汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第939回 マーダーミステリーお嬢様!

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第939回です。

 

今回のブログはマーダーミステリー「四人の令嬢と執事たち」のネタバレを含んだりする感じですので、実際にプレイしてみたい!とか公開されている動画を初見でしっかり楽しみたい!という人はお控えしていただいた方がよろしくってよ!!

 

 

 

 

はい。

人生で初めてのマーダーミステリーをお誘いいただきプレイしてきました。

 

マーダーミステリーとは、シナリオによって与えられたロール(配役)を演じながら、他のプレイヤーと時に協力し、時に裏切りながらシナリオとしての大筋の目的と各個人に与えられた目的のクリアを目指してプレイするゲームです。

ちなみに俺はTRPGとごっちゃになってて今調べながら書いているんですが、ザックリTRPGの1ジャンルとしてマダミスを紹介しているところもあれば、プレイヤーがキャラクターを用意するのがTRPG、シナリオに最初からキャラクターが用意してあり、それを演じるのがマダミスと区別してあったりでよくわからなかったのでまぁだいたいそんな感じのもの……とだけふわっと理解しているので、細かいところでそれは違うよ!というところはあるかも知れませんが、そこはご容赦を。

 

時はおよそ1ヶ月近く遡り、ある時不意にTwitterの相互さんより「マダミスやんない?」とDMが。

かねてより興味はあったものの、この手のゲームの常である「シナリオを知ってしまうと自分でプレイが楽しめない」というお約束によっていまいち詳細を掴みきれなかった俺としては願ったら叶ったり。

二つ返事で「やるやる〜!」と返したところ、今回プレイするシナリオが「四人の令嬢と執事たち」というシナリオであることと、その性質上令嬢と執事の2人1組を作らなくてはならないことの説明を受けました。

 

まさかこの令和の世において「はい!2人組作って〜!」を言われるとは思わず、忌まわしき記憶を振り払いながら友人に声をかけたところ、幸いにしてすぐに見つかったためにこの問題は解決。

その他のプレイヤーと日程をGMである相互さんが細かく調整してくださり、昨日の夜にいよいよ本番!と相成りました。

 

先んじて決めていたのが各ペアがどの令嬢と執事のコンビを演じるのか、そしてどちらが令嬢でどちらが執事なのかを決めること。

もちろん俺は、いえ、ワタクシは令嬢を選びましてよ!!

マーダーというからには物騒なことが起きるに違いありませんわ!(メタ読み)

 

死と謀略渦巻く地にワタクシ、レディ・ケンロクエン(ロールとしての名前は東堂)が爆誕いたしましてよ〜!!

 

して、本番前に配られたキャラシートによるとワタクシは製鉄会社を営む両親の元、蝶よ花よと育てられたお嬢様。

プライベートでは幼少期より空手を嗜み、茶道と華道を納めて日課は筋トレ、瞑想……プライベートめっちゃ盛りますわね……。

 

執事の長谷部とは同じ師の元空手を学んだ同門生であり、幼馴染的なポジションという超王道の関係。

 

その他いくつか書いてあることを総合しても「マーダー」の名に反して極めて常識的かストイックなことしか書いていない一般上流階級お嬢様。

 

……なるほど、ワタクシ完璧に理解しましたわ!

すなわちワタクシ主人公!

この殺戮と憎念漂う館に咲く一輪の花!

悪鬼羅刹の蔓延る伏魔殿を覆う闇を切り裂く一条の光!!

このワタクシが征一郎さん(それぞれの令嬢の婚約者候補で、誰が婚約者になるか発表されるはずだった。秒で死ぬ。)の命を奪った不心得者に東堂の名を引導代わりに叩きつけてやりますわよ〜〜!!!

