汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第36回 バランス崩壊ぶっこわれ

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第36回です。

 

バランスブレイカー、それは合法チート。

ゲームにおいて多少なりとも尖った性能、突き抜けた性能のものは必ずと言っていいほどあるもの。

だが時としてゲームのバランスどころかゲーム性そのものを破壊するほど突き抜けてしまうものがある。

それこそがバランスブレイカー。

武器、戦術、そしてキャラ…他にも数あれど主にこの3要素もしくはその合わせ技だったりするバランスブレイカー。

これを使うと使わないとじゃ大違い!な使うとラクだよーなものから、使わない理由がない!という利便性が段違いなもの、使うと楽勝すぎてヌルゲーこえてクソゲーとまで言わしめるものも多数。

一重にその違いは製作者が把握しているか否かだと個人的には思ってます。

 

例えば武器。

よほどのバグでもない限り制作が把握していることがほとんど。

ゲームバランスをぶっ壊すようなことがしたくなければ装備しないという選択肢が取れるのでぶっ壊れ武器が存在しても非難を浴びることはあまりない。

非難を浴びる時はだいたい入手条件が裏ボスの討伐などで、手に入れても倒す相手がいない時。

この手の入手方法を設定した製作者はホント何考えてるんだろうね。

しかもそういうのに限ってトロフィーや図鑑などコレクター要素があって、今日も使い道のない武器を手に入れるために裏ボスに挑戦するプレイヤーは後を立たない。

 

戦術、特定の条件下や武器、技の組み合わせで思いもよらないパワーを発現させてバランスをぶっ壊す。

先程の武器とは違い製作者側が認知していないことがほとんどな一方で下準備が必要なことから特に修正もされなかったりする。

雑魚武器、雑魚技、雑魚キャラの組み合わせでバランスブレイカー程の性能を出せる時は浪漫扱いされ称賛されることも。

また、下準備が複雑だったり想定しづらい場合、プレイヤーによっては知らずにクリアすることも。

後年になってから知って あの時に知ってればもっとラクにクリアできたのに〜!ってなるのもまた一興。

 

余談だが無限のフロンティアという作品で相手を打ち上げる邪鬼銃・精霊舞(ジャキガン・セレブ すごい名前だけどこのキャラの技はだいたいこんな感じ)という技をゼノサーガからゲスト出演しているT-elosというキャラで捕縛してから使うととんでもないヒット数を叩き出す通称エロセレブという技がある。

これ自体はバランスブレイカーという程ではないが、このキャラを使うならこの技は必須とまで言われるほどなので、ある意味キャラの運用、役割を破壊した技なのだが、俺はこれを偶然発見し、めちゃくちゃにテンションが上がったことがある。

おしむらくは無限のフロンティアがマイナーゲー寄りなので、共有できる友達がいなかったことか…。

 

変わったところでは遊戯王カード。

この遊戯王カードの凄いところはスタン落ち(一定期間より昔のカードは使えなくなるというルール)がないため最新のカードと15年前のカードの相性がいい!などという不思議現象が多々起きる。

そんな時に新発売されたあるカードが10年近くまえのカードと組み合わせることでとんでもない効果を発揮することが判明。

新発売のカードを売りたいがために10年近く前のカードがまさかの一発禁止カードになってしまうという珍事件が発生したことがある。

 

続いてキャラ。

おそらくこれが最も業が深いだろう。

なんせキャラだ。

そのキャラが好きだから使っているのに性能のせいで厨キャラ扱いされたり、逆に好きになれないキャラなのに敵が強すぎて使わざるを得なかったり。

手塩に育てたキャラをポッと出のぶっ壊れキャラに追い抜かれた時など目も当てられない。

この手のバランスブレイカーは制作の手抜きなんじゃないかって思うことが多々ある。

だってステータス並べたら気づくじゃん?

一応めっちゃ強いのはこういう理由だ!という理由付けがされてることもある。

主人公の師匠キャラとかはその筆頭で、だいたいそういうキャラは少しの期間しか使えなかったり、後々弱体化イベントが待っていたりする。

対戦格闘ゲームはこのバランスブレイカーとの戦いの歴史と言っても過言ではなく、1番のぶっ壊れを調整したら他のぶっ壊れが暴れだすのは日常茶飯事。

中には全員が他の格ゲーに出張したら覇者になれるくらいのぶっ壊れだけど、その中でもぶっちぎりでぶっ壊れの設定上病人で余命幾ばくもないキャラとかいる。ジョアンジョイントキィ…。

 

俺的バランスブレイカーではゼオライマー

スーパーロボット大戦MXのぶっ壊れと言えば?と聞くとほとんどの人がゼオライマーと答えるだろうくらいにはぶっ壊れ。次点でツインレーザーソード。

一度気力が上がってしまえば超火力、超耐久、確率回避に回復能力と隙がなく、人によってはトラウマもののエヴァ量産機を纏めて薙ぎ払ったり、主人公とラスボスがタンカを切ってるのをよそにサクッとラスボスをぶっ飛ばしたりする化物マシン。

