汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第1019回 裏方さんの話が聞ける場所が欲しい

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1019回です。

 

かつては表に出るのは一部の人だけ、顔出しNGも珍しくなかった声優さんが今では第一線で活躍する世の中。

TwitterYouTubeチャンネルなどで声優さん個人のお話を聞ける機会も増えてきて、どんな気持ちで演技に臨んだ!とか、実は収録中にこんなことが!みたいな裏話が聞けることも多くなり、そうした話が好きな自分としては楽しめる場が増えてとても嬉しい限りです。

 

ですが尽きること無きは人の欲望。

より深く、よりディープな話を聞きたくなってくるものです。

 

例えば音響監督はじめとした音楽スタッフの話とかも聞いてみたいですよね。

いわゆるニュータイプ音といわれるティロリロリーン!というフレクサトーンの音やブッピガン!と称されるあの音や遊戯王シリーズでお馴染みのカンコーン!などのように作品によってはそれを代表するSEがありますが、アレがどうやって生まれるのかってめちゃくちゃ気になりませんか?

 

サントラを買ったときに「え!?あの時使われてたBGMってこんなタイトルなの!?シーンと全く合ってないじゃん!」って思ったことはありませんか?

本来どういうシーンで使われることを想定して作られた曲が、実際に使われたシーンはどうだったのかというのは気になりませんか?

 

キャラデザやアニメーターさんの話もぜひ聞きたい!

原作と配色や衣装が変わった理由は?とか、このキャラクターのデザインのイチオシポイントとかって聞きたいんですよね。

 

デザインが少し変わった理由にアニメという映像媒体での映えを意識した〜とかの話が聞ければ見返すときにテンション上がるってなもんですよ。

 

いわゆる超作画なんて言われる力の入ったシーンなんかがどんな感じで作ろう!と現場であったディレクションなんかを聞けたら面白いですし、アニメーターさんが手ずから解説する小ネタポイントやここを見てほしい!ってポイントとかの解説とかも聞きたいんですよね。

 

あとは宣伝広告なんかの話も聞きたいですね。

ジョジョのアニメやシンフォギアみたいにCMがめちゃくちゃ気合い入ってて話題になる作品もありますし、そうしたCMって地上波限定でネット配信とかでは見れないですから、そういうのを作る時のメイキング話なんかも聞きたいんですよ。

 

あぁ!考えれば考えるほど知りたいことはたくさんあるのに、この手の話は一部の雑誌のインタビューがたま〜にあるか程度なのが本当に惜しい!!

職人芸としか言えないような音楽が!作画が!世の中にはたくさんあるのにもったいない!!

 

業界の人たち!!もっとこうした裏方さんのお話を聞ける場所をたくさん作ってくださいな!

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1018回 髪の長短、メガネの有無

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1018回です。

 

長くなった髪をバッサリ切ったり、逆に昔は短かった髪が長くなったりと髪の長短はキャラクターの印象を変えるにはとても良いですよね。

似たような感じで普段髪を結んだりしているキャラクターが髪を下ろすシーンも印象的です。

 

作品の転換期やキャラクターの意識を見た目に反映させるというのは作劇的にも見る側からしても非常にわかりやすいです。

そしてしばしば髪は長かった方がor短かった方が良かった論争も巻き起こるのですが……。

 

とはいえそれでキャラクターの魅力の選択肢が増えるのであれば俺はどんどんやるべきだと思っています。

いっそ夢オチとかで全然構わないから髪が伸びたり短くなったりの普段やったら後々に響きそうだからできないキャラデザ変更をメインにした回を全ての作品に一度は入れることを義務付けたいくらいにはそういう展開が好きです。

 

で、こうしたキャラデザの変遷になると必ずと言っていいくらいに取り沙汰されるのがメガネの有無。

メガネを取った方が可愛いというのは感じる人それぞれの主観なのでとやかく言うつもりはありませんが、それが基本装備であるキャラクターならメガネはやはりあるべきなんですよね。

 

こうなんでもかんでもメガネはデバフとかメガネは拘束具とかいう論調は良くないんですよ。

いやね、俺にもいますよ?