 

で、結果としては、見事にシナリオのミスリードに引っかかって関係無い人を告発したばかりか、最終の投票にて北園家の執事、綾小路が土壇場でウルトラファインプレーを決めたことによりワタクシが告発した人がトップ投票にならなかったという空回り具合。

むしろ自身の目的を達成するための綾小路の奇策のおかげで無実な人を告発せずに済んだというポンコツっぷり。

 

さらに告発シーンではテンション爆上げしたケンロクエンが「ワタクシの征一郎さんを殺したあなたに引導渡してやりますわ!!」と声高に宣言したものの、後のネタバラシタイムで征一郎さんがド畜生のクズだったことが判明したことで赤っ恥。

これではまるでピエロですわよ……。

 

いや、東堂家が主人公ポジションであったことは事実なんですよ。

この「四人の令嬢と執事たち」というシナリオ、大別してそれぞれの家が2つの陣営に分かれており、マジで何も知らない、今回の征一郎さん殺人事件には本気で巻き込まれただけの東堂家と同じく巻き込まれたが、それはそれとして自分達のやりたいことを貫くトリックスターの西門家の2つのペアからなる巻き込まれたライトサイド。

 

そして、征一郎さんとは浅からぬ因縁を持ち、積もりに積もったそれが爆発したことで殺人に手を染めた南條家と殺人には巻き込まれた側ながら、それを隠れ蓑にある人物への復讐劇を始める北園家のダークサイドペア。

 

今回ワタクシは東堂家の令嬢なわけですが、この殺人劇への巻き込まれっぷりが半端ではなく、キャラクターシートに併記された征一郎さん殺害発覚までのタイムテーブルにも「長谷部の勘違いで予定よりかなり早く到着」「時間まで長谷部と周囲を散策し、魚釣りなどに興じる(長谷部が魚を正拳突きで仕留めててちょっと引く)」「夕食時は他の令嬢とご歓談」「お風呂に入って就寝し、朝起きたら時間が発覚」と「遊んで!飯食って!寝る!」しか書いてない超エンジョイ勢。

 

執事の長谷部も集合時間を間違える、魚を正拳突きで捕らえるほか、隠し通した秘密が「お嬢様の誕生日用の秘密レシピをお嬢様にバレないようにする」だったりとそこはかとなく漂うポンの気配。

 

一応東堂お嬢様には本能的にとある人物間の不和を悟るという極めて鋭い観察眼を持っている設定があったものの、そこにインストールされたる魂こそは我ケンロクエン。

シナリオのミスリードにまんまと引っかかり、征一郎さんのクズ行為にも気付かずに観察眼は失われ、そこに追い討ちとばかりにピンポイントでさらなるミスリード用の証言を引き当て、さらに長谷部の手に入れた証言がしっかり機能する証言ではあるものの、ワタクシが手に入れた証言と組み合わせるとあら不思議!ミスリードをより補強してしまうという極めてテクニカルな証言だったことも相まって爆誕!クソポンコツお嬢様!東堂・レディ・ケンロクエン!!

 

初めてのマダミスで青天井に上がったテンションで無実の人をゴリゴリに告発する様はまさにピエロ!

シナリオの掌の上で縦横無尽にダンシング!

 

このシナリオ、各位それぞれに個人目標があり、それを達成すればポイントがもらえ、勝ち負け等はないのですが、それを達成する=ロールを華麗にこなしたと言えるわけですが……ワタクシは堂々の0点!

いやもう本当にシナリオがうますぎるんよ……。

 

その後のネタバラシと感想会で各位の行動や思惑を聞くたびに「へぇ〜」「ほぉ〜」「なるほど〜」の嵐。

本当に何も分かってなかったな、ケンロクエン。

 

一本どころか十本全部取られたわけですが、それを差し置いてなおめちゃくちゃ面白かったです。

少ない時間の話し合いで如何に証拠を集めるか、証拠を出すタイミングを測ることで相手を誘導するプレイングなど、他のプレイヤーの行動も凄かった。

 

最後の最後でダイスの目で話すポジションを得ることで見事目的を達成した北園家執事、綾小路はまさにMVP!

素晴らしかった!!

 

そして今回ワタクシを誘ってくださり、GMを勤めていただいた相互さんはそれぞれのプレイヤーに応じたキャラクターイラストまで書き下ろしていただき、めちゃくちゃ嬉しかったです!

ちゃんとバイザーつけてましたよ、東堂・レディ・ケンロクエン。

 

またやりたいですね!マダミス!

こうして自分の知らない世界に触れられること、その機会を与えてくれる周囲の人にアルティメット感謝!!

 

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