原作OVAではほとんど無傷、エネルギーは無限、グッと両手を合わせたら敵が土地ごとぶっ飛ぶとヤベェ代物なので、実はこれでもむちゃくちゃに弱体化してたりする。

続くスーパーロボット大戦Jでは多少調整されながらも相変わらずの超火力だったのだが、スパロボスタッフと原作スタッフの悪ノリの産物である強化体 グレートゼオライマー爆誕

元からもうあいつ1人でいいんじゃないかな?と言われてた性能なのに、グレートになってからはもうあいつ1人でいい。と断言されるレベルでぶっ壊れ。

なんなら敵が2体1組で放つ技を分身してぶっ放すという演出面でもコイツ1人でいいというぶっ壊れ。

幸いグレートゼオライマーの入手には中々キツい縛りが必要なので使わないという選択肢は容易。

まぁグレートにならなくても十分強いんだけど。

 

またスーパーロボット大戦Wでは初登場時から回避が高く能力が高水準。中盤戦艦と合体して高火力、高耐久モードを獲得。終盤更にもう一隻の戦艦と合体してハチャメチャに強くなるヴァルザカードという機体が登場。

このヴァルザカード、ウルトラマンの4倍以上の大きさながら敵の攻撃をひょいひょい避けるは、当たっても装甲も体力も高いので気にならない。

ついでに火力もえげつないので完全に隙なし。

この性能で恐ろしいことに主人公機。

主人公機は誰しもいの一番に強化するもの。

しかし気づいた時にはとんでもマシンが出来上がっているという…。

しかし、熱いシナリオと主人公のおかげで嫌になることはなく、むしろ積極的に使いたくなることだろう。

 

さて、ここまでバランスブレイカーについて語ってきたが、お分かりの方もいるだろう。

ここまで語ってきたのは全てコンシューマーゲームやカードゲーム。

しかし今やゲームの主戦場は変わった…。(CV.大塚明夫)

そう…ソシャゲである。

 

言うなれば運命共同体

 

互いに庇い合い

 

互いに助け合う

 

運営はプレイヤーのために

 

プレイヤーは運営のために

 

だからこそソシャゲは続いていく

 

ソシャゲは兄弟

 

ソシャゲは家族

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘を言うな!!!!

 

 

ガチャに溶かした寒い懐がせせら笑う!

 

武器!

 

戦術!

 

キャラ!

 

どれ一つ壊れてもソシャゲでは命取りになる!

 

誰が仕組んだ地獄やら!

 

兄弟家族が笑わせる!

 

お前も…お前も…お前も、お前もお前もお前もっ!!!!

 

 

 

 

ガチャのために死ね!!!

 

 

俺たちは一体何を目指してゲームをしているのか…。

 

 

とまでは言いませんがソシャゲでぶっ壊れとはそれほどの大惨事。

数多の金を溶かしたプレイヤーが運営のアカウントにクソリプを飛ばし、無課金プレイヤーがそれにマウントを取る阿鼻叫喚の無間地獄。

 

俺はアークレゾナというソシャゲをやっています。

サービス開始当初こそ俺がフォローしてる漫画家さんが注目してたり、多数のVtuberに宣伝してもらったりだったものの、まぁ正直マイナーゲーです。

そこに登場したリンというキャラクター。

こいつがとんでもないぶっ壊れ。

ゲームシステムはパズドラとツムツムの合いの子みたいな感じなのですが、このリンというキャラ、消せば消すほど盤面が良くなるというスキル持ち。

しかもバフが他のキャラより強くかかるというスキルまであるのでとんでも火力をぶっ放したら次のぷっぱの準備が出来上がるというハチャメチャキャラ。

適当に操作するだけで他のキャラの数倍、ちゃんとサポートすれば10倍近い火力を叩き出す化物キャラです。

これにより敵の相性など無視してリンでぶっ飛ばした方がラク。という展開が不動のものとなり、そこそこのキャラでパーティー組むくらいならリンとそのサポーターで組んだ方が強いという有り様に…。

 

その上アークレゾナにはスタミナの概念がなく、そんな時にランキングイベントを開催したもんだから、とにかくリンでぶっ飛ばすのが最適解という極限環境。

俺もリンで敵をかっ飛ばしてるんですが、あまりの一強っぷりに弱体化してもいいんじゃ…と思うレベル。

このままリンが基準になったり、それによってクエストの難易度が爆上げになるくらいなら、素直にリンのナーフをお願いしたいのだが、散々ガチャでピックアップされた後にそんなことしたら地獄なんだろうなぁ…。