このキャラクターはメガネがない方が魅力的だなって感じるキャラクターは。

 

でもシーンによってメガネをつけ外しするキャラクターだったり、物語の最初だけメガネ、あるいは後半からメガネみたいに作品の中でメガネの有無がちゃんと描写されるキャラクターならともかく、たまたまメガネが外れたシーンがワンシーンくらいあるとか、そもそも作品の中でメガネを外したシーンがなくて、外したことがあるのは二次創作とか作者の手を離れた時だけとかなら仮にメガネがない方が好きだとしてもそれは言うべきではないんですよ。

 

仮に言うならばメガネを悪く言うんじゃなくて、メガネありで100%、メガネオフで120%好き!みたいに言うべきなんですよね。

 

まぁバトルものでメガネが外れるのは仕方ないんですけどね。

危ないから。

 

そう考えると本来必要のないメガネを愛用し続け、必須装備にするコナンくんってすごいんだなぁ……。

「相手が必ず目玉を狙撃してくるから事前にメガネを防弾ガラスに変えてガードする」ってわかっててもできることじゃないよ……。

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1017回 GWオタク旅行記〜後編〜

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1017回です。

 

湘南でサーフィンをするというパリピ体験を終えたケンロクエンたちは都内にある宿泊所へと向かう。

 

みんなでボドゲとかするために都内のデカい部屋を借りていざ移動!

到着するなりやりましたるはシャドウレイダーズ。

 

街の暗部を跳梁跋扈するシャドウ。

そんなシャドウを退治するライダー。

そして街に住むシチズン

 

シャドウはレイダーを、レイダーはシャドウを殲滅し、シチズンは彼らをよそに己の勝利条件を満たすことを目指すこのゲーム。

自分以外のプレイヤーがシャドウかレイダーかはたまたシチズンかという敵味方をプレイしながら少しずつ推理し、時にカマをかけ、時に自ら情報を開示しながら戦う人狼ボードゲーム

 

 

このゲーム、相手を攻撃するのは隣接する陣地の特定方向あるいはどこの陣地にも攻撃できる代わりにどこの陣地からも攻撃できる陣地という制約があるのですが、ケンロクエンはかつてこのゲームをプレイした時にこのどこの陣地にも攻撃できる代わりにどこの陣地からも攻撃できる陣地にいの一番に陣取ったらば、「まぁいいか、こいつは死んでもいいやつだし」と突然他のプレイヤーが全員三日月・オーガスになってしまい、互いの立ち位置もわからぬうちからフルボッコにされてしまい、早々にゲームを去るという非情なる経験をしたことがある因縁のゲーム。

 

その後のプレイでは他プレイヤーが自分の陣営をポロッとバラしてしまうミスをうまく利用できたがために逆にそのプレイヤーと協力して勝利するという頭脳プレイができたものの、あの時の全方位オールレンジアタックを受けた恐怖をケンロクエンは忘れていない!!

 

さぁ!勝負だ!!

 

……いやまぁ結果から言うとボロ負けだったんですけどね。

 

2戦やって1戦目は普通に負け、2戦目は自身の勝利条件を逆手にとって陣営をカモフラージュしたプレイヤーに完全に手玉に取られての敗北。

ケンロクエンは直感で動く動物タイプなので、しっかり頭を回転させる狩人には歯が立たんのです。

 

続くゲームは「テストプレイなんてしてないよ アニマル」です。

これは他のプレイヤー曰く「ボーボボのキバハゲデュエル」で、カードに書いてあることがとにかく理不尽。

 

エターナルフォースブリザード、相手は死ぬ。みたいなことが何十枚も書いてあるカードで戦うアホのゲームなんですが、アホでもバカでも貫き通せば芸術とでも言わんばかりにちゃんと体験として面白いのはさすがの一言。

ただ面白さの部類で言うとセレクトボタン押しっぱなしでプレイする初代ポケモンみたいな感じの面白さですけどね!

 

そして翌朝にプレイしたのはデッドバイデイライト、DbDのボードゲーム

まずそのデカさにビビる。

箱のデカさがシンセサイザーくらいあるんですもん。

 

その中にあるものを机に展開するんですからそりゃもうでっかでっかーなわけで、そこにとにかく圧倒されます。

 

ゲームの方は元のDbDに明るくないのですが、ダッシュで逃げるか潜伏するか、意を決して飛び降りるかで移動できる場所が変わったり、パレットを倒したりしてキラーの移動を阻害したりと「これゲームで見たことある!」がしっかりボードゲームに落とし込まれていて、それがまず楽しいです。

 

