常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第678回です。
昔のゲームは理不尽でした。
異様な高難易度に致命的なバグ、今のようにオンラインでアップデートなんてことはできませんでしたから、一度解き放たれてしまえば我々プレイヤーはその難易度に喘ぎ、致命的なバグに嘆き、それでも終わりを目指して突き進んだものです。
もちろんその常軌を逸した高難易度が語り草となったり、バグを利用して遊ぶことで今なお話題に上がるゲームも少なくありませんから、それはそれで楽しい時代ではあったんですよ。
その一方で今やったら確実に怒られたりするんじゃないかな?というゲームも少なくありません。
例えばスーパーファミコンのスーパードンキーコングシリーズ。
今見ても美しいオーパーツとさえ言える美しいグラフィックに、歯応えがあるも決してクリア不可能では無い絶妙な難易度、それでいて全ての要素をクリアしようとすれば跳ね上がる難しさという骨太なゲーム性はNintendo Switchのアーカイブで配信されるようになっても色褪せることはありません。
ドンキーコングとディディーコングの2人を操るシンプルなゲームは2からドンキーに変わりディクシーコングがプレイアブルに。
ポニーテールを使ったホバリング等の新アクションはさらにゲーム性を高め、3からはディディーに変わりディンキーコングがプレイアブルとなることでさらに広がりを見せました。
そう、スーパー「ドンキーコング」シリーズなのに、ドンキーコングを操作できるのは無印スーパードンキーコングだけ……!
いいのか!?それ!
ドンドドドンキーコング2!今度はドンキーさらわれた!と軽快にCMで歌っていましたが、お前が!さらわれたら!タイトルおかしくなっちゃうだろ!!
いやドンキーコングってタイトルがついてるからドンキーコングが使えなければならないってことはないとは思うんですよ。
かのメトロイドシリーズだって操作するのはメトロイドじゃなくてサムスだし、メトロイドフュージョンだとメトロイドは話の根幹に関わってきますけど出番自体はめちゃくちゃ少ないですし……そういえば新作メトロイドドレッドがもうすぐ発売ですね!(露骨な宣伝)
フュージョンから19年経ってのメインストーリー完全新作。
前回人工知能として再会したアダムとのやりとりも気になるところ!!
話をもどしましょうか。
今だったらダメだろと言ってコレを外して語れないであろう作品といえば初代メダロット!
この初代メダロットにはパスワードなるアイテムが存在します。
これは当時メダロットとタイアップを行い、漫画版も掲載していた今は亡きコミックボンボンの懸賞企画でして、各所に隠されたパスワードを全て見つけてハガキで送ることで景品が貰えるというものなのですが、そのうち1つのパスワードの入手方法がカメレオンメダル(正確にはその元となるメダルもどき)を諦める必要があります。
メダロットにおけるメダルとはざっくり言えば伝説のポケモンくらいの希少価値。
全てのメダルが1度しか入手機会が無く、後から再入手の機会はありません。
当時のゲームらしく時期を逃せば手に入らないメダルも少なくなく、このカメレオンメダルはちょうどメダルをあれこれ付け替えて戦略の幅を広げられる時期に手に入るので、これを諦めるということはゲームの楽しみを1つ狭めてしまうことになってしまいます。
そしていやらしいのがこのパスワードの入手法。
メダルもどきは山奥のほこらを調べると入手できるのですが、パスワードの入手法はそのほこらをもう一度調べるというもの。
いやだってみんなやるでしょう、アイテム手に入れた場所をもう一度調べるの。
いつも通りにもう一度調べたらほこらの中にいるナニモノかにメダルもどきをひったくられ、代わりに手に入るのがこのパスワード。
以後何度調べてもメダルもどきは戻ってきません。
うっかりボタン連打をしているだけでもメダルもどきを失いかねないこの仕様ですが、まだ当時ならばそのパスワードを懸賞に贈るという使い道がありました。
ですがこのメダロット、メダロットクラシックスとして今現行でSwitchで発売されてるんですよね。
当時のゲームをそのままベタ移植したものなのでパスワードは健在で、その入手法もそのまま。
最近俺はメダロットクラシックスでプレイしていたのですが、そのことをすっかり忘れていてボタン連打。
お察しの通りメダルもどきは影も形もなくなってしまい、手元に残るのは期限切れどころか雑誌の廃刊でどうしようもなくなったパスワードの断片。
フィットボクシングアニメ化おめでとうございます!!
しかしまぁ時代とはいえよくこのやり方が通りましたよね。
だって当時のゲームボーイがゲームボーイポケットで定価6800円でゲームボーイのソフトがだいたい定価3000円でしたから合わせてだいたい1万円。
そこにゲーム中の貴重なアイテム1つ引き換えにして、そこからさらに懸賞という大きな壁が……。
その懸賞で貰えるものがなんだったのか最早覚えていませんし、調べても出てこなかったので金額や手間や苦労に見合うものだったのかはコメントしかねますが、コンプガチャとか規制されてる現代で同じことしたら注意くらいはされそうです。
そして最後に昔だから許されたんだろうなぁと思うゲームは何度かこのブログで書いたこともあるゲッターラブ。
Nintendo64で発売されたときめきメモリアル+マリオパーティの悪魔合体とでも言うべき本作は、あちこちの女の子に声をかけて1番合計好感度の高い人が勝利というゲーム。
……なんていうか、普通にダメですよね。
意中の女の子のハートを掴むために男ども(プレイヤー)が醜く足を引っ張る姿が大好きだったので、是非とも64アーカイブに来てオンラインプレイ対応して欲しいのですが、それこそ派手に燃えそうな気がするのでたぶん無理なんだろうなぁ。
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