常日頃からお世話になっております。
ケンロクエンです。
おかげさまで第657回です。
みなさんはガイアセイバーというゲームをご存知でしょうか?
戦闘という概念が崩壊したバトルバランス、異常なまでのエンカウント率、無軌道で突拍子も無いストーリー、とんでもなく辛辣なモブ、喋る牛の死骸、ムー大陸……。
そんなゲームを幼少期に買ってしまった俺は、そのゲーム内容や数少ないゲームを購入してもらえる機会をガイアセイバーに使ったこと、買ってもらったゲームが面白くないと親に言い出せない葛藤に苛まれ、生まれて初めてゲームをプレイしながら泣きました。
最初で最後のゲームプレイでの涙を経験し、涙ながらに封印したガイアセイバーですが、それから約10年の後、高校生になった今ならば!と重い封印を解放してプレイし、クリアすることに成功しました。
感想は「やっぱり面白くないな」でした。
というかムー大陸の言葉にはなんかもう怒りが湧いてくるレベル。
なんだよ、カニミノラとモチミノラってよぉ……。
とはいえ10年の楔に決着をつけて幾星霜、ガイアセイバーは俺の中で「かつて俺を苦しめたクソゲー」としてネタ話になっていました。
そんなある日。
友人「ケンロクエンさんガイアセイバーやったことありましたよね?」
俺「そうですね。」
友人「僕買ってきてプレイするんで、横で解説実況してくださいよ。」
俺「貴様正気か?」
こうして始まった過去の怨みつらみをお焚き上げするというガイアセイバー身内向け実況プレイ!
お焚き上げと言いながら俺にとっては過去の古傷をグリグリ抉られているだけなのですが、それでもどうやら名目上はお焚き上げらしいです。
世間ではそれ放火って言うんですよ。
1プレイは1時間!週に1回!というローペースながら戦うこと実に2ヶ月……ついに…ついに!ガイアセイバーをクリアしました!!
実際にプレイしたわけではありませんが、横で解説していてもマジでキツい。
これをチンタラやっていては俺の気持ちが持たない!ということでわざわざ夜勤の休憩時間などを潰して攻略チャートや敵の情報を調べてなるべく早くクリアできるようにしたメモ、通称「ガイアメモ」を作成し、取り逃がしの可能性があるカプセル怪獣「アギラ」を取り逃がさないように各所に追記。
それでも10時間かかったことを考えるとエンカウント率の高さに辟易します。
特に宇宙マップの隠されたコロニーを探すあたりはスタッフ本当に…本当に…!!
ただし大人になって気付けたそのドット絵の美しさ、それだけは手放しで褒められる素敵ポイント。
シャドームーンやαアジール、エレキングあたりのドット絵はめちゃくちゃ綺麗です。
全員モブの雑魚キャラで、びっくりするくらい大量に出てきますけど。
終盤のデナン・ゾンはビームシールドの発光まで考慮した陰のあるグラフィックがとてもカッコいいですよ!雑魚キャラですけどね!
ラスボスのSystemも仮面ライダー、ウルトラマン、ガンダム各世界の意匠を取り込んでいてかつおどろおどろしいラスボスらしい威圧感のあるグラフィックで、描き直したらスパロボ最新作でラスボス張ってても遜色ないレベル。
まぁ特にセリフもないし、攻撃方法は単発攻撃しかないんですけどね。
ついでに言うとSystemさんの後にビックリするくらい空気の読めないウルトラキラーと、家でのんびりしてたら亜空間がリビングと繋がっちゃって、そのままシバかれるヤプールのせいでインパクトが薄れる残念っぷり。
最後までぐっだぐだだったなぁ……。
しかしながらコレで俺を縛り付ける呪縛ともおさらば!
もう二度とやんねぇからよ!
化けて出てくるんじゃねぇぞ!マジで!!
ブログの感想、お題、ネタなどありましたら下記フォーム、「汚泥の投げ入れ箱」
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdpLCbstEQRq4NFUrZib1ij9Ij-OmTVIymYWfzvjbItm7aFsQ/viewform
までお送りください。
また、記事下部の星、Twitterでいいね、RTしてくださるとケンロクエンが小躍りして喜びます!