ゲームとの1番の違いはスキルでしょうね。

クールタイムではなくコストを消費してスキルを発動するので、しっかりとコストとなるポイントを貯めておけば毎ターンどえらいスキルをバンバカ撃てる。

そしてそんなスキルを駆使して襲いくるキラーから逃げるのはしっかりとホラーゲーム。

 

「キラーにはあのスキルがあるからここに逃げてもダメ……こっちは?あっちは?でもキラーがこう動いたら!?」とある程度自分でも先読みできる分ゲームより絶望感があるシーンも結構あってとにかく焦る。

 

……はずだったんですが、ケンロクエンが選んだプレイヤーが建築士のくせにコスト消費でアイテム復活というヤバスキルを持っていたことと、たまたま手に入れた爆竹が平たく言えば1ターンキラーの攻撃を完全防御する代物だったせいで状況は一変。

序盤こそキラーの圧倒的な機動力とスキルの組み合わせに何度も味方が釣られてしまったのですが、終盤全員がうまいこと合流してからは爆竹を無限再生しながらキラーに投げつけまくるバーサーカーに変貌。

なんとか逃げ切ることに成功しました。

 

キラー役のプレイヤーからも他のプレイヤーがちゃんと結託すると強いのはゲームの通りとのことで、非常に高い完成度なんだなと実感しました。

 

とはいえやはりめちゃくちゃデカいですね。

 

以前みんなで集まった時はあんまりボドゲに時間を割けなかったのですが、今回はしっかり遊べて大満足!

またみんなでやりたいですね!!

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1016回 GWオタク旅行記〜前編〜

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1016回です。

 

久しぶりの更新です。

ほぼ毎日更新が唯一の取り柄だった弊クソブログも今年に入ってから隔日更新になり下がり、ついには半月近く更新をサボってしまいましたね。

 

この半月何をしてたかというとサボり期間前半はマジで自身がどったんばったん大騒ぎで、とにかく書類&PC画面と公私の区別無く睨めっこ状態で、毎日浴びるように酒……など飲む暇もないので疲れ目に目薬を浴びるようにさす毎日でした。

 

で、後半はというとGWです!

ゴールデンウィークです!

 

毎年仕事仕事なのですが、今年はお休みをいただき……いやもぎ取り、友人たちと関東に旅行に行きました。

というか各地の友人たちが関東に集結!!という感じ。

 

そして集結した関東の地がこちら!!

f:id:ken-6-en:20230507123030j:image

 

そう!江ノ島です!

 

今回の目標はなんとサーフィン!

えぇ〜そんな陽キャみたいなことしちゃう〜?なんて思いつつレッツチャレンジ!

インストラクターの先生にあれこれ教わりいざ波乗り!!と思いつつもこれがめちゃくちゃ難しい!

 

結局ケンロクエンの戦果はボロボロ……。

とはいえこういう普段やらないアクティビティに触れるのはとにかく楽しい。

若干腰をヤった気配から目を逸らしつつ、そのまま江ノ島観光になだれ込み。

 

f:id:ken-6-en:20230507123401j:image

 

さすがは日本屈指の観光地、上から下まで人、人、人。

みっちみちの人の中、ほとんど摺り足で上まで登り、みんなで神社でおみくじバトル!

ケンロクエンは見事大吉を引きましたが、なんか書いてあることが一旦落としてから上がるみたいな内容で、もしかして相対的大吉?となんとなく腑に落ちない感じでした。

 

てっぺんについたら名物たこせんをいただきました。

たこせんと聞くと大阪で見るエビせんべいにたこ焼きを挟んだものを想像するのですが、こちらはマジでタコを生地と共にプレスしてペラッペラのせんべいに仕上げるお菓子。f:id:ken-6-en:20230507123843j:image

なんかこう……重力魔法でやられた敵みたいな感じで生地に練り込まれているたこを見てちょっとだけ笑ってしまったのですが、口に入れた瞬間に想像以上にたこの風味でめちゃ美味しかったです!

 

てかパリパリとすぐに割れるくらいに薄いので、粉々にしたらふりかけとかにできそう。

小松、グルメスパイザーを出せ!!

 

江ノ島観光が終わればオタク合宿場に突貫!!

 

というところで一旦ここまで。

続きは次回!!

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1015回 音質がカス!!

