常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第973回です。
前回「能力覚醒イベントの美味しいところだけ体感したい。バトル世界で生きていくのは嫌だ。」という話を書きました。
それは今でも変わらずで、能力覚醒どころかそうした能力がある世界に行くのも嫌なんですが、どうしても今この現代で能力が目覚めるとしたら何が良いのでしょうか?
そもそも能力バトルものはどいつもこいつも破壊的な能力に目覚め過ぎです。
そういう世界だからと言えばそこまでですが、老若男女がみんな能力を持っている世界であっても割とみんなバイオレンス方面の能力に目覚めているのがほとんどで、ヤバい時には「直接戦闘系能力でないのは珍しいな」とかバトルから離れている方が異端者くらいのノリのセリフが出てくるくらいです。
ヤバい。
本当にヤバい。
もし俺がある日突然能力に目覚めたとして、全てを焼き尽くす炎の力やあまねく全てを破壊する力に目覚めたら間違いなくメンタルケアに行きますよね。
俺……知らず知らずのうちにどんだけストレス抱えてたんだろうって。
実際問題そういう一般市民も例外なく能力に目覚めてる作品ってそれがそういうストーリーだからこそバトル系能力者がフィーチャーされてるだけで、もっと生活に根ざした能力に覚醒した人は絶対いるはずなんですよ。
例えば寝つきが悪くて困ってる人がいたとして、そういう人は絶対睡眠改善能力に目覚めるわけですよ。
なんたって3大欲求が阻害されてるわけですからね。
いるかどうかもわからない、いても自分が相対する必要があるかわからない化物と戦う能力に目覚めるよりかはよっぽど自然です。
そう考えると我々一般市民はやはり生活に根ざした能力が欲しいし目覚めるであろうというわけですが、みなさんはどんな能力が欲しいですか?
俺は先程挙げた睡眠改善能力が割とマジで欲しいのですが、アレも細かく考えるとなかなか難しいんですよね。
この手の睡眠で回復能力って大体2種類で、「短い時間で長時間寝た時と同じ回復力」か「絶対目覚めない代わりに長時間ぐっすり眠れて超回復」の2パターン。
前者は自分の時間がたくさん取れるようになる反面、活動し過ぎてかえって身体を壊すことが考えられます。
例えば1時間睡眠で8時間と同等の回復力という能力だったとして、それを過信して日々23時間活動を続けていたらそのうち睡眠では太刀打ちできないダメージを抱えそうですしね。
かと言って後者は何かしらの事情で長時間寝る時間が取れなかった場合の弊害がデカすぎる。
新幹線や飛行機といった長時間移動の際に不意に寝てしまったりしても最悪オートで能力が発動してしまうことを考えるとおちおち居眠りもできやしません。
こんなふうに考えると誰もが能力者の世界で一般社会を維持していくのって大変なんですね。
やっぱり能力、俺はいらないかな。
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