常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第806回です。
国民的アニメとして親しまれ、誰しもが「このエピソードがね……」と語れそうな作品であるドラえもん。
そのドラえもんの根源となるエピソードを覚えているでしょうか?
ある日のび太の引き出しの中から現れたのは猫型ロボットドラえもんとのび太の孫の孫(玄孫)であるセワシ。
彼らはこのままではのび太が意中の相手であるしずかちゃんと結婚できず、それどころかジャイアンの妹であるジャイ子と結婚して沢山の子供と共に尻に敷かれながら暮らしていくのだと語りました。
のび太としずかが結婚した時には一人息子のノビスケと穏やかに暮らし、ジャイ子と結婚した時には子沢山のドタバタ暮らし。
現在の少子高齢化の進む日本では、できれば後者を選択して欲しいと国は言いそうなものですが、小学生の身で意中の相手と添い遂げることが不可能だと告げられるのはなかなか辛いものがありそうです。
しかも相手はクラスの人気者である出来杉くん。
かくしてのび太は寝てもないのに出来杉くんによるNTRを防ぐため、ドラえもんと協力して現状を打破すべく行動するというのが物語の原点です。
まぁ今はもうあってないようなもんなんですけどね。
とはいえ真面目に見ていくとなかなか凄い話です。
なんせ今の自分の境遇を変えるために過去を改変しようというのですからね。
今風に言うと親ガチャのリセマラ、いや、不正改造です。
しかし気になるのがセワシの存在。
こうしたタイムトラベルもの、とりわけ過去改変ものでお馴染みなのが両親の結婚が取り止めになって自分の存在が揺らぐというエピソード。
当然セワシくんもその対象範囲のはずですが、当の本人は「そこら辺はうまくいくようにできてるの」とどこ吹く風。
つまりのび太がこれからしずかちゃんと結婚しようがジャイ子と結婚しようが、変わるのはセワシくんの境遇だけでセワシくんそのものの存在は問題無いのでしょう。
どうしてそうなのかはさて置き、どれだけ境遇が変わろうとも誤魔化せないものが1つあります。
それは遺伝子。
のび太がしずかちゃんと結婚してもジャイ子と結婚してもセワシくんが生まれるということは、当然どこかで源家の遺伝子と剛田家の遺伝子が組み込まれるということです。
正史がしずかちゃんとの結婚であるということは、当然ながらその時点での剛田遺伝子の介入は不可能。
となるとのび太の子供のノビスケか、あるいは孫か曾孫が剛田家の者と結婚するということです。
タイムパラドックスすら乗り越えて集う遺伝子の恐ろしさには感服しますね。
まぁ先ほども言った通り今はこの設定あって無いようなものなので、こうやって論じることに意味はありませんが、お前の妹と結婚するのは拒否すると心に誓いながら日々ジャイアンやジャイ子と付き合っていけるのび太のメンタルはやや戦慄するものがありますね。
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