汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第946回 イラストAIについて考える

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第946回です。

 

「〇〇で△△な人物」

そんな言葉を入れるだけでハイクオリティなイラストを生成するAIが日々話題になっていますね。

Twitterなんかで「AIに描いてもらった」というイラストが結構な頻度で流れてきますが、どれもこれも凄いレベルが高くて本当にこれをAIがものの数分数秒で作ったのかと思うと技術の進歩を感じます。

 

実際海外ではAIでイラストを生成して、それをフォトショップっで手直しなどしたイラストがイラストコンテストで1位を取ってしまい、受賞後に「これAIですけど?」とネタバラシされて物議を醸していましたね。

 

そんなAIの進歩や活躍という光が大きければ当然影も大きくなるわけで、イラスト集を売るサイトで「AIで作ったやつはAIで作ったって書いてね」と言ったらその日の新作イラスト集に凄い数「AIで作りました」って付いたとか、あなたに書いて欲しいから!とイラストレーターにお金払って依頼したらAIイラストをポンと突き返されてトラブルになったとか、酷い話では描きかけのイラストやラフデザインをAIに読み込ませて勝手に「完成」させてしまって時間的に後追いになってしまう本家本元をパクリ扱いするなどの非道な行為も多々あるんだとか……。

 

こうしたAIイラストの話を聞くとイラスト描けないマンとしては技術としてはアリだと思うんですよね。

自分の頭の中のふと思いついたイメージを出力できたら!なんてことは誰しも思ったことはあるでしょうしね。

 

ただ思うのは進歩早すぎ。

つい先日凄いAIが出たぞ!って話をしていたと思ったらやれ大会で1位取っただの、商業イラスト集の大半がAIだの……早すぎ。

 

芸術の世界にもAIというか機械の波が押し寄せるってのはまぁ時間の問題だったと思うんですよ。

音楽の世界なんかは作曲ソフトが無料でポンポン転がってますし、その中に多数の楽器の音や演奏パターンが入ってますから、実際の楽器を使ってた人たちはその分仕事を奪われてるわけですからね。

 

でもやっぱり多くの人は俺と同じように「いつか来るとは思ってたけど、今とは思わなかった」と思ってるんじゃないでしょうか?

 

で、じゃあ今何が必要なのか個人的に考えたんですけど、たぶん絵描きとAI使いってまだ住み分けした方がいいと思うんですよね。

最終的に世に出るのがイラストという同じ単位の成果物なせいで絵描きvs AIみたいな構図になってますけど、絵描きに求められることと AIに求められることって全然違うじゃないですか。

 

絵描きはダイレクトに絵描きとしての能力を求められますけど、 AIをうまく使うのに必要なのって得たいイラストを言語化する能力なわけですよ。

なんていうか、翻訳家とかに近いイメージ。

 

まだ同じフィールドに一纏めにするのは人類には早すぎる気がするんですよね。

 

中にはちゃんとうまく活用してる人もいますしね。

〇〇が××してる絵をAIで出力してザックリした構図とかを決めて、それをベースに自分で絵を描く人とか、背景だけAIに任せてそれにキャラクターを加えたりとか。

 

要は使い方の話なんですが、それがこのまま人間vs AIみたいな感じの骨肉の争いになって「AI=悪!」とか「AI使うやつは絵描きの恥!」みたいになっちゃうのは勿体無いですよね。

実際絵を描けない俺からしたら、うまく言語化したら頭の中に浮かんだイラストを出力できるって夢のようなツールですし、ちょっとした思い付きみたいな金払ってプロに描いてもらうほどでもないイラストみたいなのを気軽に生成できる世界って夢がありますしね。

 

うまいこと折り合いをつけて人間とAIの共存と発展を願う……などと壮大なシメになりそうですが、実際そうだから仕方がない。

 

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