汚泥の底日誌

文章力向上と自分の書きたいことを書き殴るためのブログです。

第557回 氷属性ブレスって強いの?

常日頃からお世話になっております。

ケンロクエンです。

 

おかげさまで第557回です。

 

火炎を吐き!

雷撃を放ち!

凍て付く冷気で敵を砕く!

 

属性攻撃はファンタジーの花形で、ブレス攻撃ともなればそれはモンスターの象徴。

創作どころか伝承や物語、神話なんかでも口から炎や毒を吐く生物は古今の東西問わず超メジャークラスで、今なお新たな生物が創られていますよね。

 

しかしながらいささかやり過ぎ感も覚えます。

だって火を吹くんですよ?

 

森に住む生き物が火を吐いて、森をそのまま焼き尽くしたら、明日からホームレスならぬフォレストレス。

いかに自分の身を守ったりするのに必要とはいえ、普段使いが非常にピーキー

 

じゃあそんな生物いないのか?と言われると実際にいるのが大自然のヤバいところ。

ミイデラゴミムシという虫は100℃近い高熱のガスを噴出する能力を持っています。

さすがに普段から体内にそんな高熱ガスを溜め込んでいるわけではなく、複数の物質を体内に溜め込み、それを有事の際に敵に向かって噴射!

混ざり合った物質が化学反応を起こし100℃のガスに変質!

そんな具合なんだそうです。

 

まぁこのミイデラゴミムシのガスはケツから出るんですけどね。

 

ともかく高温のガスではありますが、そういった武器を持った生物がいることは事実です。

 

次に電気。

これはみなさんご存知のデンキウナギが有名ですね。

さすがにブレスとしてブッ放す生物はいませんが、電気を攻撃に用いる生物自体は有名そのもの。

 

というか基本的に生き物が脳からの電気信号で動いていることを考えると、生物は皆電気属性と言えなくも無いですね。

 

しかしこれをブレスにしてブッ放すのは本当に大変そうです。

なんせ電気に指向性を持たせて、それも敵を攻撃できるレベルのものを発射できたら強すぎますからね。

電気の速度が光と遜色ないレベルなので、光速に近い致死性のブレスになってしまいます。

 

クソチートですね。

 

考えられるとしたら液体電池のような蓄電性のある液体を吐きかけるパターンですが、かかったらビリビリ痺れて動けなくなる液体となると、毒属性と被りそうです。

うーん…使い所が難しい。

 

最後に氷属性ですが……。

コレ無理じゃない?

 

というのも敵を一瞬で凍りつかせるというのがまず難しい。

液体窒素のような超低温液体を吐きかけることになるのでしょうけど、液体窒素触ったことある人なら経験あると思うんですが、アレちょっと触ったくらいだと全然大丈夫なんですよね。

 

考えてみたら当たり前なんですけど、液体窒素ってだいたい-200℃くらいなんですよ。

そんで人の体温が36℃くらいあるわけじゃないですか。

その温度差236℃!

あっという間に沸点に達してしまい、凍らせる前に蒸発してしまうわけです。

 

もちろん花とかを漬けてバラバラにする動画よろしく大量の液体を吐きかけていけば可能性はありそうですが、生き物の体は自力で熱を作り出しますし、それを氷漬けにするのはかなりの手間。

しかも敵は逃げ回りますから、それに向かって当て続けるのも至難の技!

 

超高速で敵を追いかけ回しながら、マーライオンみたいにゴボボボボー!っと大量の超低温液体を吐きかけるモンスターはなんか……かっこよくないなぁ。

そもそもどうしても超低温液体に頼るなら、噛み付いて蛇の毒みたいに牙から体内に流し込むとか至近距離で吐きかけるとか……ブレスの利点がないなこりゃ。

 

さらなる問題点としまして、みなさん氷属性を使う敵ってどんなところに住んでいるのを想像しますか?

多くの人が極寒の地、吹雪吹き荒ぶ霊峰なんかを想像したと思います。

そういうところに住む生物って……寒さに強いんですよね。

 

長い体毛や分厚い脂肪で外からの冷気を、体内から出て行く熱をシャットアウト!

そんな生物がバンバン住まう世界であえて冷気で挑むってハードモード過ぎませんかね!?

 

超低温液体と一緒に水を飛ばして氷の刃で攻撃とかの方がまだ可能性がありそう。

 

クソっ!どうやったら氷属性ブレスが強くなれるんだ!?

考えました…考えて、考えて、考え抜きました!!

そして!思いつきました!

 

過冷却というのをご存知でしょうか?

静かにゆっくり冷やした水は0℃になっても凍らず、それ以下の温度まで冷やすことができます。

その氷始める温度より低い状態になったことを過冷却というのですが、この過冷却状態にある水を注いだり、ドン!と衝撃を加えると一気に凍りつくのです。

 

これだ!これしかない!

 

体内で作り出した過冷却液体を相手の顔面に向かって噴射!

顔にかかった過冷却液体は衝撃で凍結をはじめ、相手の鼻腔や口腔を覆い窒息させる!

目にかかれば視界を塞ぎ、体に当たっても氷の重石が動きを阻害する!

少しずつ動きが鈍り、視界を塞がれたところにゆっくり忍び寄り、ダメ押しの過冷却ブレスで文字通り息の根を止める……。

 

これだ!これができれば氷属性ブレスは超強い!

外しても滑る氷のトラップになるし、火炎のように森も焼かない!

エコでクリーンで必殺技!

 

コレが氷属性ブレスの新定番だ!!

 

 

 

いやエグいな。

 

 

 

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