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1015回です。

 

部屋の模様替えをしてパソコンの位置を部屋の角に移動したら通話時にマイクが反響した声も拾っているのか、若干「風呂で喋ってる?」みたいな音質になっているようです。

 

まぁこのインターネット全盛のご時世において、頻繁にいろんな人と通話しながらもマイクごノートパソコン内蔵のマイクの時点で他者を思いやる気持ちに欠けているのですが、さすがに開口一番音質について触れられたからにはマイクを買う他なかろう!!

いやね、買おう買おうとはずっと思っていたんですが、会話できないほどではなかったこともあって後回しにすること幾星霜……。

0を1にするのは頑張ろう!ってなりますけど、1をそれ以上にするアップグレードってサボってしまいませんか?

少なくとも最低限度はできているわけですし……。

 

とはいえその最低限度の1が他者の優しさにあぐらをかいての1なのであれば話は別です。

実際には0.5とかしかできていなかったのを半分は優しさのバファリン方式で無理矢理1に持って行っていたのと同義ですしね。

 

それにやっぱり音質って大事です。

趣味で配信やPodcast、ラジオなんかを聞くのですが、どれだけ良いこと、面白いことを話していても音質が悪いと長時間聞くのは辛いものがありますから。

 

この人音質が改善されれば他者におすすめできるのに……なんて思ったことが何度あったことか。

 

というわけでマイク買います!

でもマイクって何買えばわかんねぇ!

助けて集合知!!

 

ぶっちゃけDiscordで通話するのに困らなければそれでいいのでそこまでハイランクのものでなくても良いんですよね。

最高音質ケンロクエンとかASMR俺とか世間的に需要ないですし。

 

強いて言うならスタンドマイクってんですか?

アレがいいです。

 

机にある程度余裕ありますし、個人的にヘッドセットのマイクが顔の前をプラプラしているのが気になってしまうので。犬かな?

 

そんなわけでここを見ている集合知

みなさんの力をお借りしたい!

 

自分、マイクとかよくわからないし……って人でも大丈夫!

なんかこう、このブログを広めるとかしてたくさんの人の目に触れるようなしてくれればね。(露骨)

 

割とマジで急務だと思っているので、みなさんのおすすめをお待ちしております!!

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1014回 ターゲットから外れるという覚悟

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1014回です。

 

男の子「お前なんか嫌いだ!」

 

女の子「あたしだって嫌いよ!」

 

ヒーロー「あんなに仲良かった2人が何故……ハッ!あれは!!」

 

怪人「このナカワルクナールから放たれるナカワル電波は人の好感度を反転させるのだ!」

 

ヒーロー「許さん!このスーパーテキコロガンでナカワルクナールを破壊だ!スーパーテキコロビーム!!」

 

怪人「グワーッ!」

 

ヒーロー「悪は去った!きっと2人も仲直りしていることだろう!しかし好感度が反転したせいでアレほど仲が悪くなるとは……ふふふ、ここは正義も去るとしよう!さらばだ!!」

 

いやそんな都合良くあるかい!!と思ったならばあなたはこの物語のターゲットではないということでしょう。

今サクッと書いた一連の流れは戦隊ものやヒーローものでありがちな展開ですね。

 

大きな問題にはそれを引き起こす悪がいて、それを打ち倒すことで万事解決!はヒーローもののテンプレです。

そしてこうしたヒーローものは変身アイテムや武器の販促という一面も持っているため、そうしたアイテムが活躍するストーリーやシーンにしなければなりません。

 

しかし我々は年月と共に学びます。

世の中はそんなに簡単なものではないと。

 

喜怒哀楽に苦痛に苦悩、あらゆる理不尽の裏に倒すべき悪がいて、それを倒せば解決するならどれほど人生がラクだろうか?

誰も悪くないのがわかっているせいで行き場を無くしたこの怒りは!焦りは!憎しみは!!

一体どこにぶつければいいのだろうか?

