常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第47回です。
社会人になって早10年近く。
驚いたのは意外と多いアニメ好き。
若者ならばいざ知らず、俺より年上のおっさんたちにも結構多い。
それもそうだ。
近年アニメの間口として多いのはパチンコ・スロットなどのギャンブル業界。
エヴァンゲリヲンなんかはもうギャンブルから入った人なんか珍しくないくらいの大御所だ。
そこにここ10年はスマホの普及で気になったギャンブル作品のアニメが古くてもすぐに見られるアフターケア。
アニメ好きが増えないわけがないのだ。
しかし、それ以上にアニメ好きが多い理由を俺はこう思う。
昔から好きなものが好きなだけ。
考えてみてほしい。
歳をとって多少の差異はあれど、急にカレー食べなくなる事があるか?
子供の頃は甘口だったけど、大人になってからは激辛のマトンカレーが好きなんだよね!みたいなことはあっても、カレーが嫌いになる人はそんなにいないと思う。
それと同じで子供の頃はロボアニメ好きだったけど、今はラブコメ好き!なんて感じで好みは変われどアニメ好き。なんて人も多いのではないだろうか?
アニメ好きじゃなくなる原因の多くはアニメは子供のものという空気感である理由が多いと思う。
だからみんな作り出す…現代の免罪符を!
たとえばジブリ、ディズニーはセーフ。
ジブリ作品を全作品網羅しようと、公開日に並んでまでディズニー作品を見ようと、ついでにピクサー作品を見てもアニメ好きではないよ。セーフだよ。という免罪符。
次に長寿セーフ。
ドラえもんにクレヨンしんちゃん。コナンあたりは昔からやってるからセーフという免罪符。
かつてはゴールデンタイムのアニメはセーフだったが、ゴールデンタイムにアニメはもうあんまりやってないですね。
この中でもクレヨンしんちゃんは出世株で、映画が感動路線に移ってからは家族で見る作品としてそのポジションをシフト。
今では代表的な核家族のモデルとして教科書にも載ってるんだとか。
さらにお次はワンピースセーフ。
今では国民的作品になりつつあるワンピース。
芸能人とかがワンピース好きを公言し始めてからワンピースセーフは一気に拡大。
ワンピースだけは見てる人もいれば、ライト層に受け入れられまくった結果逆にワンピースはちょっと…なんて人も。
俺はエースが死んで過去編やって、やっと話が進むと思ったら仲間の顔を忘れてるルフィにえぇ…ってなってからあんまり追ってないけど…。
ワンピースセーフが広まってからはジャンプ作品セーフも広まり、ヒロアカ、鬼滅なんかもセーフの一員に。
Dr.stone…いいよね!
とにかく売れればセーフ!
たとえばまどマギなんかは朝のニュースで特集組まれてたし、なんだかんだ売れる=見てる人も多いからセーフという身も蓋もない話。
最近はコナンが前述の長寿セーフとの合わせ技でどんどん地位を上げていますね。
黒の組織と決着は付くのか?
そしてもちろんギャンブルセーフ。
パチンコ、スロットなどギャンブルの題材になったものはセーフ理論。
昔はギャンブルに魂を売った!なんて揶揄されてましたが、今ではそこから新作が作られたりするのであまり声を大きくノーを突きつけられることはなくなった印象。
パチマネーでリボーンかましたファフナーが大好きなので、個人的にも悪くは言えないところ。
人生で一度だけパチンコ屋に入ったことあるんですが、あまりの騒音に頭痛になり、パチンコ台まで辿り着けなかったので、パチンコそのものの功罪には触れないでおきます。
ラストは著名人セーフ。
声優に著名人を起用することでその人のファンだから〜セーフ!というスタイル。
これが一番物議を醸すわけで…。
チョイ役とかならともかく、がっつりメインで声優初挑戦!とか言われるとまず間違いなく公式Twitterのリプ欄は気持ち悪いことになる。
かつてはジブリ、ディズニーの専売特許みたいなこれらも今ではそう珍しくはないことに。
しっかり演技やってる俳優、女優がやればハマることはあるものの、何故かキャスティングされてしまった芸人の場合…ね。
こんな感じで皆それぞれが免罪符を発行してアニメセーフを押し倒す昨今。
やはりまだまだアニメ好きに対する世間の目は冷ややか。
その一方でクールジャパンといって世間に売り出したり、そのニュースで取り上げられるのは海外コミコンやオタコンなどの大人たちがアニメに熱狂する姿だったり…。
もっとこう数ある趣味の中の1つであるべきなのに、あんまりうまくいかないですよね。
だから俺たちは今日も今日とて免罪符を発行するのだ。
きっとみんな許されたいんだ。