汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第128回 映画を倍速で見る人がいるらしい

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまの第128回です。

 

ちょっと前に話題になっていたのですが、映画を倍速で見る人がいるらしいです。

映画は映画館で見るべき!いや家で周りに左右されず見るべき!映画館じゃポップコーンだろ!お家映画はコーラとポテチでしょ!うるせぇから食い物はやめろ!などなど映画の見方は千差万別なので、その内の1つと言ってしまえばその通りなのでそれそのものは数ある内の1つとして、これは単純に疑問なのですが…

 

それって色々見逃さない?

 

しっかり集中して映画を見て、あーよかった!友達やネットで映画の意見を見てみよう!

 

あのシーン良かった!あのセリフは序盤の展開あってこそ!またスタン・リーおるやんけ!

 

そんなの…あったっけ?

 

こんなことありませんか?

 

普通に見てても伏線やそもそも隠すことを前提としたいわゆるイースターエッグ的な要素は見逃してしまうのに、それを倍速で見ると絶対に気づかないのでは…?

 

それに5分10分の動画ならともかく、2時間オーバーある映画で倍速はキツくないですか?

1時間のドラマや30分のアニメですら俺はキツいかもしれない。

知らないストーリーを倍速でシャカシャカ奇妙な動きになりつつ、伏線や微妙な間をとりこぼしながらおよそ1時間オーバー…考えただけで気が滅入りそうです。

 

そこまでするならもうあらすじだけ見て5分ほどで済ませればいいのに…と思ったら本当にそういうことらしいですね。

おおまかなストーリーさえわかればいい、わかりやすい山場だけ見逃さなければいい、だから倍速再生。

マジで!?と思ってこれが取り上げられてたコラムを読み進めていくと、コスパとかギガ(通信量)がもったいないといった話の中に「みんなと話を共有したいから」というものがありました。

 

それを見た時に眼から鱗というか、もやが晴れるような気分になりました。

それなら納得ですね!

 

要は倍速再生する人の中には映画を見ることが目的ではなく、その後友人たちと感想を語り合ったりすることの方が重要な人たちがいるのです。

 

ともすれば数時間が簡単に吹っ飛ぶ映画というコンテンツは1日のメインコンテンツになりがちなのですが、こうした人たちにとっては映画は前菜で、その後友人たちと語らうことこそがメインディッシュ。

だから前菜は軽めにサラッとメインを盛り立てる程度にしときましょう。ということなわけです。

 

ぶっちゃけ身に覚えがないわけではないんですよね…。

ボロクソに貶すにしても見ずに言うのはお門違いだろうと思って、世間で酷評されている映画を友人たちと連れ立って観に行った時の俺の心理状況は間違いなくソレだった!

映画館で観たから最初から最後までじっくり観ましたが、もしあの時倍速ボタンがあれば…押していたかもしれませんね…。

 

いやはや、書き出しを見たときはそんなわけわかんねーやついるのか?と思いましたが、そうでない俺にもしっかり刺さる内容で、そりゃバズるわけだぜ!と深く納得しました。

やっぱり見ずに批判はよくないですね。

見たかもなければクールに去るべし!

 

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