 

そしてある時あんなに楽しめた作品に対して思うのです。

 

「都合良いな」

 

と。

 

何も子供向け作品に限った話ではありません。

奇跡の愛の物語も熱く燃える青春スポーツ物語も、何かフィクションを楽しむというのは「ありえないのは当然として楽しむ」「本当にあったらいいなと思いながら楽しむ」等の楽しむためのスタンスが必要です。

しかし年月と共に人の心は移ろいゆくもの。

あの時信じた物語を信じられなくなったり、逆に理解や共感できなかったものを楽しめるようになったりするものです。

 

でもやっぱり認めたくないんですよね。

あの時正義に燃えた少年の自分が、愛に魅了されて世界の全てが美しく見えた自分が心の中からいなくなっていることを。

 

だからこそ作品にトゲを立ててしまうわけですが、そんな時こそ覚悟が必要なんです。

自分がこの作品のターゲットから外れてしまったということを認める覚悟が。

 

ついついやってしまいがちなんですよ。

あーあ、作品も長く続くと変わっちまうなぁ〜と思ってしまって、つい悪感情の矛先を向けてしまうことが。

でも調べてみると作品の根幹や大切にしていることって変わってなくて、変わってしまったのは自分だった……なんてことが。

 

わかる!すごーくわかる!!

だからこそムッとする前に考えたい!

変わってしまったのは俺かお前かなのかを。

 

そしていつかまたその作品を楽しめるようになったときにまたちゃんとした形で巡り合えるようになりたいものですね。

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!

第1013回 最近買った漫画の話

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第1013回です。

 

漫画をごそっと買いました。

ほとんどは続刊が出ていたのをほったらかしにしていた漫画なのですが、新規タイトルもいくつか買ったのでオススメがてら書いていこうと思います。

 

・赤羽骨子のボディガー

奴らの狙いはただひとつ、赤羽骨子を殺すこと。
俺の役目はただひとつ、赤羽骨子を守ること。
錚々児高校3年4組・威吹荒邦はある日、クラスメイトで幼なじみの赤羽骨子が殺し屋から命を狙われていることを知る。そして彼に託された使命は、赤羽に知られることなく1年間守り抜き、無事に高校を卒業させること。こうして秘密のボディガード生活が始まった! 新感覚コメディ学園アクション!!

1週間前、不良高校生・威吹荒邦はひとつの依頼を引き受けた。それは卒業までの1年間、幼なじみでクラスメイトの赤羽骨子を殺し屋の手から守りぬくこと。それも赤羽自身には、命を狙われていることを気づかせないままで――!! 週刊少年マガジンで大人気連載中の学園”護衛”アクション!! 待望の第1巻!

Amazonより引用)

 

 

主人公はヒロインの幼馴染ヤンキーで、ヒロイン以外のクラスメイトはヒロインを守るため組織が送り込んだスペシャリストという異色の作品。

組織の人間たる主人公が学生として学校に潜入してヒロインを守りつつラブコメをする。というのはもはや王道に近いくらい定番の設定ですが、主人公とヒロイン意外全員が組織の人間というのは俺の見てきた作品の中ではあまり例がないため引き込まれました。

 

まぁ主人公もケンカだけなら襲いくる殺し屋たちに対抗できるという割とチート性能なんですが……。

 

とはいえヒロインに向かってくる殺し屋を先んじて対処できるクラスメイトからしたら、いざ襲ってくるまで後手に回らざるを得ない主人公は素人もいいところ。

そんなクラスメイトたちに認められるべく奔走しながらヒロインとのラブコメを進めていく真面目な部分とコメディ部分がいい感じに同時進行していくストーリーがとても読んでて気持ちが良いです。

 

問題発生!→問題解決編スタート!といった具合に短いスパンでエピソードが続いていく一話完結式に近いテンポ感の良い流れも小気味良く、毎話読んでてストレスフリーというか読後感が爽やかです。

そうした短い流れがサクサク進む一方で全体を包む大きな流れもゆっくり進んでいくので、停滞感がまるで無いです。

 

ですがこの赤羽骨子のボディガードを語るのに欠かせない個人的なポイントは熱さと冷たさの絶妙なバランスにあります。

主人公が熱くキメる時はクラスメイトがクールにサポートし、クラスメイトが熱く燃える裏で主人公がクールにキメる……。

その塩梅こそが1番の魅力だと思っています。

 

主人公がヤンキーという設定も単にケンカが強いという設定のために留まらず、やると決めたら汚い手も平気で使うところとして生かされており、そうした搦手や戦法に敵をハメるためにクールに立ち回ることができるポイントとしてしっかり生かされており、主人公がクールでも熱血でも違和感が無いという非常に素晴らしい使われ方をしています。

 

