汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第837回 多腕剣術はもっと研究されるべき。

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第837回です。

 

多腕キャラって良いですよね。

例えばロボット。

肉体という縛りから解き放たれたわかりやすい指標として多腕は目立ちますし、補助腕、隠し腕なんかで不意打ち的に多腕変形するのもカッコいいです。

 

それから獣人。

「獣」人という括りとしてはアレですが、虫モチーフであったりイカやタコの魚人なんかは多腕であることが多いですよね。

先程の多腕ロボットが多腕を扱うのに技術やセンスを必要とするのに対し、こちらは生来の多腕故に滑らかで自然な動きが特徴です。

 

そんな多腕ロボや多腕種族が出てくると必ずと言っていいほど出てくるのが多腕を駆使した多刀流剣術。

腕の数だけ刀を持ち、圧倒的な手数粉微塵に敵を切り裂く多刀流剣術はまさに多腕の華。

見た目も派手なだけあって古今東西さまざまな作品で扱われていますが、俺はそこに待ったをかけたい!!

 

と言うのも多腕多刀流のほとんどが「全ての腕に1本ずつ刀を持った」スタイルなのがどうにも!!

 

現実世界の剣道でも二刀流スタイルはありますが、あまり好成績は残せていないようです。

理由としてはパワーもスピードも二刀流より一刀流の方が上だから。

 

二刀流スタイルというとゲームなんかの影響で超高速で相手を切り刻み、減衰したパワーを多数で補うという風潮がありますが、実際の二刀流は利き手に普通より少し短い刀を、そしてもう片方に小太刀のような短い刀を構えてそちらで牽制や敵の刀を受け流したりするというどちらかと言うと防御の型らしいのです。

意外ですよね。

 

どうしてそうなのか、言われてみると当たり前なのですが、武器というものは基本的に両手で扱うことを前提としたデザインのものがほとんどです。

そんなものを片手で扱ったら重量に振り回される上に力も半減、結果としてパワーもスピードもダウンです。

 

じゃあ片手で扱うデザインの武器を!となると当然重量を減らすためにダウンサイジングしてリーチが減り、減った重量の分パワーもダウン。

それぞれの用途があるので二刀流や重量を減らした片手用武器が一概に弱いとか不必要なんてことはありませんが、真正面からせーので戦うのなら二刀流で小さい武器を振るうより一刀流の方が圧倒的に有利なわけです。

 

話戻って多腕多刀流剣術の話。

当然多腕でそれぞれの腕に武器を持てば現実の二刀流と同じ問題が発生します。

むしろ足の本数が増えてない場合だと二刀流より重量に振り回されるかもしれません。

 

となると小さい武器を多腕に携えて戦うスタイルが多腕多刀流剣術として正しいというわけです。

仮に2対4本の腕があったとして、それぞれに小太刀やナイフを持ったとしましょう。

3本の腕による高速の牽制で相手に肉薄し、本命の一撃を急所に叩き込む!!

これなら多腕のメリットを活かした多刀流が使えるわけです!!

 

ですが!!わかる、わかります。

持ってほしいですよね、デカい刀。

 

なので先程と同じ4本腕の場合なら上あるいは下の2本で常人と同じ一刀流を使い、それ以外の腕には小太刀や盾を持たせるスタイルならどうでしょうか?

盾で防ぎ、小太刀で流す!

そして必殺の一撃で相手を両断!

仮に鍔迫り合いに持ち込まれても、死角の小太刀が急所を貫く……!!

 

多腕であることを最大限に活かし、ちょっぴりダーティな戦法なんて男の子みんな好きでしょうよ!!

 

多腕多刀流剣術の戦い方は必殺の一撃を叩き込むための防御と、それを防がれた時のアフターケアも兼ね備えたディフェンス・パワー・テクニック!!

しかし……多刀流ならスピードアップしたかった……。

 

難しいところですね。

 

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