汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第862回 デビル映画を同時視聴ー決戦篇ー

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第862回です。

 

実写版デビルマンを友人達と同時視聴しました。

うん……相変わらず凄かったです。

 

まずはとにかく説明不足。

原作やアニメのデビルマンを見ていれば「たぶんコレはこういうことなんだろう」ということがなんとなくわかるのですが、初見ならまず話が理解できません。

というか原作読んでても「たぶん」で想像せざるを得ないあたり、やっぱり説明不足です。

 

世界観説明を全てボブサップに投げるな。

 

そしてカットがとにかくぶつ切りな印象。

1から10まであるとしたら1 3 5 7 9と飛び飛びで見せられてるかのような印象でした。

良く言えばテンポが良いなんですが、見ていると「えっ?ここで?」みたいな唐突に感じるシーンが何度もあります。

というかラブシーン、キスシーン全部それ。

 

特にシレーヌとの戦いのあたりは顕著で、いきなり白い鳥人型デーモンがやたら羽を撒き散らしながら到来→主人公の明に向かって「お前はアモン?アモンじゃないね、死ね!!」とまるで会話にならない→しゃーなしのデビルCGバトル→なんか来た飛鳥が明と融合したデーモンはアモンという名前、さっき来た(デビルマンが処理しました)鳥人型デーモンはシレーヌという名でアモンが好きだったことをサラッと説明→家に帰った明とヒロインのミキちゃんによるデビルラブシーン……。

この辺の流れのぶつ切り感が凄かったですね。

 

ジンメン周りのアレコレも気になるところ。

ジンメンがうしくんを食べるも取り込まれたうしくんが「もう俺は死んじゃったよ〜」と助からないことを宣言したのでデビルマンによるノータイムデビル⭐︎ワンパンでジンメンは葬り去られるこの流れ、あまりにもサクッと進むので原作を読んでる人からめちゃくちゃ言われるシーンではあるのですが、その一方でジンメンさん自身はデーモンサイドでトップクラスに人格者なのがシリアスな笑いを誘います。

 

というのもデビルマンが戦うデーモンはハッピーバースデー!デビルマン!した時に出てきた一般通過肉塊デーモン、アモン好き好きシレーヌ、ジンメンさん、サタン飛鳥の4体なのですが、そのうち一般通過肉塊デーモンとシレーヌは2体とも「お前はアモン?アモンじゃないね、死ね!!」とデビル言い掛かりで殺しに来るやべーやつ。

なおアモンというのはデビルマンと融合したデーモンなのですが、アモンとしての人格などは一切出てこず、融合したそこらの高校生に過ぎない明の人格すら乗っ取れなかったということになってしまった残念デーモンなのですが、そのあたりの説明がほとんど無いため人違いで殺しに来るやべーやつにしか見えないのが悲しいところ。

 

対してサタン飛鳥はデーモンの頭領でありながら人間である明が好きなので、明をデーモンにしちゃおう!と自宅に招いたら明がデーモンとしての肉体に人間の心を宿したデビルマンになったのでハッピーバースデー!デビルマン!とテンション爆上がり。

その後も明をデーモンサイドに勧誘するべくアレコレするのですが、メンタルが人間のままなので特にデーモンの味方をする理由が無い明の前で人間虐殺しまくりだわ、誰がデーモンかわからずにモラルが崩壊した人間社会を見ながら「人間は滅びろ!」と力説するもそもそもこうなったのはお前らデーモンのせいと勧誘がヘタクソ過ぎるアホの子。

最終的には明が思うようにならないのでキレて最終決戦と駄々っ子ムーブで相討ちになるという酷い……酷すぎるよ!!。

 

そして待望のジンメンさん。

彼がやったことは人間を食ったことだけ。

結構なことをやっていますが、あくまでジンメンさんがそういう種族、つまり食物連鎖で人類の上にいたというだけなので、ある意味仕方ないと言えばそうでもあります。

しかし明の親友のうしくんを食べたのが運の尽き。

デビルイヤーでうしくんの助けを遠方で聞きつけたデビルマンは、ひとしきり「そこには絶対おらんやろ」という海辺の浅瀬をジャブジャブ捜索した後デビルウイングでひとっ飛び。

しかし既にうしくんは食われており、亀の甲羅のようなジンメンの背中に魂だけが浮き出て今際の際の遺言をデビルマンに託します。

 

そんなうしくんとデビルマンの最後の交流を見ながら振り返って「俺はジンメン!」と大きな声で自己紹介。

それまでがデビル言い掛かりで殺しに来たデーモンしかいなかったのでめちゃくちゃ礼儀正しく感じてしまいます。

 

その後もうしくんとデビルマンのお話を特に何もすること無くボッ立ちで聞いていたらいきなりのデビル⭐︎ワンパンで絶命。合掌。

死にかけながら「デーモンは同胞同士で争わないんじゃないのか!」という悲痛な叫びはなんとも哀愁を誘います。

 

つまりジンメンさんはお食事してたら同胞がやってきたので挨拶がてら自己紹介と自身の能力を見せていたらいきなりぶん殴られて死亡という、作中最も悲しい存在なのです……。

かわいそう。

 

いやー……凄い作品でした。

まだまだ語りたいところはたくさんあるんですよ、強すぎる川本さんとススムくんとかね。

でもなんというか、見たものを思い出しながら書くというデビルマンの反芻に脳が耐えられないというかね……。

 

見るべきとは言いませんが、これだけ長く語られるネットミームとは如何なるものかを知っておくのは悪く無いと思います。

もし見るべきという人がいるならそれは見ずにデビルマンをイジる人ですかね。

 

まぁ、うん。

友人とか誘って同時視聴するのが一番じゃないでしょうか?

1人で見るのは……ツラい。

 

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