最近ヒット作を連発しているマガジン作品において、次にアニメ化とかが来るならこの作品じゃないかな〜と個人的に睨むと共に、いざそれが決まった時に「俺は最初からわかってたんだよね〜!」とマウントを取るための下準備としておきます。

 

・ジャンケットバンク

カラス銀行中央支店、どこにでもある平凡な銀行。そこに勤務する新人銀行員・御手洗暉はある日特別業務部という聞き覚えのない部署の上司・宇佐美銭丸に連れられ、銀行の地下へ足を踏み入れる。そこには銀行が経営する“賭場”があった。謎のギャンブラー・真経津晨の戦いに目を奪われた御手洗は血沸く闘いが忘れられず…!?
銀行員×ギャンブラー新時代のギャンブルバトル開幕!!

Amazonより引用)

 

 

銀行が時として身体の欠損や死もあり得る異常なギャンブルを運営し、その運営に関わる一員に選ばれた銀行員の青年御手洗とその賭場に突如として現れたギャンブラー真経津(マフツ)のダブル主人公作品。

ぶっ飛んだ設定に負けずキャラクターも全員トコトンまでイカれており、命の危険もあり得るギャンブルバトルにギャンブラーたちは平然と飛び込む化物揃い。

主人公真経津をはじめギャンブラーたちは命をかけることや勝って相手を叩き潰すことが目的な人たちがほとんどで、とんでもない額の賭け金は半ば参加費扱い。

そして何より異色なのがギャンブラーたちが基本的に社会的な成功者だということ。

 

登場するギャンブラーたちは全員異常なまでの観察力を持っています。

複雑なルールを理解し、相手の策を看破する……そうした観察力を日常でも惜しみなく使った結果、医者や芸術家、警察官といった地位や社会的信用を持った人たちがギャンブラーとして立ちはだかる異様な光景はこの作品の大きな魅力です。

 

銀行員側も負けてはいません。

なんせ主人公たる御手洗の最終目的が真経津の死なのですから。

 

類稀なる計算能力を持ち、一瞥しただけで書類のミスを見抜くほどの眼と頭脳を持つ彼はそれまでの人生で情熱を注ぐものがありませんでした。

良い大学に入って銀行員という良い職業に就いた彼からしたら人生はもうゴール目前。

しかしゴールを目の前にしてもあるのは繰り返し続く銀行員としての生活だけ。

そんな燻ったまま燃え尽き症候群のような毎日を送ってきた彼の前に突然現れた異常な空間とそれを支配するギャンブラーという存在。

真経津から「子供の時はなんでも夢中で遊べたのに、いつの頃からか何かを賭けなければ本気で遊べなくなる。本気で楽しむために命をかけて、本気で楽しんだ時に僕の命は終わるんだ。」という彼の話を聞いて人生で初めてのドキドキを感じ、彼の目的が果たされる時、すなわち極限の死闘の果てに真経津が死ぬその死に様を見るために賭場運営に身をやつします。

 

真経津に対しては盲信レベルで彼の全てを信じている一方で、望むのは彼の死であるために真経津が勝っても負けても楽しいというある種トップのエンジョイ勢。

真経津も真経津でギャンブルに勝つことではなく命をかけて楽しむことが目的なため、基本的にはギリギリ勝利ですし、試合に負けて勝負に勝つようなやり方をします。

 

というか御手洗には真経津が必要ですが真経津にとっては自分の目的を満たすために1番近いのが御手洗だから御手洗と組んでる節があり、盲信の末に御手洗が真経津を利用しようとした時はあっさり裏切って御手洗はあわや生死の境を彷徨う羽目に……。

 

なんだかんだで御手洗が復活してからは御手洗は御手洗でちゃんと真経津の死を見届けるために、真経津は己の目的を果たすために歪み切って一周したバディ関係が構築されます。

 

とにもかくにも登場人物全員ぶっちぎりでイカれているのとこの手の作品にはあるあるな特異なギャンブルのルールと駆け引きの応酬で読後感はズンと重ため。

しかしそれに相応しい満足感があり、単行本で一気にかつ繰り返し読んで楽しめる作品です。

 

いやぁやはり新しい作品に触れるのは良いですね。

どうしても続刊を追いかけるのが精一杯になりがちですが、そんな時こそ思い切って新しい作品に触れると一気に扉が開く感じがしますね!

 

またいろんな作品に触れなければ!!

 

ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」

 


https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform

 


までお送りください。

また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!