汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第768回 劇場版FGOのキャメロットを見ました

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第768回です。

 

なんか珍しいサントラとかないかなぁ〜?と立ち寄ったレンタルショップで、見よう見ようと思って結局見てなかった映画でも見るか!と思い立ったので劇場版FGOー神聖円卓領域キャメロットーの前編と後編を借りてまとめて見ました。

 

美しい映像と派手なアクションで見応えがあり、特にひたすら顔の良い円卓の騎士たちがガシガシ動くので、FGOの円卓好きなら見ておいて損は無いかなと。

特にアグラヴェインが好きな方なら動いて喋る彼にものすごくフォーカスが当たるので、ぜひぜひ御照覧あれ!

 

円卓の騎士たちはその心情にまで踏み込んだ掘り下げの多さからとかく情報量が多く、ゲームをプレイ済みの人ならより楽しめると思います。

時期が時期だけにその当時はガレス「ちゃん」という呼び名が公開されてザワついた彼女も少しだけ出てきます。遺体で。

 

さて、最初に「円卓の騎士好きなら」と少々含みのある物言いをしたのには理由があります。

それは映画故の尺の短さにあります。

 

前編後編それぞれ1時間半ずつの計3時間弱はあるのですが、それでも尺が足りないために映画では結構なストーリーの再構成が成されています。

仮にそもそものストーリーたるゲーム版キャメロットでのカルデア&ハサン連合とファラオ組と円卓の騎士の3勢力の描写の割合が5:5:5のイーブンだったとしたら、映画版は2:2:7くらいの感じです。

 

全て書くと時間がかかり過ぎてしまうために物語の1番の主軸となる円卓の騎士たち以外をゴリッと削って、空いた容量でゲーム以上に円卓の騎士たちを掘り下げているといった感じ。

とはいえストーリーがおかしなことになっているわけではないので、ゲームそのまま映画化!というよりはよく似たパラレルワールドくらいに見たほうが腑に落ちるかも。

 

しかしながら俺の好きなシーンが悉くカルデア&ハサン連合が絡むシーンだったために俺としては高得点は付けられないな……と言うのが正直な感想です。

 

特にデカいのは俵藤太の存在そのものがカットされていたこと。

彼の宝具で山盛りのメシを出して「腹一杯食うだけのものがあれば奪い合いは起きない。故に最強の宝具。」というエピソードはかなり好きだったのでそこがひたすらに残念。

 

当然その後の決死のステラをドカッと座って見届けるエピソードも全員で見届ける流れに変更。

故に逃げることができないところにロンゴミニアドズドーン!に流れが変わっており、その都合上トリスタンがバチクソ強くなってます。

 

また、俵藤太が出てこない一方で三蔵ちゃんは普通に出てきて「トータどこー!?」的なエピソードがバッサリカットされた結果完全無欠の師匠ポジに。

 

ハサン連合の描写カットも結構なもので、

 

呪腕のハサン「助けて!山の翁!」

山の翁「OK!首を出せ!」

 

の話はバッサリカット。

 

山の翁絡みだと事前にオジマンディアスの首スパーン!もカットなので、オジマンディアスとニトクリスが獅子王を捨て置いている理由がちょっと弱めに……。

 

ラストの

呪腕のハサン「ぶった斬られて呪腕ないなったけど本懐は遂げられたから首出しまーす!」

山の翁「は?呪腕の無いハサンとか呪腕のハサンじゃねーから。誰だテメーは?そんな奴の首とかいらんわ。」

の粋なやりとりもカット。悲しい。

 

しかしながら呪腕&静謐のハサンのコンビvsトリスタンはマジでカッコいいんだよなぁ……。

 

総じて作品としては面白かったのですが、俺が求めるものではなかったというか、俺がマーケティングの対象ではなかったというか……。

 

いや当然っちゃ当然なんですよ。

そのままを映画化は尺の都合上無理ですし、かと言って全部の陣営均等に描写を削るとただの薄味になってしまうので、削って大丈夫な部分を思い切って削り、物語の主軸たる円卓の騎士たちや聖剣を返還できずに王を嵐の王にしてしまったベディヴィエールをゲーム以上に掘り下げるのはある種当然。俺だってそーする。

 

ただただ俺の「キャメロットのココ好きポイント」がその削って大丈夫な部分に集約されてたんだなぁという感想でした。

 

それでもブチ切れてランスロットをシバき回して最後にニコっと笑うマシュがめちゃくちゃ可愛いとか大暴れするアッくんことアグラヴェインとか先程も触れた2人のハサンとトリスタンの戦いとか戦闘部分はマジでカッコ良かったです。

ラストのベディから聖剣を返還されて「ランサーの見た目でエクスカリバーを携えるアルトリア」はハチャメチャにカッコいいので、なんとかしてゲーム本編にも欲しいビジュアル。

 

総評としては「求めていたものでは無かったけども、しっかり楽しめた」と言ったところですかね。

 

少なくともキャメロットをゲームでプレイ済みならば、見て損をすることは無いと思います。

 

あぁ〜久しぶりにストーリー見返そうかなぁ!

こうして自分のココ好きポイントを再認識できたという点だけでも見て良かったと思います。

 

次見るならソロモンなんですが、こちらは何やら不穏な感想があちこちから聞こえるので……。

 

気になるのは気になるんですけどね。

 

 

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