上をするのだと思った。

そう思って調べてみると

 

 

都内のクラブでパーティー

 

 

 

都内のクラブでパーティー

 

 

 

 

…は?

 

 

 

いやいやいやいや!

都内のクラブでカードゲームのイベントすればカードゲームの地位向上ってありえないだろう!

そもそもクラブでパーティーするのはリア充とはいえパリピと呼ばれる人たちで、仮にカードゲーマーパリピの図式が浸透しても、そこに加わろうとする人が増えるかは疑問だ。

 

仮にしっとり優雅で格式高いパーティーをやったとしても、今までのイメージが陰キャのイメージだったのに、急にそんな両極端なことしたってよりハードルが上がるに決まっている。

 

本当に趣味としての地位向上がしたいなら誰でも気軽にプレイできる、趣味としての選択肢に入りやすくすることだろう。

 

にも関わらずクラブでパーティー

 

先程の通り陰とか陽とかとリア充か否かは無関係。

なのにクラブでパーティーすれば地位向上!なんてのはあまりに極端。

結局のところ主催者が1番リア充をわかってなかったという酷い陰キャ落ちである。

 

案の定イベントはあまり芳しくない結果で終わったようだが、俺はこれでいいと思う。

これでヘタにカードゲーマーがクラブでカードゲームするヘンテコ集団だというイメージがつかなくて良かった。

 

今後は一足飛びにハイクラスを要求する極端で視野が狭い提案ではなく、ミドルクラス、普通の人々が趣味として選択しやすく、それを世に公言しやすいようなイベントにしてほしいものです。

イクラスはまだ早いよ。